聖神社 (秩父市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 18:12 UTC 版)
聖神社(ひじりじんじゃ)は、埼玉県秩父市黒谷に鎮座する神社である。秩父盆地の中央部やや北寄りに聳える簑山から南西にかけて延びた支脈である和銅山山麓に鎮座し、簑山を水源とする川が流下する社前は和銅沢(旧称銅洗沢)と称されている。西暦708年(慶雲5年)に自然銅が発見され、和銅改元と和同開珎鋳造の契機となった神社とされる。旧村社。
- ^ 『続日本紀』和銅元年正月乙巳(11日)条。
- ^ 『秩父郡神社明細帳』。
- ^ a b c d 『埼玉県の地名』。
- ^ 1塊は長さ2寸3分(約7センチ)・幅1寸5分(約4.5センチ)・厚さ1寸(約3センチ)・重さ120匁(約450グラム)であり、もう1塊は長さ1尺8寸7分(約57センチ)・幅6寸(約18センチ)・厚さ1寸5分・重さ4貫700匁(約18キロ)(『秩父郡市神社誌』)。
- ^ a b c d e f 千嶋寿「聖神社」(『日本の神々』所収)。
- ^ a b 秩父市教育委員会事務局文化財保護課. “和銅採掘遺跡”. 秩父市. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 秩父市教育委員会事務局文化財保護課. “黒谷銅製錬所阯”. 秩父市. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 秩父市教育委員会、秩父市の文化財「飯塚・招木古墳群」。
- ^ 『角川日本地名大辞典』。当地方を霖雨が襲った時に命がこれを止めんと登山して祈願したといい、その際に着ていた簑を山頂の松に掛けた事によって「簑山」と呼ばれるようになったという。
- ^ 吉田東伍『増補大日本地名辞書』武蔵国秩父郡条、冨山房、1980年(昭和55年)。
- ^ 『埼玉県報』《告示第729号》「秩父郡原谷村聖神社ヲ神饌幣帛料供進神社ニ指定」。
- ^ 秩父市教育委員会、秩父市の文化財「黒谷の獅子舞」。
- ^ 秩父市教育委員会、秩父市の文化財「聖神社社殿」。
- ^ 秩父市教育委員会、秩父市の文化財「蕨手刀」。
- ^ 1体は長さ5寸4分3厘(約16センチ)・幅3分5厘(約1センチ)・厚さ1分8厘(約5ミリ)・重さ17匁(約64グラム)・節足21節(右12本目と左15本目を欠落)であり、もう1体は幅・厚さ共に略等しく長さ4寸8分3厘(約15センチ)・重さ13匁(約49グラム)・節足19節(『秩父郡市神社誌』)。
- ^ 『角川日本地名大辞典』。
- ^ 若尾五雄「百足と金工」(『日本民俗学』第67号、1970年(昭和45年)所収)。
- ^ 谷川健一『青銅の神の足跡』(小学館ライブラリー69)、小学館、1995年。
- ^ 田島桂男「赤城神社」(『日本の神々』所収)。
- 1 聖神社 (秩父市)とは
- 2 聖神社 (秩父市)の概要
- 3 祭神
- 4 社殿
- 5 参考文献
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