主な国家
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フィラム王国 フランスをデフォルメした封建国家。世界三大強国の一つ。世界一の農産物生産量を誇る大陸の穀倉地帯であり、経済的には安定。軍事的にもまあまあ。平均的な国民の暮らしも贅沢はできなくても生活は余裕あるものになっており、科学技術もそれなりに普及している。どちらかといえば牧歌的な雰囲気。多くのシナリオの舞台はこの国になっている。 ヴァルモン帝国 プロイセンとドイツ帝国をデフォルメしている軍事国家。世界三大強国の一つ。蒸気機関を軍事利用する技術に長けており、降魔戦車などの様々なマッドな超兵器を開発し周辺諸国に戦争をしかけている。 ヴァルモン皇帝はマキロニーを統一しようと画策しており、基本的にPCの敵対勢力として登場する。このためPC全員がヴァルモン軍人と言った特殊なもの以外は、あまりシナリオの舞台になることはない。 ユーレンブルク公国 帝政ロシアとソビエト連邦をデフォルメした宗教国家。世界三大強国の一つ。 国土は広いがその多くが荒野であり農業には適していない。さらに、降魔汚染された地域に隣接しており怪物たちの襲撃に常にさらされ、その上ヴァルモン帝国とまで隣接しており国境付近では小競り合いが絶えない。 過酷な自然環境の上に外敵に常に狙われているこの国は、強制的にでも団結しないと生き残れない状況である。そのためこの国は宗教的権威が政治がむすびつき、国民の日常生活を、精神的に物質的にも絶対的に支配する管理社会となった。 管理社会ゆえに軍事力は強力なものとしてつくりあげられていて、それが世界三大国家にまでこの国をのしあげている。この国もシナリオの舞台になることはあまりない。 ペトルシア共和国 学問の盛んな国。市民政が敷かれている。技術大国ではあるが軍事的には余り強くない。フィラムと並んでシナリオの舞台になる事が多い。国力的には三大国に次ぐ物を持っている。 カーグラード王国 伝統を大切にする古式ゆかしい貴族王国。オーストリアとスイスをデフォルメした小国家だが社会的な国家権威は高く、軍事面での弱さをこれで補っている。 各国の上流子女を受け入れた教育関連(ペトルシアとは違い実務的なものではなく、礼法などの教養的な学問)に強みを発揮し、各国に学閥を構築している。 上流社交界の表面の華やかさとは裏腹に、各国の諜報機関や産業スパイが暗躍する権謀策術の舞台になることが多い。また、高い影響を持つ金融関係はマネーロンダリングの温床となっている。 クーレンルート王国 イギリスをデフォルメした島国。自然が豊かで妖精たちが多くみられるという。また鉱物資源が豊富でそれを狙うヴァルモン帝国の圧力を受けている。 エストピア 世界最北にある雪と氷に閉ざされた国。小国ではあるが世界一の石炭の生産地でありマキロニーの蒸気文明を支える重要な国でもある。 以下は国家ではないが、重要な位置を占める民族や団体である。 トーラー人 超古代文明の技術を継承している謎の民族。ある島の中にこもって外界には一切関わらない。 ラピエル民族 ユダヤ人をデフォルメした民族。国土をもたない放浪の商業民族だが、世界の経済に深く根を張り、世界情勢に大きな影響力を持つ、 その絶大なコネクションの力でトーラー人の代理人として動くこともあり、彼らから超古代技術を貸与されている。その力が多くの強国に渡り合える原動力にもなっている。 大陸横断鉄道 大陸横断鉄道を運営する「鉄道公社」は国家と同じくらいの力を持つ多国籍企業である。ラピエル民族により運営されており彼らの総本山ともいうべき企業。 大陸横断鉄道の線路はどこの国にあろうとも「鉄道公社」という一国家の土地として扱われ、駅や列車の中は治外法権になっている。どんな重犯罪者でも横断鉄道の列車に載っているときは一時的にでも「亡命者」となり、きちんとしたキップを持っているならば鉄道公社はその人物を一人の客として、目的地に着くまでは守る義務が発生する。
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主な国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 04:25 UTC 版)
燕、臨 神聖銀河帝国よりはるか昔に存在していた国。この頃より玉璽が「銀河を統べる者の証」として権威を有していた。 神聖銀河帝国 13代270年に及び銀河中央を統治した一大星間帝国、首都星は斉王都。高い文化力と人的資源を背景に近隣諸国を「蛮族」と呼び将来の併呑を目論んでいたが、13代光輝帝の崩御により瞬く間に瓦解。後釜をめぐって、銀河は戦国時代に突入することとなる。 佐倉 神聖銀河帝国崩壊後に残存勢力が集まって五丈に抵抗していた区画。国であると明言されていないが同等の扱いを受けているので掲載。最高責任者は阿曽主禅、首都星は延高城。紀霊元年、五丈軍の侵攻を受けて滅亡した。 五丈国 神聖銀河帝国崩壊後に元 帝国左将軍の比紀弾正が北天の軍閥諸国家を制圧して打ち立てた国家。首都星は武王都。 国主は比紀弾正だが、「軍閥の集合体」という形式をとっているため、緩やかな専制君主制にとどまっている。また、弾正本人も、「五丈王」を名乗ってはいない。 四天王をはじめとした軍閥の勢力が強く、官僚機構が整っていないため文官の発言権は小さい。 銀河中央を支配し、神聖銀河帝国の地盤を受け継いでいるので文化・生活水準は他国と比べ群を抜いている。 弾正の病没後、四人の大臣と四天王改め四元帥から成る最高評議会が国政を動かす、集団指導体制に移行する。なお、名目上は太政大臣を筆頭とする四大臣が四元帥の上に位置しているが、実権を握っているのは四元帥と八人の校尉からなる元帥府である。 車騎元帥の骸羅が、弾正の忘れ形見である麗羅を立てて政敵を抹殺し、大元帥に就任。その軍事力で政府を掌握し太常府(大元帥と太政大臣を兼ねた役職)になると、骸羅の一族や、その盟友である狼刃の一派で要職を独占する。 麗羅が玉璽を持って武王都から逃亡すると、名実ともに骸羅が国権を独占する。程なくして、仮の玉璽を鋳造した骸羅が帝位に就き、国名を「大五丈」と改める。 大五丈 五丈国の国権を簒奪し、帝位に就いた骸羅が打ち立てた星間帝国。首都星は斉王都。 尊号「聖天大帝」こと骸羅を頂点とする専制君主制で、丞相 骸延が内政を、左大元帥 狼刃と右大元帥 骸山が軍事を統括する。 当時 五丈国の鎮南将軍・南京楼太守に収まっていた竜我雷が、すぐさま偽帝討伐の兵を挙げ激戦の末に骸羅を倒し全五丈を統一。新生五丈国を興す。 新生 五丈国 竜我雷が偽帝骸羅を討ち、新王朝を打ち立てた国家。作中での呼称は「五丈」あるいは「大五丈」のままだったが、弾正や骸羅の王朝とは体制を一新しているため、便宜上、「新生 五丈国」と標記する。首都星は南京楼、のちに斉王都。さらに皇帝即位にあわせ天極へ遷都。 尊号「竜王」こと竜我雷を頂点とする専制君主制で、丞相 大覚屋師真率いる丞相府が国政を統轄し、尚書令 三楽斎馬防が文官を、大将軍 孟閣が武官を分掌している。官僚機構が前政権より整い、武官重視の風潮が薄くなっている。国主と丞相が遠征に出る際は、尚書令が国主代行を務める。 他にも、内府 王福来が後宮を仕切っているが、丞相府の指揮下にあるのかは不明。 また、無官ではあるものの、経済顧問 大覚屋英真が、国家経済における相談役を務める。 西羌国 南天諸国と共に銀河帝国(北天)と国境を接する異民族国家。専制君主制であるが、王族である秦一族が共同で国政を担う場面が多い。 南天以上に武を尊ぶ風潮が強く、国民も総じて勇猛果敢だが、反面政治の駆け引きには疎い。 南天(練・南蛮連合) 練国 南天の部族国家。首都星は益州都(のちに大王理と改名)。 専制君主制で、君主の発言権が非常に大きい。 比紀弾正の南征時に、五丈四天王の一人 狼刃との戦いにより国王 羅鶴が戦死する。息子の羅候が兵権を継ぐが、一時は智国の従属国支配に甘んじていた。 後に南蛮王国の国王 琥瑛罵洲より羅候が国権を譲り受けて、錬・南蛮連合国の実権を握る。軍師 姜子昌の智国への謀略による紅玉(独眼竜正宗)の失脚により、南天の盟主にのし上がる。 南蛮王国 神聖銀河帝国から離れているため、異なる部族が連合して出来た国。首都星は南蛮王都。しかしその結束は極めて脆く、集散離合を繰り返しつつ国としての体裁を保っている。独自の風潮と文明を築いている。 国王の琥瑛罵洲(くえいばす)によって一応のまとまりは見せているものの、部族間の対立が燻っており、一枚岩ではない。 後に病床の琥瑛罵洲が、娘婿でもある練国の国主・羅候に譲位し、連合国の一部と成る。以後は羅候が連合の統轄に専念するために、琥瑛罵洲の息子達が南蛮三王となり、南蛮宰相 勃鞮を御目付け役として、南蛮王国を統治する。 雷による第二次南征に先立って諸部族の切り崩し工作が行われ、五丈に帰順した部族が南天攻略の大きな支えとなった。 智国 南天の部族国家。首都星は南帝閣。五丈に近い座王都が第二の都市として要塞化されている。もとは南帝閣周辺を根城にしていた海賊に官位を与えて治安維持を命じたもの。「正宗」を尊号とする君主が頂点に立つ専制君主制を敷いている。 先代正宗の死後、娘 紅玉(独眼竜正宗)が幼い弟 虎丸を擁して国政を司る。富国強兵を重ね、南天連合の盟主国と目される。その反面、政治体制は脆弱で、軍部と官吏の連携がとれておらず、紅玉のカリスマによって軍部中心の体裁を保っている。比紀弾正の南征後に南天の反抗部族を征伐,糾合して一大版図を築く。 後に従属していた錬国の大都督 姜子昌の策謀により紅玉の叔父 丁儀がクーデターを起こす。これにより紅玉から国権が剥奪され、幼王 虎丸を建てる。 しばらくは練国の傀儡国家となるが、紅玉が虎丸を連れ出し、夷にて亡命政府を打ち立てる。それ以外の国土は練国の占領下に置かれ、練と五丈の間で振り回される。 最終的に虎丸を擁した五丈軍によって南天軍は駆逐され、五丈に併呑された。その後は如海に統治され、国は三つに分割された。その処遇に不満を持った領民はいなかったとされる。 明国 南天の部族国家。神聖銀河帝国以来の名門家である雷神家一族が治める国家。首都星は洛火閣。 比紀弾正の南征後に五丈国の策謀によって智国に侵入するが国境侵入の最初の戦闘で大損害を受け、その後に智国が緒戦の優勢のまま一気に明国の首都である洛火閣を攻め陥し雷神家一族郎党の首をはねられ滅亡した。 孟国 南天の部族国家。首都星は虎卓関。 比紀弾正の南征後に明国が智国に滅ばされ南天の大国になった智国に対して国主剛志はただちに息子を人質に差し出し智の将として身分を保った。 趙国 南天の部族国家。首都星は流北平。練と南蛮にはさまれる形に位置する。 比紀弾正の南征の際に国主であった曹州が骸羅に討ち取られる。南征後に練国から軍事圧力を受け、援軍として智国の軍を自国に受け入れることで智国の領土となった。 五丈の奴隷連合国 コミックス1巻冒頭の地図に登場する国。五丈の版図、南(地図上の「下」)のはずれにあり、五丈国に従属することで主権と領土を保っている(冊封体制)。一部の国は五丈へ朝貢している。後述の夏巾国はこの連合国の一つ。支配者が弾正から雷に移った後も、同じように朝貢を続けている。 夏巾国 コミックス13巻の外伝に登場、五丈国の南端にあった属国。首都星は呂良閣、国王は包元公。南天より支援を得て太悟元年に弾正へ反旗を翻すが、骸羅軍に鎮圧された。忍者に似た装束をまとう特殊部隊(コマンドと呼称されている)を擁している。 夷 「異聞」に名前だけ登場する。ただし夷という国があるわけではなく、新生五丈の版図外にある中小国の総称。智をはさんで練と反対方向、五丈版図より南(地図での「下」)にあると推測されるが正確な位置は不明。 住民は純朴で信義に篤く、夷の地にて亡命政権を樹立させた正宗を快く受け入れていた。その後忘れ形見であるジャムカを支援、一大勢力に仕立て上げる。しかしその勢力が大きくなりすぎたため皇帝による親征を受け壊滅した。 皇帝より逃亡を許されたジャムカが再び雌伏、15年の歳月をかけて強力な王朝を打ち立てた。
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パルス 物語の主な舞台である王国。人口は約二千万人。大陸公路(現実世界のシルクロードにあたる)の中心に位置する国家。王都エクバターナは陸上交通の要衝で、その首都人口は公称100万という。東西を結ぶ大陸公路や南方の港町ギランに代表される港湾都市からの物資が集まり繁栄を謳歌している。現在の王朝は英雄王カイ・ホスロー以来300年余の歴史を誇り、第1部開始時点で第18代国王アンドラゴラス三世の統治下にある。大陸公路の要衝かつ豊かな国であることから諸外国より侵略を受けることが多いが、それを跳ね除けてきた強兵の国でもある。物語開始前にアンドラゴラス三世によって隣接するバダフシャーン公国を併合しさらに強国となっている。 多神教が広く信仰されている。パルス語は大陸公路での公用語としての役割も果たしており、他国の人間ともこれを用いることで、ほとんどの場合、意思の疎通は可能である。そのため、パルス人は外国語を覚えようとしないという弊害もある。パルスのモデルは中世ペルシア。 ルシタニア パルスの北西に位置する王国。貧しい国で、一神教イアルダボート教を国教とし信仰に篤いが、強硬派の西方教会が主流であり、イアルダボート教以外の宗教を一切認めようとしない。豊かな土地を求めて遠征を行った。物語開始前に同じイアルダボート教を信じる国ながら教義の異なるマルヤム(穏健な東方教会派)を攻め落としており、その後パルスに侵攻したことで物語が始まる。パルス遠征は十字軍がモチーフとなっている。 第2部では、遠征の失敗によって主だった指導者を失い荒廃し無政府状態になっている。ルシタニアの侵略は十字軍のイメージ。 シンドゥラ パルスの南東に位置する王国で、カーヴェリー河がパルスとの国境となっている。北方でチュルク、東方ではモン族やシャン族と対峙している。王都はウライユール。夏の暑熱は厳しいが冬は過ごしやすい。虎や象が生息し、戦象部隊は周辺諸国からも脅威とされている。建国王はクロートゥンガ。歴史的に隣国パルスとは仲が悪く、建国後250年ほどしか経過していないにも関わらずパルスの暦年より1年多く暦を数えているほどである(第1部開始時点でパルス暦320年、シンドゥラ暦321年)。 ターバンを着用する者が多く見られる。 マルヤム パルスの北西に位置する王国。古い伝統を持つ国であり、ルシタニアと同じイアルダボート教だが、穏健派の東方教会派が多数派を占める。王都はイラクリオン。 穏健な政治でパルスとも交易しており、同じイアルダボード教の国であるが、強硬派の西方教会に属するルシタニアによって滅ぼされる。その後パルスを追われた大司教ボダンが一旦は政権を握るが、同じくパルスを追われたギスカールと覇権をめぐって争う。ギスカールが勝利し新王朝であるケファルニス朝をひらく。ルシタニアよりはマシであるらしいが、大して豊かな国ではない。 モデルは東ローマ帝国。 ミスル パルスの西方に位置する王国。王都はアクミーム。国土の大半が砂漠で夏は猛暑となる。ディジレ河の沿岸は肥沃な穀倉地帯であり、灌漑のための水車が並ぶ。砂漠での戦いで勇名を馳せる駱駝部隊と戦車隊を持つ。南で国境を接するナバタイとの交易もおこなわれている。 先年パルスに大軍をもって侵攻したが、エクバターナの城壁に拠って撃退されたらしい(ヴァフリーズの言より)。 チュルク(Turk) パルスの東方に位置する王国。人口八百万 - 一千万人。北にトゥラーン、南にシンドゥラと国境を接する内陸の山岳国家だが土地の肥えた河谷や盆地があり岩塩や砂金が採れる。元々チュルク人はトゥラーン人と同じ民族であったと言われている。王都ヘラートは難攻不落の城塞都市として知られる。鳥葬の風習がある。 モデルは中央アジア山岳地帯の諸国家。 トゥラーン(Turan) パルスの北東に位置する遊牧騎馬民族の王国。西にパルス、南にチュルクと国境を接する。王都はサマンガーン。ただし固定した建造物はなく、王宮は巨大な天幕である。 パルスを上回る騎馬民族の国で、会議すらも馬上で行う。他国からは「草原の覇者」とも言われ、野戦ではパルス軍に匹敵するが、その分攻城戦は不得手。トゥラーン人は遊牧民のため、定住はせず天幕をもって草原を移動する。主要産業は他国からの略奪であり、自ら通貨を発行することはなく、他国の貨幣をそのまま使用する。太陽神(ダヤン)を信仰している。 モデルはモンゴル民族。国名はトランスオクシアナの古称「トゥーラーン」より[要出典]。 絹の国(セリカ) パルスよりはるか東方にある文明国、大陸公路の東端に位置する大帝国。絹の国の皇統は約千年続く。帝都は西都永安府(シーツィーイーアンフ)でその首都人口は200万。北と西の国境線には、外敵である遊牧民族の侵入を防ぐため、「長城」と呼ばれる長大な石の防壁が築かれている。国土を二つの大河である、雷河(ライホー)と龍江(ロンチャン)が流れる。ダリューンが以前に使節団の護衛隊長として赴いたことがある。 ナバタイ ミスルの南方に位置する黒人の国。政権が安定せず第2部の時点で東西の王国に分かれている。幾度かミスルへ侵攻したことがある。鉄鎖術はこの国出身の黒人奴隷(ザンジ)たちが、鎖につながれた身で残虐な主人に抵抗するために修得したと言われる。 バダフシャーン かつて存在した公国で、パルスによって併合された。現在は元首府ヘルマンドス(Helmands)にパルスの総督府が置かれている。国土の大半を砂漠が占める乾燥地帯で、点在するオアシスに多くの住民が居住する。ヘルマンドスはバダフシャーン地方最大のオアシスである「プラタナスの園」(バーゲ・チナール)の中心にある巨大な湖のほとりに作られた都市で、四方を城壁に囲まれている。主要産物は銀や紅玉(ラアル)などの鉱産物。 ファルハール パルスより東方にある公国。大陸公路に点在する小さな都市国家の一つ。ファルハール人は東西の血が入り混じっているため、個人の容貌に差があり、親や兄妹でも似ていないとされる。大陸公路で最も美男美女が多い土地とされている。ファルハール人は20歳を過ぎるまでに母国語であるファルハール語に加えて、最低でもパルス語と絹の国(セリカ)語を習得しているとされる。翡翠と紅玉を産出する。
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