主な国・地域におけるチップ相場の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 21:51 UTC 版)
「チップ (サービス)」の記事における「主な国・地域におけるチップ相場の例」の解説
国名・地域名ホテルレストランタクシートイレその他出典アメリカ合衆国 ベルマン、ドアマン、ポーターによる荷物の運搬で1個につき1~2ドル程度。 ベルマン、ドアマンがタクシーをつかまえてくれたとき1ドル程度。 ベルマンがメッセージや届け物を部屋まで届けてくれたとき1ドル程度。 ルームサービスを頼んだとき、料金の10~15%程度。 タオルや毛布、バスローブなどを部屋まで持ってきてくれたとき1ドル程度。 ルームメイドに部屋を掃除してもらったとき、1回につき2ドル程度。 コンシェルジュにチケットやレストランの手配を依頼したとき、難易度に応じて10~30ドル以上。 合計金額の15~20%程度。サービス料込の場合はそれより少額。 ファストカジュアルやファストフードでは不要。 アメリカ合衆国が定める連邦最低賃金7ドル25セントであるが、レストランではチップが給与の一部とみなされているため、レストランでチップをもらう従業員の最低時間給は2ドル13セントとしている。ただし、チップと2ドル13セントの合計金額が連邦最低賃金の7ドル25セントに充つるまでは使用者負担で差額を払う(従って従業員は客が全く来なくても7ドル25セントが保障される)。 これは守るべき「最低」基準であり、例えば契約賃金(=最低賃金7ドル25セント)にチップをそっくり上乗せするなどは構わない。州や市の定める最低賃金と連邦最低賃金に差がある場合は高い方の金額になる。 使用者はクレジットカードの手数料や税金など合法的な控除を除いて「中抜き」することなくチップの全額を従業員に払わなけれなならない。 料金の10~15%程度。最低でも1ドル程度。荷物が多い場合には多めに払う。運賃支払いの時に切りのいい額で多めに出し「Keep the change」(釣りは要らないよ)と言ってもよい。 空港シャトルバスを利用したらドライバーに1~3ドル程度。ただし、決められたルートを回る大型バスの場合は不要。 空港からホテルまでの無料シャトルバスを利用したらドライバーに1ドル程度。 観光バスのツアーに参加したらドライバーやガイドに1~10ドル程度。 カナダ ルームメイドには、1ベッドにつき1ドル程度。 ルームサービスには、料金の10~15%。タオルや毛布の不足補充を頼んだら50セント~1ドル。 合計金額の15~20%程度。サービス料込の場合はそれより少額か不要。 料金の10~15%程度。最低でも50セント程度。荷物が多い場合には若干多めに払う。 観光バスでは、たいていドライバーがガイドを兼ねているので、ツアー終了時に3~5ドル程度。 イギリス ポーターにはスーツケース1個につき50~75ペンス程度。 ベルボーイやルームサービスに対し1回につき50ペンス~1ポンド程度。 合計料金の10~15%程度。サービス料が含まれている場合は不要。 料金の10~15%程度。 掃除の係員がお皿を前に置いて座っていたら10~20ペンス。 パブでは原則不要。 フランス ベルボーイやルームサービスに対し1回につき1~2ユーロ程度。 通常の掃除やベッドメークには不要。 高級レストランなどでは食事代の5~10%が目安。 中級以下ではおつりの小銭を残す程度。 料金の10~15%程度。 掃除の係員がお皿を前に置いて座っていたら50セント程度。 劇場などの案内係に座席を案内してもらったらお礼として50セント~1ユーロ程度。ただし、国立劇場では公務員なので不要。 ドイツ ベルボーイやルームサービスを頼んだ時に1ユーロ程度。 一般には5~10%ぐらいの額を、テーブルでの支払い時に切りのいい金額に切り上げて渡すか、お釣りの小銭をテーブルに残す。 料金の10%程度。トランクに入れる荷物が多いときはやや多めに。 掃除の係員がお皿を前に置いて座っていたら20~30セント程度。 イタリア ポーターやルームサービスに対して1ユーロ程度 料理代金に含まれる場合がほとんど。別計算でも勘定書きには含まれている。店の格により7~15%程度。 料金の10%程度。 係員が一律に徴収する場合や、皿を置いて任意にとする場合がある。20~70セント程度。 香港 ホテルのトイレでは2~5ドル程度。 ベルボーイや部屋係には10ドル程度。 合計金額の10%がサービス料として上積みされているので、おつりの小銭を渡す程度。 大衆食堂やファストフード店では不要。 不要。 イギリス文化の名残としてチップの習慣が根強い。 エジプト バクシーシとして、荷物を運んでくれたポーターに1~2ポンド、枕銭として1~2ポンド程度。高級ホテルの場合はこれより多めに。 バクシーシとして、観光客が利用するようなレストランでは料金の10%程度。 都市部で流しのタクシーに近距離乗車した場合は基本的に不要。 空港や博物館のトイレは不要。トイレの管理人から何らかのサービスを受けても50ピアストル程度で充分。 「バクシーシ(英語版)」はチップに似るが、イスラームの教えに起源をもつ習慣であり、喜捨の意味合いもある(後述)。
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