紅蓮弐式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:04 UTC 版)
「紅蓮 (コードギアス)」の記事における「紅蓮弐式」の解説
(ぐれんにしき) 第七世代KMFに相当する性能を持つ、黒の騎士団最強のKMF。愛称末尾にある「弐式」とは、日本の実在の兵器のように年式を表しているわけではなく、開発順のナンバリング「Type-02」の和訳である。黒の騎士団を含む日本陣営のKMFのうち、本機本仕様のみが開発ナンバーを愛称に含んでいる。が、その後『双貌のオズ』に「紅蓮壱式」が登場して設定が変更され、「〜式」の記述は開発ナンバーの「Type-〜」の数字とは別であることになった。製造母国の設定も、当初は劇中のセリフで「完全な日本製のナイトメア」とされていたが、TVシリーズ第1期放送終了後「ブリタニア軍のインド軍区」、さらに「中華連邦インド軍区」と変更が重ねられた。 バイク型のシートにグラスコクピットを採用。操縦に使われるオペレーティングシステム(OS)は「紅蓮弐式起動式」である。 指の一本一本が鋭利な爪状になっている巨大な右手、それを支え、クランク伸縮により長い間合いを有する右腕が特徴である。また、高機走駆動輪(ランドスピナー)は、ブリタニア製KMFのそれのようなフレキシブル可動はしないが、接地圧可変タイヤを採用し、不整地であっても安定した路面追従性、走破性を発揮する。また小説版では高機走駆動輪の構造にガニメデ式を採用しているらしく、これにより高い機動性を獲得している。 主武装は、本機を象徴するその右腕に内蔵された、「輻射波動機構」と呼ばれるマイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステム。このシステムは右掌から高周波を短いサイクルで対象物に直接照射することで、膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こし破壊するというもの。掴んだKMFの装甲や武装の加熱破壊の他、輻射波動によって発生する振動波によって砲撃から機体を丸ごとガードする障壁としての使い方もある。また右腕は大型に加え伸縮機構が備わっており、KMF1機分離れた間合いでも射程圏内に入る。破壊力・汎用性を兼ね備えた強力な兵器だが、逆に右腕が破損すると大幅に戦闘能力が低下するという弱点もある。なお、この輻射波動のエネルギーは、主動力から独立した機構内部の専用カートリッジから供給される。 その他にも、背部に収納された鎧通しと十手を融合させたような構造の特殊鍛造合金製小型ナイフ・呂号乙型特斬刀、左腕に内蔵されたグレネードランチャー、レーダー妨害片のチャフと視界効果用のスモークを同時にばら撒く撤退用撹乱装備・チャフスモークなど、様々な状況を考慮した武装を備えている。 漫画版コードギアスでKMFが登場する、『ナイトメア・オブ・ナナリー』でも登場するが、生身でKMFと戦える魔王ゼロやナナリー(ネモ)の操縦するマークネモ等のギアスユーザー達が活躍する為か、影が薄い。 [先頭へ戻る]
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