国家・地名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 08:26 UTC 版)
デュボス公国 物語の舞台。西ヨーロッパの植物大国。1582年の独立戦争で強国ラマーニャから独立を果たしたが、元は旧デュボス王国のデュボス地方だった。支配を脱することが出来なかったケヴェンとは異なり、一国家になり得た。プランツハンターを世界各国に派遣し、採取した植物の力を国家運営の要にしている。因みに、首都の公立植物園には専門の植物画家がいる。 チャンナム シドライアン(サン・シュスレイ)の故国。デュボス公国の南方にある植民地で古代チャンナム王朝はデュボスにより断絶させられ、民の奴隷化及び樹木の伐採により蹂躙されてしまう。そのデュボスの後見で誕生した新政権により間接統治が行われている。当代の王はマイヤーン・チャン・クム。伝説を信じる者は誰もが探す「妖精の草」の原産地であり、古代王朝の48代目の王トドラマ・パ・ナ王より「ニ・タイ・ドゥングゥ・マ・テマ」の儀式が行われて“神”となり森に座して樹々を守り湖を花で満たしたと伝えられ、それ以来、歴代の王は死ぬと「妖精の草」の黒い鬼を宿し、再び起き上がっては森を豊かにしたという伝承がある。そのため、死者を森に葬るという風習は続いている。 動物を「飼う」とか「使役する」という発想がなく、人間と動物は平等であり、人間のために働いてくれたり食べられたりするのは「そうしてくれている」からだと考えられている。植物も同じだとされる。18年前、幻とすら言われる伝説の植物「妖精の草」を追う植物学者サシャ・デ・ヴレと当時は植物を刈り取ることしか頭になかったアリオ・ヴァン・ギーシュが出会い、愛し合うも2年後に成果を要求するデュボスの植物管理庁の追跡官から「妖精の草」を守ろうとしてサシャが転落死し、最初の宿主となる悲劇が起きた。 ヘボン デュボス公国最大の貿易港。海と石畳の街。アリオが生まれ育ち、彼が死んだ場所。植物貿易の公船が入港するため、衛兵の監視が厳しい。世界中から採取した有用植物の山があり、工場で薬に加工される。王都デーベルバーデンでは隠されているチャンナム人の奴隷が苦役労働をさせられている。嘗て、熾烈な争いが繰り広げられたが、ヨーロッパ列強を蹴散らしたデラマンデの活躍でデュボスの領地となった。 ラマーニャ 大公曰く「じり貧国」。乾燥地帯にある南の大国。世界中を植民地支配しようと企む強国。デュボス公国との対立を避けるためにケヴェン王室を防波堤として利用し、ケヴェンの領土を実質的に支配している。 ケヴェン 大公曰く「下流国」。ラマーニャの支配下にあり税として農産物を献上すべく土地の力を削っているため、非常に土地が痩せていて住民は貧困に喘いでいる。首都アンテラープはラマーニャ駐留軍の本拠地になっている。荒涼とした景色が広がり、作物のとれる土地が年々減少の一途を辿っている。 リンデル山脈 デュボスの古語で「壁」という意味の山脈。独立戦争において陸と海の両面攻撃でケヴェンは敗北し、反対に山脈と河川という天然の城壁となってラマーニャの大軍の進撃を阻んだため、デュボス公国は独立を果たした。
※この「国家・地名」の解説は、「イーフィの植物図鑑」の解説の一部です。
「国家・地名」を含む「イーフィの植物図鑑」の記事については、「イーフィの植物図鑑」の概要を参照ください。
国家・地名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 15:59 UTC 版)
「アリアンロッド・サガ」の記事における「国家・地名」の解説
アルディオン大陸 『アリアンロッド・サガ』シリーズの舞台となる大陸。エリンディル大陸の西方に位置し、エリンディル西方地域からは船で片道1ヶ月を要する。 伝承によれば、「水の粛清」によって大海が生み出された際にほとんどの大地が大海に沈む中で、天空神ダグデモアによって大陸として残された。「火の時代」が始まってから約200年後、神々はエリンディルでの魔族と人間の大規模な戦いで活躍した英雄ウルフリックとその仲間「セイン」にアルディオンを褒美として与えた。ウルフリックたちを導いたのは神竜王セフィロスである。 人類は主にこの大陸の北東部に居住しており、『アリアンロッド・サガ』シリーズの各リプレイで「アルディオン大陸」と言う場合は、厳密には大陸北東部を指す(本記事もこれに従い、以下特記なき限り「アルディオン大陸」とは厳密な意味での「アルディオン大陸北東部」を指すものとする)。西部は険しいノーラント山脈、南部はエールズ海と呼ばれる大きな入江とその先の密林に阻まれている。 エリンディル大陸西方に「神具」(神の武具)が隠されているように、アルディオン大陸にも古代の兵器が隠された遺跡が存在している。 フェリタニア合衆国 アルディオン大陸の大半を占める連合国家。首都はメルトランド南部のノルウィッチ。建国時、大統領は旧フェリタニア=メルトランド連合王国女王ピアニィ・ルティナベールが務め、アヴェルシア王国(旧フェリタニア王国。国王ウィルフレッド・アヴェルシア)、レイウォール王国(国王ステラ・ヴェレンガリア・レイウォール)、メルトランド王国(国王スリス・ロイドス)の3国によって構成された。また、建国時点での構成国家には含まれないが、グラスウェルズ王国、ゴルフォード王国、ベルリール王国が参加を表明していた。 大崩壊後、各国の混乱によって、勢力圏はノルウィッチとアヴェルシア近辺のみにまで減退した。また、大統領ピアニィ、第一の騎士(合衆国軍総司令官)アル、合衆国軍師ナヴァールの行方不明に伴い、それぞれメルトランド女王スリス・ロイドス、特務部隊「エンジェルファイヤー」隊長アキナ・ブルックス、同部隊所属の軍師マルセル・ベルトランが後任となっている。アヴェルシア王国 アルディオン大陸中央内陸部に位置する。王都バーランドはアヴェルシア王家のかつての避暑地で、現在は当時の離宮を王宮としている。主に『サガ無印』『アクロス』シリーズで描かれる。ピアニィの母親ティナはこの国の王女だった。国章は「単色ポーランド式エスカッシャンに神竜王セフィロスのチャージ」。 帝紀807年、突如グラスウェルズの侵攻を受け、友好国であったレイウォールに支援を要請するも、当時の王都フェリストルは王城と共に完全に破壊され、国王ケネスは自決、王妃マリアは行方不明になった。ケネスの義弟にあたるレイウォール王オーギュストの申し出とメルトランドの仲裁によりレイウォールの属領となる(「アヴェルシアの服属」)が、軍や貴族制度を含めた旧アヴェルシアの国家機構は完全に解体され、一部の例外はあったものの全体的に抑圧的な支配体制が採られていた。 812年、父王オーギュスト謀殺の疑いをかけられたレイウォール第二王女ピアニィはアヴェルシア南西部のバーランドに亡命。そこでレイウォール代官の強権的支配とそれに対するレジスタンスの戦いを目の当たりにして蜂起し、代官をバーランドから追放した。レジスタンスのリーダーだった元宮廷大臣ナイジェル・ムーアの勧めにより、「アヴェルシアの王威の竜輝石」を探索・発見したピアニィは、これを根拠にアヴェルシア王国の再興を宣言し、同時に国号を「フェリタニア王国」と改めた。 その後、メルトランド戦役を通じて旧アヴェルシア領土の回収を進める一方、再興時点では女王たるピアニィ以外に国家機構が存在しなかったことから、国内外から優秀な人材を募る政策を取り、統治機構の再建も行った。 813年にはメルトランドと「フェリタニア=メルトランド連合王国」を形成。竜輝石戦争においてはグラスウェルズ南部政権を支持し、北部政権を支援するレイウォールに侵攻。オーギュストに代わって国政を支配していた第一王子ヒューバードを追放し、事実上レイウォールを併合した。その後、ピアニィがレイウォールの王権を示す「レイウォールの王威の竜輝石」を有していたこと、旧アヴェルシア王妃マリアが一子ウィルフレッドと共に健在である事実が判明したことなどから、ピアニィはレイウォールやグラスウェルズなどを含めた大陸統一を目指す「フェリタニア合衆国」実現に向かうため、連合王国の発展的解体とウィルフレッドへの譲位を行い、国号は旧称の「アヴェルシア王国」に戻された。 メルトランド王国 アルディオン大陸中央沿岸部に位置する。王都は長くレスノール(隣接するエイルズ、カインド両市と「三つ子都市」を形成していた)に在ったが、メルトランド戦役で壊滅的損害を受けたため、連合王国時代にノルウィッチに遷都している。国章は「『聖なるヒース』のサポーターに囲われた一角獣とパーティ・パー・ペイルのスイス式エスカッシャン」。 レイウォールとグラスウェルズの二大強国の間にある小国ながら、「神託戦争」や「アヴェルシアの服属」において調停役を果たしている。 先住民族「フェン」から受け継がれた予知の神木「聖なるヒース」(後述)を信仰する。フェンの発祥・出自は謎に包まれているが、セインたちと邂逅した時点で既に「聖なるヒース」を信仰しており、また高度な金属鋳造・成型技術や武具製造技術、それらを用いた独特な武術を有していたという。エルザ・ブルックスはシェルドニアン学園での講義において、メルトランド人の気風である「粘り強さ」「勤勉」「工夫を重んじる」はフェンから受け継いだものと論じ、メルトランド人の源流を示す言葉として「父の血はフェン、母の血はセイン」という句を紹介している。 「メルトランド」という国号は、セインの一人で、「大聖人」ルキアノスの妹と伝えられる「メルティ」に由来する。メルティはセインの中で初めて「聖なるヒース」の声を聞いた人物で、その血統を継ぐとされるガース、クリード、ロイドスの三家が王家を構成しており、王は「聖なるヒース」の声を聞くことができる三王家の女性に限るという慣習がある。このため連合王国時代には、ガース家の嫡系であり、かつ「聖なるヒース」の最後の声を聞いたナーシアがメルトランド王の後継者と考えられていたが、ナーシアを強く推していたオトガルが竜輝石戦争で戦死したことや、ナーシアの母リアノンが生前にメルトランドにおける全地位を放棄して出国しグラスウェルズに移住したこと、そして「聖なるヒース」の新芽の所在が(少なくとも公的には)不明であることから、スリスの後継については流動的になっている。戦国メルトランド 大崩壊後、帝紀815年代のメルトランド。小勢力がさまざまな思惑で割拠しているため、この名がある。 レイウォール王国(赤竜王国) アルディオン大陸西部に位置する二大強国の1つ。王都はノルドグラム。主に『サガ無印』シリーズで描かれる。ピアニィはここの第二王女だった。国章は「単色古フランス式エスカッシャンに“深紅竜”アイン・ソフと炎のチャージ」。 『サガ無印』5巻において、グラスウェルズ・エダム公政権への軍事支援とヒューバード王子の専横を理由として連合王国の侵攻を受け敗北、極秘裏にピアニィを後継者に指名していた国王オーギュストの暗黙の了解の下、事実上連合王国に組み込まれた。その後オーギュストの崩御を経て、ピアニィの異母姉ステラを国王としてフェリタニア合衆国に加わっている。 大崩壊後、以下の3つの勢力に分裂した。レイウォールアライアンス 炎竜三十二将の一人、ミック・ヴィルナー旗下の軍事勢力。合衆国に対しては敵対的。大陸西部を拠点に、勢力を拡大している。 バウエス公領 バウエス公リディルの領土。中立を宣言しているが、内情的には合衆国寄り。帝紀814年4月、エリンディルから来訪した冒険者エイプリル・スプリングスが一時滞在しており、この期間に彼女からエリンディルの情報を得たリディルは、大陸外の国家からの侵攻に備えるべく海軍力の増強に着手している。妖魔の軍勢に対応するためだ、との俗説もある。 レイウォール中央政権 赤竜王国の保守派。行方不明になっている女王ステラの帰還を待ちつつ、合衆国の構成国家であることも含めて体制を維持しようとしていた。しかし、レイウォールアライアンスの圧力に抗しきれず屋台骨が揺らぎ、さらにアベル・クリードによる各国の暗部の暴露によって、政情が不安定化。国王不在のままでは衰退を免れないとしてステラの帰還を断念し、帝紀815年12月、バウエス公リディルを国王に迎えた。 ベルリール王国 アルディオン大陸中西内陸部に位置する王国。隣国レイウォールとの戦争中の帝紀723年に突如王都ベルリールが閃光と共に崩壊。この事件をきっかけに滅亡し、「ベルリールの王威の竜輝石」も行方不明となった。主にシナリオ集『ベルリールの竜輝石』で描かれる。またベルリール滅亡を巡る謎は『アクロス』シリーズで描かれている。 滅亡後、その領土はレイウォールに併合され、「ベルリールの王威の竜輝石」もカムロート元首ハリソン・トーラム伯爵が有しているとされていたが、814年8月、旧ベルリール王家の末裔アンスラ・アルシオネと彼女に協力した冒険者たちの手により「ベルリールの王威の竜輝石」が発見され、フェリタニア合衆国の保護の下、アンスラを女王として王国が再興する運びとなった。新しい国境は確定しておらず、現在はレイウォール南部のベルストンを暫定王都としている。 グラスウェルズ王国(白竜王国) アルディオン大陸東部に位置する二大強国の1つ。王都はベルクシーレ。主に『ブレイク』シリーズで描かれる。『アクロス』シリーズ初期とそれ以外のシリーズとの間に国王が代替わりしている。国章は「単色古フランス式エスカッシャンと、10本の横条線を背景にした“純白竜”アインと雪の結晶のチャージ」。 『ブレイク』3巻において南部のフィリップ王政権と北部のエダム公アンリ政権に分裂。連合王国のレイウォール王国侵攻を招く遠因を作った。連合王国の支援を得たフィリップ率いる南部政権の勝利にて内乱は幕を閉じるものの、人材の枯渇は著しく、シェルドニアン学園を卒業したばかりの人間を幻竜騎士団や王国軍師補佐見習いに登用するなどの状況を余儀なくされている。 竜輝石戦争中に王国軍師アンソン伯が発案した「竜輝石に頼らない国」を目指し、大崩壊後もこの国策の下で邁進している。しかしこの姿勢は、合衆国軍師マルセル・ベルトランが国をまとめるための暫定プランとしている「統一帝と王威の竜輝石の権威を利用する」という方針とはかみ合わないため、二国間全体では友好を保ちつつも、この点において対立関係が顕在化している。アガルタ公国 帝紀815年に出現した国家。アガルタ公ロッシュを戴く小国で、グラスウェルズとアヴェルシアに跨り、リド・エマルム地方を領土としている。 神聖アンリ帝国 竜輝石戦争で行方不明になっていたエダム公アンリ・グラスウェルズが、大崩壊後に突如蜂起して発足させた国家。合衆国東部に位置し、グラスウェルズ南方を占拠している。 エストネル王国 アルディオン大陸中部、合衆国の南部に位置する。王都はエル・ウィン・フリット。主に『コンチェルト』シリーズで描かれる。国章は「スクウェア式エスカッシャンに二重ラテン十字と七つ星のチャージ」。 神竜王セフィロスより「統一帝」の称号管理を委託されており、国際紛争の調停役的立場にある。エストネル自体は統一帝に就く権利を持たない。 国王エル・ウォーデンはセインの一人である。「エストネル」という国号(および同国南部国境を成す山脈の名)は、エル・ウォーデンが長を務めるエルダナーンの氏族の名でもある。エストネル氏族は魔法用具の製作に長けており、統一帝がまとう宝物「王権の四宝」もエストネル氏族によって作られた。 帝紀814年10月に行われた「四宝の試み」において、エル・ウォーデンも予期せぬ事態が発生。この結果、王都エル・ウィン・フリット、儀式の行われていたエル・ウルフリック・ミンスターを含む国内の中枢部が壊滅。セインの多くが斃れたほかノーデンスも情報混乱状態に陥り、さらに国王エル・ウォーデンも何者かによって暗殺されたため、国を構成するシステムが消滅し、帝紀815年、完全に滅亡した。現在は妖魔・魔族の闊歩する無法地帯と化している。 カムロート アルディオン大陸東部を南北に分けるエールズ海の入り口に位置する。首都はクリスタ。主に『アクロス』シリーズで描かれる。 七王国にこそ数えられないが、これらに匹敵する古い歴史を持つ君主国。錬金術の触媒「賢者の石」の材料となる「血晶石」の産出国であることから、錬金術の先進国・ゴルフォード王国の領有を回避するため、フェリタニア統一帝国錬金術教会の会員だったトーラム伯爵家を元首とする中立国として建国された経緯がある。トーラム家が商家でもあることから商業国家として発展している。 クレスト諸島 アルディオン大陸北方に位置する島嶼。主にシナリオ集『ロスベルク島攻防記』『ロスベルク島攻防記2』で描かれる。 「神託戦争」の結果、諸島は東側をグラスウェルズ王国、西側をレイウォール王国が領有することになり、特に最大の島であるロスベルク島は両大国が直接国境を接する唯一の地帯となった。帝紀812年に発生した「クレスト諸島紛争」を機に「クレスト諸島盟約者同盟」が結成され、自治権を関係各国に主張している。 帝紀815年には独立政権となっている。 フェリタニア=メルトランド連合王国 帝紀813年の1年間のみ存在した、フェリタニアとメルトランドの同君連合国家。王都はノルウィッチ(連合王国成立をもってバーランドおよびレスノールより遷都。「ピアニィの北遷」と呼ばれている)。メルトランド戦役の和平会議の過程でフェリタニアとメルトランドから提案され、他国の反対をエストネル王エル・ウォーデンが押し切って成立させた経緯がある。 ラングエンド エストネル王国南部に存在する軍事国家。初代統一帝ウルフリックの末裔を名乗るモード・レドリックの独裁政治が行われており、近隣諸国に軍事行動を行っている。帝紀813年頃まではレイウォールと戦争状態にあり、連合王国やグラスウェルズには大きく関わることはなかった。 大崩壊後の帝紀815年以降、竜輝石と統一帝のシステムを「まやかし」と糾弾し、そのシステムによって統一帝となったピアニィおよび合衆国首脳に混迷する現状の責任があると主張。各者は自国首都に出頭し、裁きを受けるよう促している。無論これは軍事行動を起こすための口実に近いものであり、同年ノルウィッチで行われた世界平和会議に乗じて合衆国に進軍した。バルムンク・ノヴァによる支援を受けていたものの、総司令官アキナ・ブルックス旗下の合衆国軍の逆撃を受けて敗退している。 ビルベリ アルディオン大陸各地を爆走する移動都市国家。 元々はグラスウェルズ近郊に存在した小都市であり、当時の領主は「王威の竜輝石」を偶然所持して暴政を敷いていたジェラルド。この街を訪れたギルド・ゲッタウェイは暴政に苦しむ住民たちと交流し、前領主ヴィクトリオの協力を取り付けてジェラルドを解任。後任にはヴィクトリオの推薦でゲッタウェイのリーダー、ヒルデガルドが着任している。 この一連の騒動の中で、ギルドメンバーのチコに「偉大なるヒース」の芽が宿っていること、同じくメンバーのリージュがピアニィそっくりの容姿を持つこと、さらにヒルデガルドが所持することになった竜輝石がグラスウェルズのものであることが明らかになり、結果フェリタニアとグラスウェルズの両軍に包囲されるという危機を迎える。これに対しゲッタウェイの面々は、都市の地下にあったゴーレム兵器を起動させて都市自体を移動させ、当座の危機を脱した。しかしアバターであるエクスマキナ・アンバーの不調により、移動に関する制御はある程度までしか効かなくなっている。 アガルタ公国包囲戦を経てフェリタニア、グラスウェルズの両国と友好関係を結んでいる。
※この「国家・地名」の解説は、「アリアンロッド・サガ」の解説の一部です。
「国家・地名」を含む「アリアンロッド・サガ」の記事については、「アリアンロッド・サガ」の概要を参照ください。
- 国家・地名のページへのリンク