アリューシャン地震 (1946年)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アリューシャン地震 (1946年)の意味・解説 

アリューシャン地震 (1946年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 09:16 UTC 版)

アリューシャン地震 (1946年)
津波の襲来から逃げるハワイ州ヒロの住民
本震
発生日 1946年4月1日
発生時刻 12時28分56秒 (UTC)
3時28分56秒 (AKST)
震央 アメリカ合衆国
アラスカ準州 アリューシャン列島 ウニマク島付近
北緯53度19分12秒
西経163度11分24秒(北緯53度19分12秒 西経163度11分24秒 / 北緯53.320度 西経163.190度 / 53.320; -163.190
震源の深さ 50 km
規模    モーメントマグニチュード(Mw)8.1
最大震度    改正メルカリ震度VI: [1]
津波 35m:ウニマク島[2]
地震の種類 海溝型地震
被害
死傷者数 死者・行方不明者:165人
被害地域 アメリカ合衆国
カナダ
メキシコ
 チリ
ペルー
 コロンビア
エクアドル
ニュージーランド
日本
トンガ
ミクロネシア連邦
などの環太平洋地域
出典: 特に注記がない場合はUSGSによる。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
テンプレートを表示

1946年のアリューシャン地震(アリューシャンじしん)は、同年4月1日アリューシャン列島東部のウニマク島付近を震源として発生した地震

概要

1946年4月1日、アリューシャン列島のウニマク島近くで地震があり、津波が発生した。地震は震源の深さ50km、モーメントマグニチュード (Mw) 8.1[1]表面波マグニチュード (Ms) は7.8)だった。ウニマク島では海抜40メートル程度の所にある灯台が津波で破壊されたほどであったが、津波はハワイで激甚な被害を出した他は、太平洋沿岸の北アメリカ西岸でも日本でも殆ど観測されず、ハワイに被害が集中した。死者・行方不明者は165名。津波による被害は2600万ドルに及んだ。

この津波被害を受け、アメリカ合衆国は地震警戒システムをつくった。この組織は1949年に、太平洋津波警報センター (Pacific Tsunami Warning Center) という名称になった。被害発生の際に、ハワイの日系住民らが「ツナミ」という語を用いたことがきっかけで、センター名に同語が使われ、アメリカおよび英語圏において津波を意味する学術用語化し、その後の2004年スマトラ島沖地震津波を経て国際語化する要因にもなった。

関連項目

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アリューシャン地震 (1946年)」の関連用語

アリューシャン地震 (1946年)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アリューシャン地震 (1946年)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアリューシャン地震 (1946年) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS