坂東太郎
坂東太郎とは、利根川(とねがわ)の異名である。
利根川は新潟県南魚沼市の大水上山(おおみなかみやま)を水源とする全長322キロメートルの一級河川である。利根川は関東地方を北から東に流れ、千葉県銚子市を河口とし、その長さは上越新幹線の東京~新潟間とほぼ同じ距離になる。
坂東太郎の「坂東」とは、相模国の足柄山・箱根山以東を指し、現在の「関東」にあたる。「太郎」とは長男につける名前の代表である。利根川は坂東(関東)にある日本一の川(長男)といった意味合いで「坂東太郎」と名付けられた。
利根川は日本三大暴れ川の1つとされる。暴れ川とは、洪水などの水害が多い川のこと。日本三大暴れ川の残り2つは、熊本県の阿蘇山を水源とする筑後川と、高知県と徳島県を流れる吉野川で、それぞれ「筑紫次郎(筑後川)」「四国三郎(吉野川)」という異名がある。
国土交通省利根川上流河川事務所のウェブサイトによれば、利根川は万葉集にも詠まれた大河とされており、利根川の「トネ」がアイヌ語の「トンナイ(広くて大きい川)」に由来する説もあるなど、利根川が古くから親しまれている川であることが推察できる。
関連サイト:利根川の紹介(利根川上流河川事務所ホーム)
ばんどう‐たろう〔‐タラウ〕【坂東太郎】
利根川
(坂東太郎 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/08 18:58 UTC 版)
利根川(とねがわ)は、大水上山を水源として関東地方を北から東へ流れ、太平洋に注ぐ一級河川。一級水系であり、利根川水系の本川(本流)である。河川の規模は日本最大級であり、日本三大河川の一つ。首都圏の水源として国内の経済活動上重要な役割を果たしている。「坂東太郎(ばんどうたろう。“東国にある日本一の大河”)」の異名を持つ日本三大暴れ川の一つで、江戸時代初期に行われた河川改修である利根川東遷事業により、流路を変更された歴史を持つ。
- 1 利根川とは
- 2 利根川の概要
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