回転翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:58 UTC 版)
ある軸を中心に回転して相対速度を得る翼を回転翼という。揚力を発生する原理そのものは固定翼と変わらないが、翼自体が回転することで(も)周囲の流体との相対速度を得られる(すなわち、揚力を得られる)という点が異なる。 一般に回転翼と呼ばれるものは、回転軸が細長い翼状物体の一端にあるもので、ヘリコプターのローター・飛行機や船のプロペラ・カエデの種子などのようなものを指す。この場合、回転軸側と先端側で流れの速度に差ができ揚力の差となるため、揚力差の軽減を目的に、ねじりを付ける・位置によって翼型を変えるといった対策が採られることが多い。詳しくはプロペラ・ローター・タービンを参照。 一方、このような円盤面内運動でなく水車のような回転をする翼も存在する。こうしたものは、あまり回転翼とは呼ばれることはない。 世界一長い翼幅 今のところアントノフAn-225ムリーヤという航空機(88m)が世界一長い。 大体普通の飛行機の翼幅は60m
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「回転翼」の例文・使い方・用例・文例
- ヘリコプターの回転翼の回転を見ていて、彼女はめまいがした。
- 飛行中、オートジャイロは動力を使用しない回転翼で支えられている
- (ジェットエンジンのコンプレッサにあるような)回転翼の刃
- ヘリコプターの主要な回転翼を回転させる軸
- 飛行機の尾翼に取り付けられて水平にコースを変えるのに使われる蝶番のついた垂直な回転翼
- 蒸気が回転翼に当たって回すタービン
- 尾部ローターという,回転翼機に設置する回転翼
- 回転翼は,それぞれ長さ61.5メートルで,重さは18トンである。
- その風車は高さ71メートルで,直径22メートルの回転翼がついている。
回転翼と同じ種類の言葉
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