【アントノフ】(あんとのふ)
Antonov Design Bureau.
1946年にO.K.Antonov(オレグ・コンスタンチノヴィッチ・アントノフ 1906~1984)によって設立された、旧ソ連の航空機設計局のひとつ。
ソ連崩壊により、現在はウクライナに本社を置く航空機メーカーとして、軍用輸送機を中心に生産・販売している。
小型複葉機のAn-2/3や、極地用輸送機An-72など、開設初頭からソ連軍向けの輸送機を数多く送り出し、使い勝手が良いために今なお現役の機体も数多くある。
ラインナップが豊富で輸送機のいかなるサイズをも網羅しているが、特筆すべきは大型機。
アメリカ軍のC-5に相当するAn-124や、世界最大の六発ジェット輸送機An-225を作り出す実力で、世界最高の大型輸送機メーカーと称しても過言ではない。
現に旧ソ連の航空機メーカーの中では唯一、西側の経済援助を必要とせず、技術的な優位を持っている会社である。
主な機種(カッコ内はNATOコード)
アントノフ
アントーノフ
(アントノフ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 21:45 UTC 版)
アントーノフ、アントノフ(ロシア語:Антоновアントーナフ;ラテン文字転写の例:Antonov)とは、アントニウスやアントンに由来するロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語の姓である。これは男性形で、女性の場合はアントーノヴァ(Антоноваアントーナヴァ)となる。
人名
- ヴラジーミル・アントーノフ=オフセーエンコ(1884年 - 1939年) - ロシアの革命家。ボリシェヴィキの指導者の一人で、1917年の冬宮襲撃を指揮した。
- アレクサンドル・アントーノフ(1888年 - 1922年) - ソビエト連邦の反ボリシェヴィキ指導者。1920年にタンボフ州でアントーノフの反乱を起こした。
- アレクセイ・アントーノフ(1896年 - 1962年) - ソ連の軍人。ソ連の最高勲章である「勝利勲章」を授与された唯一のソ連軍人。
- オリェーク・アントーノフ(1906年 - 1984年) - ソ連(現ウクライナ)の航空機設計者。アントノフ設計局の創始者で、同局は世界最大の実用飛行機An-225ムリーヤをはじめ多くの航空機を開発した。
- セルゲイ・アントーノフ(1915年 - 1995年) - ソ連の小説家。代表作に『街道を自動車が行く』『ペニコヴォの出来事』『色とりどりの石』などがある。
- セルゲイ・アントノフ(1983年 - ) - ロシア出身のチェロ奏者。2007年のチャイコフスキー国際コンクールチェロ部門優勝者。
企業名
- ウクライナの航空機メーカーO・K・アントーノウ記念航空科学技術複合体(ANTKアントノフ)の通称。
- ウクライナの国営企業アントーノウ国営合同(NOアントノフ)の通称。
アントノフ
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