エリンディル西方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 16:30 UTC 版)
「アリアンロッドRPG 2E」の記事における「エリンディル西方」の解説
エリンディル西方については、既にルール第一版サプリメント『エリンディル東方ガイド』の時点で「キルディア共和国とタルタル・ハン国の緊張」という設定が追加されていたが、『2E』基本ルールブック1では「アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド」との関連で、パリス同盟の構成国家としてグランフェルデン王国が追加され、グランフェルデン史に絡んで「アリアンロッド・リプレイ」より前の歴史設定に大きな修正が加えられた(修正部分については#エリンディル西方の歴史設定の変更・詳細化及びアリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド#用語の「グランフェルデン王国」の項も参照)。 聖暦1004年にパリス同盟で発生した「魔将戦争」、西方世界のほぼ全てを巻き込み、聖都ディアスロンドが「神竜ゾハールはもはや信仰の対象にあらず」と宣言する異例の事態にまで発展した1006年の「薔薇の災厄」という2つの騒乱は、西方諸国に大きな損害をもたらした。そこからの復興は進んでいるものの、「薔薇の災厄」直後には名門教育機関エルクレスト・カレッジが魔族に占拠され、1007年には、当時の西方諸国最大の脅威となっていた神聖ヴァンスター帝国にて皇帝ゼダンが反皇帝派貴族に暗殺されかかるなど、社会不安は依然減じていない。 他にも脅威は存在する。992年にイフォラハガル砂漠(『無限の砂漠』とも呼ばれる)の東で興ったタルタル・ハン国の西進政策は、東西の交易陸路「砂漠の道」の権益を握る7部族を結束させ、996年の「アメノカル」=キルディア共和国の成立に至らしめた。今のところキルディアとタルタルとの間に戦火は開かれていないが、砂漠全土を領土と宣言しているキルディアと、砂漠北東部を実効支配するタルタルは武力衝突の危険性をはらんでいる。 また、ネルス川を中心に、北はヴェンガルド川、南はラッセル川まで広がる平野部「中原」を支配するパリス同盟では、北部のグランフェルデンの一部に、同盟の指導都市であるライン王国やカナン、クラン=ベルなど中部・南部諸都市との協調を良しとしない政治勢力が存在し、同盟維持の不安要素となっている他、「薔薇の災厄」での独断専行を咎められヴァンスター大神殿神官長からクラン=ベル大神殿財務担当神官に左遷されたマティアス・アディンセルが突如辞職・失踪→再び姿を表し同盟評議会議長に立候補・当選→わずかの期間在職したのみで辞職(評議会には引き続き在職)するという不可解な行動を見せるなど政治面での混乱も見られる。さらに300年代の「アーユの大移動」以来、中部のピアソン、北部のアレスタなどトワド内海や「鱈の海」沿岸部の諸市村は魚型知的生命体「ギルマン」の脅威に絶えず晒され続けている。なおギルマンはエリンディル東方にも存在し、ダイワ群島国の領土の一部を占領・支配している。 神殿関係では、「薔薇の災厄」終息に決定的な役割を果たした一人であった第61代教皇ヴェラシオ・ハーヴェイが引退し、10代の少女ながら主席神官にまで登り詰めたファル・ミリティアスが即位している。
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