ヘクセン家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:26 UTC 版)
「コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「ヘクセン家」の解説
アイダホに領地を持つ貴族で、そこの一角に屋敷を構えている。シュネーの実家であるが、ブリタニアに当たり前のように存在するナンバーズへの差別意識が染みついている家系であり、当初はシュネーもその影響を大いに受けていた。 ヒンメル・ヘクセン シュネーの父で、ヘクセン家の当主にしてアイダホのヘクセン領を治める領主。シュネーがスザクを実家に招待した当初は相手がナイトオブラウンズである手前、笑顔で歓迎する様子を見せたが、スノウが自身が普段口にしている本音を明らかにしたことで、スザクにこれが不敬罪にあたるのを承知の上で「ナンバーズに心から敬意を払うことは出来ない」と語り、さらにはこれに反感を露わにしたシュネーから自身が領地や領民を守るという領主としての矜持を「一度も戦火に晒された事が無い領地で民を守るというのは、口先だけで実体が無いのと同じ」と批判された。その後、ゼロの復活に触発されたブリタニア人のテロ組織がボイシの議会場を占拠する事件が起こり、サザーランドを10数機有する相手に地元警察では手が出ないという状況下で領主としての矜持から「安易に軍には頼らず、自分の手で何とかしなければ民に示しがつかない」と考えるも、テロ組織をどうにかする手だてが無い中で、独断で動いたスザクやコノエナイツによってテロ組織は一掃され、しかもKMF同士の戦闘があったとは思えないほど市街地の被害が抑えれていた結果を前に、スザクに対して「感謝と詫びを尽くさねばならない」とその印象を大きく変えた。 その後、皇帝に即位したルルーシュの政策の一つである貴族制度の廃止によってヘクセン家は貴族ではなくなるが、貴族だった頃からアイダホの民衆に善政を行っていたことと、軍を退役して実家に戻ってきて自身の補佐を行うシュネーの経営手腕の高さによって、他の元ブリタニア貴族とは違って既得権益を奪われても没落や財政破綻になることもなく、ヘクセン家の維持に成功している。 エーゲラ・ヘクセン シュネーの母で、ヒンメルの妻。当初は夫に合わせてスザクに愛想笑いを浮かべていたが、スノウの発言以降はスザクを歓迎していない本心を露わにし、これに反感を露わにしたシュネーを制止するも、一喝されて引き下がった。なお、スザクは彼女があっさり引き下がったことについて、彼女が気弱なのではなくシュネーが声を荒げて反論すること自体が皆無であったからだと考えている。 スノウ・ヘクセン シュネーの妹で、ヒンメルとエーゲラの娘。シュネーと同様に両親のナンバーズを差別する価値観に染まっており、その両親がスザクに愛想良く接するのを前に「どうしてイレブン相手にかしこまっているの?」と口にしたことがきっかけで両親の本音が露わになり、直後のシュネーとヒンメルの口論が起こるきっかけを作った。しかし、テロ組織との戦闘の末にスザクとシュネーが生還したことで、スザクに対して先の無礼を詫びたり、また彼が兄の事をしっかりと見てくれていることを知って素直に喜ぶなど、父や兄と同様に良い意味での精神的な変化を見せた。
※この「ヘクセン家」の解説は、「コードギアスシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「ヘクセン家」を含む「コードギアスシリーズの登場人物」の記事については、「コードギアスシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- ヘクセン家のページへのリンク