アリューシャン列島とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 地域・地名 > 地形・地勢 > 島嶼 > 太平洋の島 > アリューシャン列島の意味・解説 

アリューシャン‐れっとう〔‐レツタウ〕【アリューシャン列島】


アリューシャン列島


アリューシャン列島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/26 21:52 UTC 版)

アリューシャン列島
現地名:
Aleutian Islands
アラスカ半島とそれに連なるアリューシャン列島(東端)
アリューシャン列島
地理
場所 北太平洋ベーリング海
座標 北緯52度5分49秒 西経173度30分2秒 / 北緯52.09694度 西経173.50056度 / 52.09694; -173.50056座標: 北緯52度5分49秒 西経173度30分2秒 / 北緯52.09694度 西経173.50056度 / 52.09694; -173.50056
島数 300以上
主要な島 ウナラスカ島
面積 17,670 km2 (6,820 sq mi)
長さ 1,930 km (1199 mi)
最高標高 2,856.9 m (9373 ft)
最高峰 シシャルディン山ウニマク島
行政
アラスカ州
アリューシャンズイースト郡
非自治郡
最大都市 ウナラスカ市(人口4376人)
面積 15,824 km2 (6,110 sq mi89.6%)
連邦管区 極東連邦管区
地方・州 カムチャツカ地方
最大都市 ニコルスコエ(人口613人)
面積 1,846 km2 (713 sq mi10.4%)
人口統計
人口 8163(2000年時点)
人口密度 0.46 /km2 (1.19 /sq mi)
言語 アレウト語英語ロシア語
民族 アレウト族
テンプレートを表示

アリューシャン列島(アリューシャンれっとう、英語: Aleutian Islands [əˈluːʃən]アルーシャン); 「アレウトの島々」の意)は、北太平洋に弧状に連なり、アメリカ合衆国アラスカ半島からロシアカムチャツカ半島にかけて約1,930キロメートルにわたって延びる列島である。

地理

アリューシャン列島は、フォックス諸島フォー・マウンテンズ諸島アンドリアノフ諸島ラット諸島バルディア島ニア諸島コマンドルスキー諸島からなる。全島が北緯52度から55度、東経172度から西経163度に位置し、環太平洋火山帯の一部を構成する。大部分がアメリカ合衆国アラスカ州に属しているが、西端のコマンドルスキー諸島のみがロシア連邦カムチャッカ地方アレウト地区ロシア語版に属する。

生態系

一帯にはトドラッコアホウドリザトウクジラなどの絶滅危惧種が生息しており、コククジラキタオットセイが餌場や繁殖地に移動する途中の重要な通過地である。米国領内のアリューシャン列島は1913年にウィリアム・タフト大統領令により鳥類、動物、魚類の保護区に指定され、1980年のアラスカ国有地保護法英語版(ANILCA)の成立と共にアラスカ海洋国立野生生物保護区英語版アリューシャン列島原生自然保全地域英語版に指定された。1976年にユネスコ生物圏保護区にも指定されたが[1]、2017年に同国内の他16か所と共に登録が撤回された[2][3]

時差の区分と国際日付変更線

フォックス諸島西端とフォー・マウンテンズ諸島東端の間の海域に西経169度30分線があり、フォックス諸島から東はアラスカ標準時UTC-9。夏の間はUTC-8アラスカ夏時間)である。フォーマウンテンズ諸島から西、ニア諸島の西端まではハワイ・アリューシャン標準時UTC-10。夏の間はUTC-9のハワイ・アリューシャン夏時間)となっている。

ニア諸島西端のアッツ島コマンドルスキー諸島東端のメードヌイ島との間に、アメリカ合衆国ロシア連邦国境線国際日付変更線があり、コマンドルスキー諸島から西は2013年以降カムチャツカ時間(ロシア第11標準時、UTC+12)となっている。夏時間は2011年以降廃止されている。

国際日付変更線をまたぐため、ニア諸島とコマンドルスキー諸島の時差は2時間ではなく、22時間となっている。

主な島

フォックス諸島

フォー・マウンテンズ諸島

アンドリアノフ諸島

ラット諸島

バルディア島

ニア諸島

コマンドルスキー諸島

脚注

  1. ^ Seeking Sanctuary Status for the Aleutian Islands Archipelago” (英語). The Ocean Foundation (2014年12月23日). 2023年2月13日閲覧。
  2. ^ 23 new sites added to UNESCO’s World Network of Biosphere Reserves” (英語). UNESCO (2017年6月14日). 2023年2月13日閲覧。
  3. ^ U.S. Quietly Removes 17 Sites From UN Biosphere Reserve Network” (英語). EcoWatch (2017年6月15日). 2023年2月13日閲覧。

関連項目

外部リンク


「アリューシャン列島」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アリューシャン列島」の関連用語

1
アリューシャン デジタル大辞泉
100% |||||

2
アリュート デジタル大辞泉
100% |||||

3
アラスカ半島 デジタル大辞泉
100% |||||


5
アッツ島 デジタル大辞泉
100% |||||

6
アリューシャン海溝 デジタル大辞泉
100% |||||




10
アリューシャン低気圧 デジタル大辞泉
92% |||||

アリューシャン列島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アリューシャン列島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2025 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
気象庁気象庁
©2025 Japan Meteorological Agency. All rights reserved.
なお、「気象庁 予報用語」には、気象庁の「気象庁が天気予報等で用いる予報用語」に掲載されている2009年11月現在の情報から引用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアリューシャン列島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS