コノエナイツとは? わかりやすく解説

コノエナイツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:26 UTC 版)

コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「コノエナイツ」の解説

シャルルによってナイトオブセブンに任命されスザクが、シャルルより直々に命じられたユーロ・ブリタニアへの査察という初任務を終えて帰国した直後、シュナイゼルの意向によって「ペテルブルクでの任務完遂褒美」と称して編成されスザク直属親衛隊このため皇帝直属ナイトオブラウンズたるスザク親衛隊ありながら、「コノエナイツ」の名称自体は彼自身命名したものの部隊編成人選はシュナイゼルの意向という、ナイトオブラウンズ親衛隊としては異質な存在であり、スザク本人内心では配下に付けられたシュネーやレドのことを「自分の首に付けられた鈴」という印象抱いていたが、次第上官部下という関係をしっかりと築いていく。 シュネー・ヘクセン シュナイゼルの意向により、コノエナイツの一員となった若手騎士ブリタニア名門貴族でユーロ・ブリタニアの貴族とも交流を持つ「ヘクセン家」の出身で、ナンバーズへの差別意識も強いが、あくまで両親周囲影響よるもの当初ナンバーズ出身スザク良く思わず、彼がラウンズ任命されたことも快く思えなかった、スザク提案とそれを受けたシャルルによって行われたスザクのナイトオブセブン拝命異を唱える者との決闘」にてレド共々スザク常識離れした実力を目にし、得体の知れない恐怖抱いた。だが、ヨーロッパでE.U.軍やユーロ・ブリタニアの残党勢力との戦いの中で何度もスザクに命を助けられるにつれて差別意識薄れスザクに強い忠誠心尊敬の念を抱くようになる一見すれば分かりやすいブリタニア貴族ではあるが、実際に命を賭けて戦う戦場にいる自身領地屋敷にいる両親との間で『貴族責務』に対す認識では口論となり、領地利権問題硬直姿勢にある父に憤るといった若さ故の血の気も多いとはいえ貴族責務』や救われ恩義などには報いるなど、良くも悪くも周り影響を受けやすいが基本的に誠実な少年である。 第二次トウキョウ決戦にも参戦したが、スザクが「決し使わない」と誓っていたはずのフレイヤトウキョウ租界消し飛ばしたことで、レド目前で失う。決戦後、フレイヤ使用について弁解すらしなかったスザク、そしてフレイヤ開発使用したブリタニア軍信じられなくなり、軍を退役した帰国後はレド決戦前に残した言葉従い彼の私室訪れ彼の本当任務を知ると同時に諜報活動レポート記録されているデータディスク入手するルルーシュ皇位簒奪後に行った改革によって貴族制度は廃止されたが、ヘクセン家はシュネーが卓越した経営手腕実家支えたことが功を奏し、他の多く貴族異なり没落免れたレド形見となったデータについては「中身全て閲覧すればコノエナイツが終わってしまう」ことを予感して確認躊躇していたが、未来へ進むためにディスク中身を検め、レド生前調べ上げたスザクギアスに関する機密情報について知った光和2年東京再訪し、フレイヤ被災慰霊碑前にニーナ語らった後、偶然見つけた『カフェ・ゼロ』にてベニオたちと知り合う漫画版復活のルルーシュ』にも登場し、ナナリー拉致事件の後にジルクスタン王国への潜入調査に向かうカレンたちの前にシュナイゼルの紹介現れて、民間人立場からカレンたちのジルクスタンへの潜入の手引きを任される道中飛行機の中でカレンたちに、第二次トウキョウ決戦戦死したレドが遺したデータディスク内容から現在のゼロ正体スザクであることを察しており、今回依頼引き受けたのはゼロスザク)に、第二次トウキョウ決戦の後にフレイヤ使用したスザク軽蔑し罵倒してしまったことを謝りたいからだと語った搭乗機は、精密狙撃特化したサザーランド・カスタム。中華連邦クーデター後はヴィンセント・グラムのデータフィードバックしたヴィンセント・スナイプに搭乗するレド・オフェン シュナイゼルの意向により、コノエナイツの一員となった庶民出身若手騎士で、シュネーとは歳が近いこともあって前々から親しい関係にあった庶民出身故に実力のない貴族達から妬まれていたことがあり、スザクラウンズになったことも特に不平不満漏らさず達観している。その出自ゆえに誇りや名誉を重視せず「無様でも生き残った方が良い」という考え持ち結果として貴族矜恃血筋拘りがちなシュネーのブレーキ役を務めているなど、彼に比べて大局的な物の見方出来人物また、スザクラウンズになったに対して何らかの理由があると好奇心を抱く一方で時としてシュネーを茶化すような態度出たり逆に彼からアイダホ屋敷招待された時は断るという、他者興味はあるが自身他者との距離を置こうとする相反する面を有している。 表向きは「庶民出身ながら軍学校にて成績優秀だったため、若くして騎士へと抜擢された」という、庶民出の者としては順当なサクセスストーリーそのもの経歴有しているが、それはレド真の上司であるカノン手駒として有効活用するために巧妙に偽造したのである真の出自ある意味ナンバーズ以上にどん底中のどん底生まれで、物心ついた頃には父親は家におらず、母親酒浸りでかつ男遊び夢中で遊ぶ金欲しさに息子レド少年を好むような貴族金持ち相手男娼として働かせるような父親上のろくでなしであった。そのため、当初自分境遇を普通と感じ受け入れていたが、10代の頃には早熟に自分境遇劣悪であることと、自分を抱くような貴族が表に出せない裏事情抱えており、それをしかるべきところに売ればいい金になる気付く。しかし、自分だけでは集められる情報限られていることから、同じ境遇男娼たちと「チーム」を結成し貴族不正などをリークして金を稼いでいく。いつしか裏社会ではレド本人知らない内に「姿を現し貴族破滅させては、事が終わるとすぐに煙のように消える」ということから「幻影毒牙(シャドウ・ヴェノム)」の異名噂され存在となった。 やがて、自分だけが日陰者人生から抜け出すには十分な大金を稼ぐのには成功するものの、「チーム全員嫌なことを嫌と言えるまともな人生送れるようになるにはまだまだ足らない」として働き続けていたが、顔が割れたチーム面々自己保身のためにあっさりと裏切りその事実に衝撃を受けながら殺されかけたところをカノン救われ、その才能見込まれ部下として働くという条件付きカノン部下取り立てられこれまでの行為も「腐敗貴族一掃できた」としてから不問にされる。これにより、皮肉にも裏切られおかげで完全では無いながら日の当たる場所出られ自身も「最初から一人でやっていた方が上手くいっていたのではないか」と思うようになった。 しかし、その後結局は以前同じようスザクやシュネーの知らないところでスザク対すスパイ活動行っており、スザク本人のみならず彼が接触図った相手カノンがその存在察している超常的な力(ギアス)をも調査対象としている。このため本心では自身仲間として大切に思ってくれているシュネーに対して「俺はお前の仲間を名乗れる奴じゃない」という罪悪感抱き、「結局自分日の当たる場所本当の意味出ていない」と苛立ち覚えるが、コノエナイツとしての日々を送るうちに初め純粋に生きたい」と願うようになる第二次トウキョウ決戦最中秘密裏潜入した政庁にて機密情報局ギアス関連する情報を得るが、心に芽生えていたスザクとシュネーへの友情からその情報握り潰すいずれはこの背信がシュナイゼルに露見し粛清されであろうことを予測し、シュネーに「僕に万が一のことがあったら、僕の部屋引き出し開けろ」と伝えた直後スザクによって放たれフレイヤ効果範囲からシュネーを身を挺して逃がし機体ごとフレイヤの光に飲み込まれ戦死した搭乗機は、近距離戦に特化したサザーランド・カスタム。中華連邦クーデター後は、同様のカスタマイズがされたヴィンセント・ブレイズに乗り換える。

※この「コノエナイツ」の解説は、「コードギアスシリーズの登場人物」の解説の一部です。
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