長城とは? わかりやすく解説

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ちょう‐じょう〔チヤウジヤウ〕【長城】

読み方:ちょうじょう

長く連なって築かれた城。特に、万里の長城のこと。


長城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 21:38 UTC 版)

長城(ちょうじょう)とは、外敵の侵入に備えるため、国境線に沿って建造された土塁城壁をいう。長城という場合、特に万里の長城のことを指すこともある。

古代中国の長城

中国北方王朝とさらに北の部族との長城

  • 遼辺壕、金界壕、いわゆる「チンギス・ハーン長城」

遼代あるいは金代に北方遊牧民の侵入に備えて築かれた防御施設。モンゴル国では「チンギスの壁(チンギシーン・へレムЧингисийн хэрэм)」,「チンギスの道(チンギシーン・ザムЧингисийн зам)」,「チンギスの壕(チンギシーン・ダランЧингисийн далан)」,ロシアでは「チンギスハンの土壁」,中国では「遼辺壕」,「金界壕」,「嶺北界壕」などと呼ばれる[1]

  • 西夏長城(チンギス・ハーン長城)

ゴビ砂漠で発見されている、西夏の北境に築かれた長城と要塞。[2][3][4]

ローマ帝国の国境線

イギリス
スコットランド
ドイツ

日本の防塁

注釈

  1. ^ 日本モンゴル学会コラム「"チンギス・ハーン長城"報道の顛末」(松川節)
  2. ^ 失われた万里の長城、モンゴルで発見(ナショナル ジオグラフィック,2012.03.21)
  3. ^ 「タングートの国、西夏の北疆:考古学的証拠と史料にもとづいた」(コヴァリョフ A.&エルデネバータル D.)
  4. ^ 「内外モンゴル・河西回廊・楼蘭における一辺130mの囲郭遺跡の分布と展開-衛星画像・GISの歴史学・考古学への応用-」(森谷一樹)

関連項目

  • 城壁
  • 城柵
  • エリコの壁
  • ゴルガーンの防衛壁英語版(Great Wall of Gorgan) ‐ 「ゴルガーンの長城」「アレキサンダー・バリアー」、考古学者からはレンガの色からレッドスネークと呼ばれる。
  • アレキサンダーの門英語版 ‐ ゴルガーンの防衛壁とも接続している。別名:カスピ海ゲート。アレキサンダー大王によって建設された防衛壁とされている。

長城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:50 UTC 版)

リメス」の記事における「長城」の解説

長城の総延長は約550kmで、東はドナウ川から西はライン川まで達する。既述のとおり、長城は大きく分けてゲルマニア・スペリオル(約330km)とレチア(約220km)の2つ部分分けられる。現在は、遺構全体の約9%が完全に破壊される一方で、約27%程度残っている。 ゲルマニア・スペリオル部分は、ライン川ライン川支流であるマイン川沿って土塁による長城と堀が設けられていた。堀は約8mの幅と約2.5mの深さ持っていた。またゲルマニア・スペリオル部分には長城にそって約40の砦が築かれていた。 レチア部分は、リメス建設後期のもので、レチア部分のうち約167kmは高さ約3m、幅1.2mの石塁築かれた。石塁は、付近から産出する石を使用し積み上げられ石塁石膏固められた。

※この「長城」の解説は、「リメス」の解説の一部です。
「長城」を含む「リメス」の記事については、「リメス」の概要を参照ください。

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長城

出典:『Wiktionary』 (2021/08/27 03:25 UTC 版)

名詞

 ちょうじょう

  1. 長く連なる城。
  2. 一国重鎮となるべき人のたとえ。

固有名詞

 ちょうじょう

  1. 万里の長城

「長城」の例文・使い方・用例・文例

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