ラック式鉄道とは? わかりやすく解説

ラック式鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 10:10 UTC 版)

ラック式鉄道(ラックしきてつどう、Rack Railway)(歯軌条鉄道)とは、2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車(ピニオン)とかみ合わせることで急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道のことである。この突出したピニオンとレールの干渉を防ぐため、特殊な分岐器が必要とされる場合もある。




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ラック式鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 23:36 UTC 版)

碓氷峠」の記事における「ラック式鉄道」の解説

トンネル連続による煤煙問題から、乗務員中には吐血窒息する者も現れ1911年横川駅付近に火力発電所設けられ1912年には日本最初幹線電化が行われた。 電化により碓氷線所要時間80分から40分に半減し輸送力若干増強されたが、輸送隘路であることは変わらず、「東の碓氷」は「北の板谷」、「西の瀬野八」などと並び名だたる鉄道難所として称された。 1900年大和田建樹によって作成された「鉄道唱歌」第 4 集北陸編では、碓氷峠区間は以下のように歌われている。 19.これより音にききいたる 碓氷峠アブト式 歯車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐいなし 20.くぐるトンネル二十ともし火うすく昼くらし いずれは天地うちはれて 顔ふく風の心地よさ さらに『鉄道唱歌』と同じ年に作成された、現在の長野県歌である『信濃の国』も、6番において以下のように碓氷峠歌っている。 吾妻はやとし 日本武(やまとたけ) 嘆き給い碓氷山 穿(うが)つ隧道トンネル二十夢にもこゆる汽車の道 みち一筋学びなば 昔の人にや劣るべき 古来山河秀でたる 国は偉人のある習い なお、「アブBU)ト」という表現当時見られたものだが、語源ドイツ語なので現在のアプト」の方が原語に近い。

※この「ラック式鉄道」の解説は、「碓氷峠」の解説の一部です。
「ラック式鉄道」を含む「碓氷峠」の記事については、「碓氷峠」の概要を参照ください。

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