ギアス関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:58 UTC 版)
「コードギアス 反逆のルルーシュ」の記事における「ギアス関連」の解説
ギアス嚮団 ギアス能力者を誕生・研究するべく、シャルルが結成した秘密組織であるとされている。あくまで武装組織ではなく、被検体であるギアス能力者と研究員で構成されている。しかし、数百年前ギアスのコードを授かった頃のC.C.の回想シーンで既に、史実のカトリック教会の十字架がギアスのシンボルマークに入れ替わった体裁で描写される「嚮会」が登場しており、その嚮会の修道女こそがC.C.の先代コード保持者であった。 最高権力者である嚮主にはC.C.のような不老不死のコードを持つ者が祀り上げられ、マリアンヌの死後はV.V.がC.C.の跡を継いで嚮主となっている。その存在は一般には徹底的に秘匿されており、嚮主が代替わりすれば本部そのものが丸ごと移動される。V.V.が嚮主となってからは、中華連邦領土内に本拠地を構えていた。 内部には思考エレベーターが存在する黄昏の間に通じる、黄昏の扉と呼ばれる石扉が存在し、ここを通じて皇帝直轄領とされたギアス関連の遺跡に行き来することが可能。 シャーリーがギアスに翻弄され命を落とした事に憤慨したルルーシュの命により、黒の騎士団零番隊の手で急襲、本拠地内にいた研究員・実験体は徹底的に抹殺され、施設も破壊、完全に殲滅された。 第二次トウキョウ決戦の最中に嚮団の生き残りはシャルルに付き従い、神根島に入ったが、スザクとシャルルが対面した際に死亡している描写がなされており、これが嚮団に関連する最後の描写となっている。ファルラフ ギアス嚮団の分派にあたる組織であり、ジルクスタン王国を拠点としている。C.C.が嚮主だった頃、300年以上前に別れた組織でC.C.やV.V.と違うコード継承者をトップとしていた。 現在はシャムナがコードを継承しており、ジルクスタン王国の指導者と兼任している。詳細は不明だがジルクスタン独自の宗教組織として存続し、祈りの際にはジルクスタンの返礼と同じく両手で手を覆う。 思考エレベーター(アーカーシャの剣) シャルルが普段身を置いている、神殿のような仮想空間の名称。その実態はシャルルがラグナレクの接続を成し遂げるために作り出した、人間の思考に干渉するシステムそのものを指す。シャルルは「神を殺す武器」と形容している。 ルルーシュの操る蜃気楼により一度破壊されるが、その後で神根島の遺跡に残されたシステムにより修復され、機能を復旧する。しかし、ルルーシュが集合無意識に「時の歩みを止めないでくれ」というギアスをかけて結果的に殺したことで思考エレベーターは完全に崩壊し、シャルルたちの計画は阻止された。 Cの世界 生死に関係なく、人の心と記憶が集まる世界(集合無意識)。シャルル、V.V.、マリアンヌらからは「神」と呼ばれている。 ルルーシュが神にギアスをかける形で殺した結果、Cの世界の法則そのものが乱れてルルーシュがシャルルからV.V.のコードを意図せずに継承しながらもギアスを使用できるほか、シャムナの先読みのギアスがコード継承に伴って変質するなどの事態が起こる。他にも、シャルルとマリアンヌの欲望の残滓が楔となって、人々の意識を押し留める事態になる。更にコード継承者のC.C.でさえ、門を使わねばアクセスできない状態になった。 ラグナレクの接続 シャルルやV.V.が幼少時より悲願としてきた、「嘘のない世界」を創生する計画。思考エレベーターで人間の思考=Cの世界に干渉し、不老不死のコードの力を使って全人類を集合無意識へと回帰(個人の意識と全人類の意識を強制的に共有)させるというもの。接続が完了すると、全人類が他人に思考をさらけ出す状態となり、さらにはCの世界に残る、過去に死んだ人間の記憶や思念までもが感知できるようになるとされていた。また、バトレー・アスプリウスも部下からの報告で、この計画に気付いていた。 C.C.、V.V.のコードが揃った事を期にシャルルによって計画が開始されたが、ルルーシュがCの世界そのものにギアスをかけたことで計画は潰えることとなった。 ラグナレクとは北欧神話において神々と巨人族が争う世界終末戦争を指し、神々の黄昏ともいう。
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ギアス関連
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「コードギアス 双貌のオズ」の記事における「ギアス関連」の解説
クララ・ランフランク / クララ・ランペルージ 嚮団に所属するギアスユーザーの一人で、かつての同胞だったオルフェウスのことは「お兄ちゃん」、嚮主V.V.のことは「パパ」と呼ぶ。言葉遣いは無邪気ながら、その本性は極めて自己中心的で、他人が苦しみながら死ぬのを楽しむ残忍な性格の持ち主。被験体としての形式番号は「Q-32」。 オルフェウスやエウリアが嚮団にいた時期、実験を受けた直後に逃亡した所を彼らと出会っており、その時オルフェウスに手渡された帽子を現在も大切にしている。後にオルフェウスやエウリアと共に嚮団から脱走したが、彼らを裏切って嚮団にオルフェウス達の潜伏先を密告(この時、トトが一緒に行動していたようだが、密告を止められなかった)。その結果、潜伏していた村の住民達は虐殺され、オルフェウスはエウリアを失う羽目になっており、故にクララもオルフェウスにとって復讐の対象となっている。 彼女のギアスは「目視した人間の名前を叫ぶことで対象の肉体の自由を奪い、意のままに操る」というもので、これを利用し嚮団にとって邪魔となる人物を暗殺してきた。その仕組みの都合上、暗闇などで相手の姿を正確に認識できない場合、または名前を間違えている場合は発動できない。ギアスの発動時にはロロと同様に右目にギアスの紋章が浮かぶ。嚮団側からは、ギアスの被験体としては「出来損ない」として扱われていた様である。また、『R2』劇中には彼女と似た性質のギアスを持つ子供が登場する。 V.V.の命でエリア11に派遣され、ルルーシュの監視役として偽りの妹「クララ・ランペルージ」を演じることになるが、彼女自身にルルーシュを兄だと思う気持ちは無く、自分にとっての兄とはオルフェウスであると明言している。エリア11に向かった後、グリンダ騎士団として訪れたオルドリン、任務で潜入したオルフェウスの双方に興味を持ち、独自に接触。自分の思い通りにならない腹癒せに、オルドリンにオルフェウスとの関係を暴露してギアスで自殺させようとしたが、オルドリンと思っていた人物の正体は、彼女に姿を見せかけていたオルフェウスで、最後は自らの本性を知った彼に、ギアスの弱点を突かれる形で射殺された。死の寸前、オルフェウスを道連れにギアスを使おうとしたが、容赦無くとどめを刺されている。 彼女の死により、後任としてロロが派遣されることになった。 エウリア オルフェウスの恋人だった少女で、かつては彼と共にギアス嚮団で被験体にされていた。オルフェウスやトト、クララと共に嚮団を脱出し、その後はある村でひっそりと暮らしていたが、クララの裏切りによって居場所を密告されてしまった結果、プルートーンの襲撃により、オルフェウスの目の前で村人共々殺されてしまう事になった。彼女の死はオルフェウスの心に深い傷を残し、彼がプルートーンに復讐する決意をする切っ掛けとなっている。なお、クララからはオルフェウスを奪う存在として邪魔に思われていたようである。 作中では明言されなかったが、彼女のギアスはマリアンヌの物と同じく、自らの死に伴って発現する物である事がツイッターで明かされた。ギアス能力は特定の物質に自分の記憶を宿すものであり、オルフェウスが彼女の形見として持っている髪紐や村にある彼女の墓標に、その記憶が宿っている。それを通じてオルドリンも、間接的にエウリアに出会っている。
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ギアス関連
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「コードギアス 双貌のオズ」の記事における「ギアス関連」の解説
V.V.(ヴイツー) シャルルの双子の兄にして、ギアス嚮団の現嚮主。元々皇族の生まれであることから、オルフェウスやオルドリンも知らない2人の出自の詳細、そしてジヴォン家の裏の姿をオイアグロ以外で詳しく知っている、数少ない人物。『無印』の終盤にてマリーベルと接触し、彼女と契約を行い「絶対服従」のギアスを与えた。 『02』では、ギアスを与えたマリーベルが、オルフェウスを筆頭騎士として従わせ続ける事を不満に思っているらしく、ジェレミアを差し向けてギアスキャンセラーで記憶を取り戻させようとしていた模様。 ジェレミア・ゴットバルト 『02』より登場。元・ブリタニア軍所属の軍人で、現在はV.V.の私兵として戦う。エリア24の「マドリードの星襲撃事件」から数日後に政庁を襲撃し、マリーベルの筆頭騎士であるライアー(オルフェウス)と交戦するが、彼がギアスで操られている事に気付き、ギアスキャンセラーをかけている。しかしバイザーが原因で、不完全ながらも遮断された事で、ライアーがオルフェウスとしての記憶を完全に取り戻す事は出来なかったが、僅かながらに覚えていたエウリアが、面影のあるマリーベルとは別人であった事に気付く等、断片的ながらも記憶を取り戻す「鍵」を知る切っ掛けになっている。この時、ライアーを庇ったマリーベルにはギアスキャンセラーが直接かかり、彼女がシャルルから受けていたギアスの効力が解ける。マリーベルがギアス能力者である事も知っており、ルルーシュ以上にギアスを使う事への躊躇いが無く、自分に絶対服従する私兵集団を結成した彼女を「力に溺れた人間細工魔女」と酷評している。
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