回転翼機として稀有な脱出機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:55 UTC 版)
「シコルスキー Xウイング」の記事における「回転翼機として稀有な脱出機構」の解説
また、同時代の回転翼航空機として特異な特徴として乗員のみを座席から切り離す、後の時代のカモフ・Ka-50の射出座席とも異なる「スタンリー・ヤンキー摘出システム」 と呼ばれた非常脱出装置一式を備えていた。脱出手順は、主回転翼の羽根を切断する為に活性化(アクティベーション)された分離ボルトが発火し分離が開始されるのと連動し、適切な時機〔タイミング〕に航空機の操縦室の天井の脱出口パネルもまた同様に火薬の爆発作用により吹き飛ばされ、2名ないし3名の乗員はこの Yankee (ヤンキー)システムと呼ばれたロケット装置により、コックピットの座席から“乗員のみを”引き抜かれた。したがって、乗員は背負い式の落下傘 を身に付けることが前提になる。
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