アルディオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/31 07:09 UTC 版)
「アリアンロッドRPG」の記事における「アルディオン」の解説
「大海の亀裂」の西方に広がっている大陸。火の時代が始まってから約200年後、魔族と人間の大規模な戦いで活躍した英雄ウルフリックとその仲間達(「セイン」と呼ばれる)が神々から与えられたという大陸。彼等を導いたのは神竜王セフィロスである。エリンディル西方諸国とアルディオン諸国は細々とした交流がある。活発化しないのは片道一ヶ月はかかるのと、「大海の亀裂」の存在ゆえに、渡るには年に数回あるはずの凪の瞬間を待つしかないからである。エリンディル東方諸国との交流は無いに等しい。 アリアンロッドの舞台となる区域はアルディオン大陸の北東部である。かつてはウルフリックとその子孫がこの区域を統治していたが、一族が絶えてからは多数の国家が存在する戦乱の時代となっている。地中海「エールズ海」を挟んだ南東部は沿岸に小国家が散在しているものの、その先は密林に覆われた未知の領域である。また大陸西部も峻厳なノーラント山脈に阻まれ、何が存在するかは明らかではない。 アルディオン大陸には、ウルフリックが神々から与えられた「竜輝石」と呼ばれる石の伝説が伝わっている。竜輝石は全部で7種類28個あるとされるが、現在はその多くが行方不明となっている。アルディオンで王を名乗り国を興すには、竜輝石のうち7つある「王威の竜輝石(王の石)」が必要とされる。 また、アルディオンには「統一帝(アルドワルダ)」と呼ばれる称号があり、これを得た王国は、宗主国として限定的ながら他国の行政にある程度関与することができる(他国から徴税する権利など)。この称号は、エストネル王国の国王エル・ウォーデンによって管理されている。 なお、下記の国家は、『アリアンロッド・サガ タクティクスガイド』掲載時点での情報が元になっている。『アリアンロッド・サガ』の性質上、後に刊行されるリプレイやサプリメントなどによって、公式の情勢は変化していくことになる。各シリーズの最新巻に基づく情勢については「アリアンロッド・サガ」の記事を参照されたい。 主な国家 レイウォール王国(赤竜王国) 大陸西部に位置する、アルディオンでも最大級の勢力を持つ国。現在の宗主国でもある。王都はノルドグラム。現国王はオーギュスト・ダリウス。 グラスウェルズ王国(白竜王国) 大陸東部に位置する、レイウォールに匹敵する勢力を持つ国。宗主国になったことは一度もなく、統一帝の座を巡ってレイウォールと対立している。王都はベルグシーレ。現国王はフィリップ。 エストネル王国 大陸中部のエストネル山地に位置する。アルディオンの統一帝を決める権限を持つ国だが、エストネル王国の国王自体は統一帝になる権利を持たない。国王エル・ウォーデンは、かつてウルフリックと共に戦った仲間である。王都はエル・ウィン・フリット。 ゴルフォード王国 大陸東海岸に面した、錬金術が発達した国。名君に恵まれない影響からか、近年は衰退の一途を辿っている。王都はウォリックフォード。現国王はドワーディン。 フェリタニア=メルトランド連合王国 大陸中部、レイウォールとグラスウェルズの間に位置する新興国家。帝紀812年に発生したメルトランド戦役の結果、以下の2カ国が同君連合を形成して成立した。王都はノルウィッチ。現国王はピアニィ・ルティナベール。メルトランド王国 連合王国の前身国家の一つで領土の北部を占める。先住民族との交流により独自の文化を持つ。意思を持つ大樹「偉大なるヒース」が国民の精神的な支柱となっている。 フェリタニア王国 連合王国の前身国家の一つで領土の南部を占める。かって同地にあった「アヴェルシア王国」を母体とする。レイウォールに支配されていたアヴェルシアの一部を解放した際に、かつての統一国の名を冠するようになった。 その他の国・都市など 商人の国カムロート、軍事国家ラングエンド、ドラゴネットの集落ブルムなどがある。
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