現在の状態と開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/07 02:30 UTC 版)
プロトンロケット向けのRD-253の販売と使用の権利はNPOエネゴマシュに属しロシアのペルミで生産される。 改良型のRD-275 (14D14)はより強力な派生型のエンジンとして1987年から1993年に開発された。燃焼室圧力の向上により推力が7.7%増え静止軌道へのペイロードが600 kg (1,300 lb)以上増えた。このエンジンを搭載したプロトンロケットの初打ち上げは1995年に完了した。 2001年にエネゴマシュは次のより強力な派生型エンジンの開発を開始した。5.2%高い推力で14D14M (RD-275M)となる。静止軌道に150 kg (330 lb)多く運べるように設計される。 この派生型エンジンのいくつかの試験は2002年から2003年にかけて完了した。それには計735秒の3基の試験用RD-275Msによる4回の燃焼試験が含まれる。2005年半ばに政府の製造認可を得た。 最終型であるRD-275MはしばしばRD-276として扱われるが2009年時点においてRD-275M (14D14M)という名称が一般的である。エンジン単体の製造費用は資料により1.5百万ドル、或いは1百万ドルという例もある。
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