補給線とは? わかりやすく解説

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ほきゅう‐せん〔ホキフ‐〕【補給線】

読み方:ほきゅうせん

前線後方兵站(へいたん)基地とを結ぶ、兵員弾薬食糧などの補給のための交通路

「補給線」に似た言葉

兵站

(補給線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 13:37 UTC 版)

兵站(へいたん、英語: Military Logistics)は、軍事学上、戦闘地帯から見て後方のの諸活動・機関・諸施設を総称したもの[注 1]戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給整備兵員展開衛生、施設の構築や維持などが含まれる。


注釈

  1. ^ 世界大百科事典:兵站【へいたん】[1]
  2. ^ 但し出典については明らかでなく、諸説ある。
  3. ^ これは軍事学だけではなく、ソープの例に倣えば映画などにおけるプロデューサーの役割とも言える。
  4. ^ 1991年からの湾岸戦争ではアメリカ軍は総計40,000個の海上コンテナを湾岸地域へ送り、港では中身の判らない半数ほどのコンテナを開封して中身を確認してから陸上の補給線へと送り出していた。このため終戦時に約8,000個のコンテナが中身の判らない未開封の状態で港に留め置かれていた。前線部隊は求めた兵器などがいつ届くのか判らなかったために2度、3度と同じ注文を出して補給能力を圧迫し続け、結局12億USドルの余分な経費と100日分の余分な日数、100万トン分の余分な物資輸送が発生した。12年後のイラク戦争ではコンテナごとにRFタグが付けられていたため、求めた装備などの位置が前線部隊からも明らかとなって重複注文は無くなり、また、輸送部隊が攻撃を受けてもその位置が電子的に追跡されていたので援軍が容易に送られ、失われた荷物はまだ保有分に余裕のある他部隊向けのものが振り向けられるなどの処理が行なわれた。ただ、当時はコンテナから取り出されればRFタグでの追跡が行なえなかったので、アメリカ軍では荷物毎にRFタグを付けるように改善が進められている

出典

  1. ^ 「共同物流による事業戦略の事例研究」小林 二三夫(日本大学大学院総合社会情報研究科紀要 No.9, 1-6 (2008))PDF-P.2[2]
  2. ^ 石津朋之「解説 マーチン・ファン・クレフェルトとその戦争観」マーチン・ファン・クレフェルト『補給戦』,中公文庫,pp.399-417,2006年5月
  3. ^ 陣夫. コトバンクより。


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