野ばら
作者小川未明
収載図書少年少女日本文学館 14 赤いろうそくと人魚
出版社講談社
刊行年月1986.8
収載図書日本幻想文学集成 13 小川未明 初夏の空で笑う女
出版社国書刊行会
刊行年月1992.8
収載図書小川未明名作選集 2 野ばら
出版社ぎょうせい
刊行年月1994.1
収載図書赤いろうそくと人魚ほか
出版社講談社
刊行年月1995.7
シリーズ名ポケット日本文学館
収載図書小川未明童話集 79刷改版
出版社新潮社
刊行年月2003.5
シリーズ名新潮文庫
収載図書小川未明童話集―心に残るロングセラー名作10話
出版社世界文化社
刊行年月2004.3
収載図書勇気―愛・信頼・協調
出版社日本漢字能力検定協会
刊行年月2006.11
シリーズ名漢検
野ばら
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野ばら
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『野ばら』(Heidenröslein)は、
- ゲーテの詩のひとつ。1789年出版。
- 歌曲:ゲーテの詩に曲をつけ、歌曲にしたてたもの。
- フランツ・シューベルト作曲の歌曲。D257。
- ハインリッヒ・ヴェルナー作曲の歌曲。
ゲーテの詩『野ばら』
1799年に出版された。ゲーテが1771年にシュトラースブルク(ストラスブール)に勉学していた時に書かれたもので、フレデリケ・ブリオンという女性に恋をし、その女性に贈られたものである。[1]
“Sah ein Knab' ein Röslein stehn”(「男の子が野に咲く薔薇を見つけました」といったメタファーを用いた文)で始まる。
詩の全文と訳
ドイツ語原詩 |
日本語訳(GFDL) |
近藤朔風の日本語訳詞
近藤朔風は以下の2種類の訳詞を発表しているが、「野中のばら」がよく歌われる[2][3]。
野中のばら
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荒野のばら
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歌曲
このゲーテの詩は傑作と評価されており、以下をはじめとした多くの作曲家によって、この詩に曲が付けられている。
日本においては、特に、シューベルトとヴェルナーの作品に、近藤朔風によって日本語の訳詞が付けられたものが、音楽教科書を通して広く人々に知られている[4]。
シューベルトの歌曲『野ばら』

『魔王』と並びシューベルトの初期の傑作とされる。リート形式の見本というべき簡単な曲想に、ゲーテによる原詩のもつ繊細な世界が昇華されている。
ト長調。4分の2拍子。ピアノ伴奏は単純で、主和音を右手と左手とで交互に奏するだけである。
主調楽節-属調楽節-属調平行調楽節-主調という簡単平易な小曲の中に、厳しい自然の中の可憐な花を歌い上げている。
『野ばら』のメロディ
シューベルト作曲の『野ばら』は日本でも広く親しまれ、メロディがアレンジされて、学校などのチャイムや鉄道駅での発車メロディなどとして使用されることも多い。鉄道での発車メロディとしては、東日本旅客鉄道(JR東日本)で使用されていたほか、2011年までは京王電鉄の下り線でも接近メロディとして使用されていたが、いずれも放送機器の更新に伴い消滅している。編曲を手がけたのは永楽電気である。また学校のチャイムとしては立正大学などで使用されている。
ヴェルナー作曲による『野ばら』
ハインリッヒ・ヴェルナー作曲の『野ばら』も日本で広く親しまれ、メロディがアレンジされて地方自治体の防災行政無線のチャイムや、企業の事業所等での始業・終業時におけるチャイムなどとしても使われている。ドラマ『僕の生きる道』の合唱のシーンでも使われた。
参照項目
脚注
注釈・出典
- ^ 野ばら(シューベルト):世界の民謡・童謡
- ^ “野中のばら~近藤朔風~荒野のばら”. 愛唱会きらくジャーナル. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 久方東雲. “ゲーテ、シューベルトと「野ばら」”. 米子リート研究会. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 坂本麻実子「音楽教育と近藤朔風の訳詞曲:没後100年に考える」『富山大学人間発達科学部紀要』第10巻第2号、2016年3月30日、33-42頁。 NAID 120005746268
外部リンク
野ばら
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『papyrus』vol.14 あらすじ 高校生の乾佳乃は、同級生の大野祐と親しくしている。祐の出自の噂は聴いていた佳乃であるが祐の実際の生活についてなにも知らずにいた。ある日、祐と夜遊びの末に彼の家を訪れることとなったことから祐の兄聖人と知り合う。その後は佳乃、祐ともに自分にないものを兄妹は持っていると悩みを打ち明けるようになり距離を近づける。そして佳乃は祐に友達としてなにかをしてあげたいという思いを強めて行き、一方で聖人への想いを募らせて行く。冬になり佳乃の妹の深雪を加え大野兄弟の家でクリスマスパーティーをした、その場で深雪は聖人の抱える淋しさの存在に気づき距離を縮めて行く。その後、深雪が妊娠しているとわかると聖人と深雪は結婚を決める。親戚となった佳乃と祐は互いになにかをしてあげたいと思い合うようになり、恋を超越した友情のような関係に発展していく。その後、大学に進学した佳乃は、ある日書店に立ち寄り、記憶を頼りに祐が話していた集谷川俊太郎の『あなたはそこに』を目にして、それを読み、祐の真の想いを知る。 登場人物 乾佳乃(いぬい よしの) 高校2年生。実家はタイル屋で職人気質な人々に囲まれて育ったせいか彼女自身も江戸っ子的な部分がある。妹の深雪に譲るように育ったせいであまり外見に気を使えない。 乾深雪(いぬい みゆき) 佳乃の1歳下の妹。かつては佳乃と双子と間違われることもよくあった。佳乃より冷静な一面があり相談相手になることもあった。クリスマスパーティーの席で聖人と急速に距離を詰め、1年後に結婚を決意する。 大野祐(おおの ゆう) 佳乃の同級生。火事で両親を亡くし、祖母の所有しているアパートで兄の聖人と2人暮らし、コンビニでアルバイトをして家計を助ける。未熟児として生まれ体が弱く、とても小柄なためイジリの対象となることも。 大野聖人(おおの まさと) 祐の兄。昔付き合っていた彼女をかばい腕に傷跡がある。『ライフ・イズ・ビューティフル』を観て泣くという一面もある。思春期的なものがないまま育った弟を気にかける様子もある。クリスマスパーティーの席で深雪と知り合い、1年後、乾家を訪れ深雪と結婚したいと申し出る。 豊崎(とよざき) 佳乃と祐のクラスメイトの男子。英語が堪能。 宇野(うの) 佳乃たちのクラスメイトの女子。
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