現在の状況と歴史とは? わかりやすく解説

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現在の状況と歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 23:24 UTC 版)

ミュージックサイレン」の記事における「現在の状況と歴史」の解説

岡山市岡山県庁では、1957年昭和32年)から第一世代機の運用開始された。当時知事希望により設置されたものである結果第一世代ミュージックサイレン最大音階12音階サイレン採用され午前7時小田進吾作曲「朝」、午後12時菩提樹」、17時家路」、21時日古謡子守歌」、年末24時蛍の光」、元日午前7時「君が代」奏でた1991年には老朽化による第二世代更新行なっており、曲目第一世代から受け継いだものになっている第一世代特有の単調なメロディーから、ハモリが聞かれテンポ速くなっていて、音量第一世代比べ若干大き第二世代は、運用開始当初から少々問題抱えていた。まず、「時報必要性」が失われている。という理由から、吹鳴中止した事がある。しかし、これは県民による苦情で、「子供帰ってこない」などの事が寄せられ、「県庁舎サイレン復活について」というアンケート実施した所、県民の7割が復活希望したため、運用再開した。しかしメンテナンス全てヤマハ頼っていたため、2016年8月末のサポート終了大きなショックとなっていた。故障しても対応が受けられないからだ。当初は、壊れるまで吹鳴続けるという案もあったとの事だが、県知事意向によりサポート終了合わせて2016年8月31日17時吹鳴される「家路」を最後に正式に運用終了した県庁舎設置されミュージックサイレンは、未だ屋上安置されたままである愛媛県八幡浜市愛宕山公園設置され第2世代機は、八幡浜市市制施行記念日である1993年平成5年2月11日から運用始まったミュージックサイレンである。ミュージックサイレン2016年平成24年8月末にメーカーサポート業務終了しているものの、設置した業者である「南海放送音響照明株式会社」が、現在メンテナンス及び修理業務行っている。今後故障などが懸念されることから、同社八幡浜市メンテナンス契約結んでおり、運用維持している。しかし南海放送音響照明は、ミュージックサイレン制御機器(コントローラドライバー)が故障した場合修理出来ないらしく、仮にいつ故障して運用出来なくなってしまって良いように、ミュージックサイレン音源録音し防災行政無線などで放送する事が出来るようになっている定時吹鳴曲目は、午前6時八幡浜漁港の唄」、午後12時みかんの花咲く丘」、午後6時夕焼け小焼け」である。 静岡県浜松市本社を置くヤマハ株式会社本社工場設置されミュージックサイレンは、概要述べたように1951年昭和26年12月20日から運用開始した1953年昭和28年)にモーター駆動などの全面改良行い第2世代機が1987年昭和62年)に開発され第2世代実用化のために1989年平成元年2月第1世代機の運用終了し第二世代機は同年2月25日から運用開始された。この第1世代機と、第2世代機は、装置老朽化設置場所2019年度工場4号館解体に伴い第2世代機が2018年平成30年12月28日17時に、「蛍の光」を演奏し運用終了した。この日は17時を除く、午前8時「埴生の宿午後12時菩提樹」の定時吹鳴加え午前10時に「野ばら」、13時にユーモレスク」、15時に「故郷」の、2000年平成12年3月1日まで定時吹鳴だった曲目最後に演奏された日でもある。ちなみに17時演奏は、月曜日水曜日演奏される家路」、火曜日の「峠の我が家」、木曜日の「月の光」、第一第三金曜日の「アラベスク」、第二第四金曜日「トロイメライ」演奏されるが、第四金曜日トロイメライは、最終日第四金曜日のため「蛍の光」の演奏となったちなみに第一世代機の演奏されていた曲目は、1957年昭和32年)の記録によると、午前7時30分午前7時50分に「浦のあけくれ午前8時00分、午前10時10分、午後12時40分、15時00分に「歌も楽し」 午前10時00分、午後12時00分、14時50分に「舟歌16時30分に「家路年末に「蛍の光元日に「一月一日」を演奏していた。元日曲目は、静岡大学音楽教授に、工場内部設置され鍵盤スイッチ演奏してもらっていたという。 福岡県大牟田市松屋設置されミュージックサイレンは、1959年昭和34年)から運用開始し装置老朽化により1978年昭和53年7月2日運用終了した曲目は、稼働当初1959年から1963年昭和38年)まで、6時55分「家路」、1155分「春の小川」、16時55分「夕焼け小焼け」、2155分「浜千鳥」が演奏されていて、1964年昭和39年以降は、6時55分「ボルガの舟唄」、1155分「春の小川」、16時55分「埴生の宿」、2155分「菩提樹」である。 宮城県仙台市にかつて存在した丸光デパート設置されミュージックサイレンは、丸光デパート増床改築記念として、創業者社長佐々木光男が、東北初めミュージックサイレン導入装置1953年昭和28年10月21日屋上設置され同年12月11日吹鳴式には佐々木と、仙台市長当時)の岡崎榮松参列し装置起動ボタン押して午前9時から吹鳴始めた曲目は、仙台市出身である土井晩翠にちなんで「荒城の月」が選定された。稼働当初午前9時、午後12時17時一日3回荒城の月演奏されたが、その後午前9時から開店時間午前10時変更し15時21時が追加された。21時は、宮城県警察本部から青少年の健全育成非行防止活用して欲しいとの要請を受け、「この道」に変更された。改正後曲目は、午前10時午後12時15時17時に「荒城の月」、21時「この道となったミュージックサイレンその後1987年昭和62年7月15日故障した昭和60年代入ってからも、すでに発音装置シャッター動作しなくなってしまう物も出ていた。同年7月31日河北新報朝刊には、[35年目・・・消え杜の都シンボル]という題で、ミュージックサイレン運用停止写真付き報じられた。そこで、7月15日停止した日に、市民からの丸光対す電話殺到した際の事を挙げると、[「"荒城の月"は私の生活のリズム。5時のが鳴ると、退社まであと30頑張ろうと思うんですよ。」とOL。「夜9時過ぎ帰宅すると父にしかられたものでした。私の門限は、"この道"が鳴り終わるまででしたから。」という婦人もいた。]とあるように、ミュージックサイレンは、仙台市民にとっての時計としての役割十分に果たしていたことが伺える。[しかし、市民願い届きそうもない34年歳月に耐えてきたサイレンだが、音階一部抜け音程微妙にズレてきており、相当"重症"になっているからだ。]とある。[「市民方々からの励まし電話仙台シンボルとして長年活躍考えると、このまま廃止するのは忍びない。しかし、音の問題考えると、このサイレン現在の都市環境マッチしているのかどうか改め吟味することが必要でしょう。」]という、丸光側の配慮により同年9月23日に2回のみ荒城の月最後に演奏し運用終了した大分県大分市トキハ本店設置されミュージックサイレンは、トキハ本店ミュージックサイレン管理担当者によると、1954年昭和29年)に設置され1970年昭和45年)に店舗面積拡大に際して一号機の運用終了した1975年昭和50年)に現在の建物増床し、その記念として1954年モデルと同じモデル新たに屋上設置した曲目は、開店時間午前10時小田進吾作曲の「朝」、12時花嫁人形」、閉店時間19時にアニーローリー」を現在でも演奏している。過去には、「ブラームスの子守唄」と「君が代」演奏されていた記録残っているとのこと。つい最近まで、装置老朽化のためか、2音階鳴っていなかったが2022年6月頃に、発音装置原因不明復活をし、正確な曲目奏でられるようになったトキハ本店担当職員は、「ヤマハファインテック株式会社ミュージックサイレンサポート終了しているため、修理業務が行えないが、定期的に自主メンテナンス行って運用維持している」と話しているため、発音装置復活したのは装置自身電磁石の力による物と考えられる山県市役所美山支所設置されミュージックサイレン1994年平成6年9月30日設置され同年10月1日から運用開始したが、1996年平成8年)までの2年間しか運用されず、運用終了した理由に関しては、山県市役所防災対策本部担当者によると、設置されている美山支所庁舎のすぐ付近に住居があり、そこからの苦情相次いだためという。演奏に関しては、行政無線でのお知らせのために、チャイムメロディ演奏していたという。演奏曲の時間帯は、当時資料詳細載っていなかったため不明との事だが、演奏されていた曲目は「ユーモレスク」「峠の我が家」「埴生の宿」「ブラームスの子守歌」「野ばら」「故郷」「月の光」「江戸の子守歌」「家路」「ガボット」の10であった2023年度庁舎改修工事が行われる予定で、このミュージックサイレン姿を消す可能性が高いと言う愛媛県宇和島市宇和島城設置されミュージックサイレンは、第1世代機が1960年昭和35年4月10日12時から運用開始され老朽化1991年平成3年12月1日第2世代機に機種交替した宇和島市役所担当者によると、第1世代機の1960年当初曲目は、6時靴が鳴る」、12時散歩唱歌」、18時「埴生の宿」、21時「賛美歌405また会う日まで」が流されており、1970年昭和45年4月10日より、6時アニーローリー」、12時靴が鳴る」、18時「故郷の空」、21時「埴生の宿」を吹鳴していた。予備曲目として、21時「家路」があった。その後1991年交替した第2世代機の曲目は、6時鉄道唱歌」、12時「とんび」、18時「故郷」、21時「宇和島さんさ」が吹鳴されていて、こちらも予備曲目として21時「八ツ鹿おどり」が用意されていた。宇和島城ミュージックサイレンは、定刻通り演奏がされなくなったことや、発音装置シャッター故障頻発したこと、ミュージックサイレンのすぐ近くにホーンアレイスピーカーが建設されたため、2014年平成26年)頃に運用終了した。現在は、建設されたホーンアレイスピーカーや、宇和島市各所設置されているFM告知放送屋外拡声子局地元コミュニティFM局FMがいやで、録音され第2世代機の音源をかつての時刻放送している。また、かつて宇和島城ミュージックサイレンメンテナンス行なっていたのは、現在の八幡浜市ミュージックサイレン専属業者である「南海放送音響照明株式会社」である事がわかっている。 旧伊賀市役所ミュージックサイレンは、1959年昭和34年)に上野産業会館屋上設置されミュージックサイレン老朽化1982年昭和57年)に上野市役所移転したのである運用開始した上野産業会館ミュージックサイレンは、現在のミュージックサイレンの8音階の物とは異なる4音階の物であり、当時曲目は、7時及び12時魔弾の射手」、18時「家路」、22時 「夢路の歌」が流されていた。この「夢路の歌」は、上野市中学校「東仁己」教諭作曲の 4 音用創作歌で、このサイレンのために作曲された曲である。1982年に8音階モデルへ更新し当時の上野市役所(伊賀市役所)の屋上へと設置された。上野市教育長曲目選考委員会選出結果曲目は、7時「朝」、12時芭蕉~さまざまなこと思い出かな~」、18時「家路」、22時「ブラームスの子守唄」となり、現在でも吹鳴されている。また4音階モデルミュージックサイレン冬場によく凍結したため、8音階モデルへ更新した際に周りを覆うように箱が取り付けられた。 みちのく銀行大館支店(旧弘前相互銀行大館支店)のミュージックサイレンは、職員によると、当時伝票記載されていたのは「日本楽器製造から購入したミュージックサイレン」とあるらしく、装置1955年昭和30年6月18日日本楽器製造から発送され同年6月23日銀行装置到着。その職員務め始めた1981年昭和56年4月当時はもうすでに鳴っていなかったと言う。現在も、建屋屋根設置されているボックス中にモーターのような物があり、重すぎて撤去難しいためそのまま入っている」と言う吹鳴されていた曲目演奏時間不明だが、「春の小川」、「靴が鳴る」の2曲が流されていたとみられる国鉄土崎工場ミュージックサイレンは、日本楽器製造社報によると、1956年昭和31年8月22日日本楽器製造から発送されたもので、ミュージックサイレン製造50台目であったという。現地住民によると、45年50年程前までは吹鳴がされていて、始業時間の8時(曲名不明)、12時(曲名不明)、終業時間17時に「家路」、隣接する国鉄工場職員官舎向けて就寝促す目的21時に埴生の宿」が流されていて、時間帯不明だが「この道」が演奏されていたという。吹鳴終了した背景には、新規住民による苦情終了したという話が聞かれ付近に所在する陸上自衛隊秋田駐屯地から流れていた6時起床ラッパも、同様の理由廃止されたという話が聞かれた。 丹波篠山市王地山公園のミュージックサイレンは、現存資料によると1957年昭和32年11月設置され老朽化撤去される2003年平成15年)まで、8時に小田進吾作曲「朝」、12時に「吹け春風」、17時に「夕焼け小焼け」、22時に家路」を吹鳴していた。また、吹鳴当初午前5時にアニーローリー」も吹鳴していたという。2003年平成15年)にミュージックサイレン撤去され新たにスピーカー設置され、8時「朝」、12時吹け春風」、15時デカンショ節」、17時夕焼け小焼け」、現在は鳴動していない22時の家路」が鳴動している。 玖珂町役場ミュージックサイレンは、平成2年通常のモーターサイレンからミュージックサイレンへの切り替え行っており、この頃からミュージックサイレン運用始まった廃止理由は旧玖珂町時代整備したアナログ防災行政無線デジタル化したためだという。現物職員の方が捜索したそうだが見つからず平成11年のの防災行政無線導入時撤去されたものと思われる曲目正午玖珂町歌」17時ふるさと」が流されていた。

※この「現在の状況と歴史」の解説は、「ミュージックサイレン」の解説の一部です。
「現在の状況と歴史」を含む「ミュージックサイレン」の記事については、「ミュージックサイレン」の概要を参照ください。

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