現在の王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:24 UTC 版)
皇室典範第五条 皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃及び女王を皇族とする。 同第六条 嫡出の皇子及び嫡男系嫡出の皇孫は、男を親王、女を内親王とし、三世以下の嫡男系嫡出の子孫は、男を王、女を女王とする。 同第七条 王が皇位を継承したときは、その兄弟姉妹たる王及び女王は、特にこれを親王及び内親王とする。 現行の皇室典範では、天皇の嫡男系嫡出で三親等以上離れた皇族男子を指す(傍系でなく直系尊属の天皇から数える)。これに対して同様の皇族女子の場合には、女王と称する。ちなみに、王の妃を王妃という。 王は旧皇室典範時代には多数存在したが(昭和史の重要人物である伏見宮博恭王や東久邇宮稔彦王など)、みな第二次世界大戦終戦直後の1947年(昭和22年)10月14日に皇籍を離脱した。その後現在に至るまで、王を身位に持つ者はいない。 現行の皇室典範のもとでは、王は一人も出生しておらず、2020年(令和2年)現在、王の身位を持つ皇族は存在しない。 王は皇族身位令に準じ、成年となったときに桐花大綬章を授与される(2003年(平成15年)11月2日までに成年に達した場合は勲一等旭日桐花大綬章であった)。 なお、英語表記では親王と王の区別無く Prince が用いられる。
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