聖霊
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聖霊(せいれい、希: Άγιο Πνεύμα、羅: Spiritus Sanctus、英: Holy Spirit、主にカトリック教会やプロテスタントでの呼称。日本正教会では聖神゚:せいしん[注 1][1])は、キリスト教において三位一体の神の位格の一つ[注 2][2][3]。聖霊について論じる神学を聖霊論という。
注釈
- ^ 「神゜」は「神」に半濁点の「゜」(ただし厳密には半濁点ではない。詳細は「天の王」を参照。
- ^ a b 神゚は「神」に半濁点の「゜」をつけたもので、唯一神と区別するために付す。
- ^ 希: Άγιο Πνεύμαは「聖なるプネウマ(霊)」、英: Holy Spiritも聖なるスピリット(霊)」であって、「精」の字(「精霊」)は教会で使われないのみならず、語義的にも不適切である。
- ^ 聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、「第一に、第二に、第三に」「一つには…、二つには…、三つには…」といった数え方・言及の仕方を三位一体に適用することに批判的である。彼はその根拠として、マタイによる福音書28章19節を挙げ、そこでイエス・キリストが「父と子と聖霊」を述べる際に数を伴わせていない事を挙げている。
- ^ (hypostasis):古典ギリシア語再建音からはヒュポスタシス、現代ギリシア語からはイポスタシスと転写し得る。
- ^ 転写:ペルソナ
- ^ (Pneumatomachoi):古典ギリシア語再建音からはプネウマトマホイ、現代ギリシア語からはプネヴマトマヒと転写し得る。
出典
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- ^ “聖ホセマリアの文章による聖霊への十日間の祈り”. OPUS DEI. 2018年5月28日閲覧。[要ページ番号]
聖神
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光の獅子(ひかりのしし) 声 - 峰恵研 第一界層の聖神。老人の姿をしてワタルに近づき、心の強さを試す。ワタルに龍神丸を獅子龍神丸に変身する力を与えた。 炎のフェニックス(ほのおのフェニックス) 声 - 冬馬由美 第二界層の聖神。ワタルに龍神丸を鳳凰龍神丸に変身する力を与え、シバラクに戦神丸を回転翼で飛行できる能力を与えた。 黒鋼の剣王(くろがねのけんおう) 声 - 大友龍三郎 第三界層の聖神。折れた剣王の剣を過去の創界山の聖なる森に治めたワタルに、剣が修復するには長い年月を有することを告げる。ワタルに龍神丸を剣王龍神丸に変身する力を与えた。 月の女神ルルナ(つきのめがみルルナ) 声 - 高橋美紀 第四界層の聖神で、界層のボスであるフリザベートの実姉。ワタルに龍神丸を月光龍神丸に変身する力を与えた。 氷河の白虎(ひょうがのびゃっこ)/ タマ 声 - 菊池正美 第五界層の聖神。アンコクダーの魔力で懐かしの流行ギャグを連発するノラ猫の姿にされ同時に記憶も失っていた。自分の得になると考えワタル達の旅に同行するが、界層のボスであるゼロワンの戦いで元の聖神の姿に戻り、ワタルに龍神丸を白虎龍神丸に変身する力を与えた。元の姿に戻ってからも、タマとしての記憶は残っている様である。また、超魔神龍神丸の変身シーンでタマの姿が確認されている。 雷の銀狼アクア・マリン(いかずちのぎんろうアクア・マリン) 声 - 林原めぐみ(アクア)、松野太紀(マリン) 第六界層の聖神。兄妹である。ツボヤッキーの攻撃で弱ってしまい、ワタルに協力できる力も残っていなかった。そのため、龍神丸を銀狼龍神丸に変身する力を与える代わりに、その頭部である「雷神の兜」をワタルに授けた。
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「聖神」の例文・使い方・用例・文例
- 労働は聖神なり
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