ラック式鉄道の一覧
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イギリススネーフェル登山鉄道現在世界唯一のフェル式。最大勾配83‰。マン島にある。 スノードン登山鉄道アプト式(グリッパーレール付き)。最大勾配182‰。 ウィルバート・オードリー牧師が執筆した絵本シリーズ「汽車のえほん」に、スノードン登山鉄道をモデルにした架空のラック式鉄道「カルディー登山鉄道」が登場する(テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の原作になるが、ラック式鉄道は現在まで未登場)。詳しくは「山にのぼる機関車」を参照。 イタリアサッシ・スペルガ登山鉄道シュトループ式。最大勾配200‰。ケーブルカー(鋼索鉄道)として開業後、1935年にラック式鉄道に改修。トリノ近郊。 プリンチペ・グラナロロ鉄道リッゲンバッハ式。最大勾配214‰。ジェノバ市内の小鉄道。 インドニルギリ山岳鉄道アプト式。最大勾配120‰。蒸気機関車。 インドネシアアンバラワ・ラック式鉄道蒸気機関車。 オーストラリアウェストコースト・ウィルダネス鉄道 en:West Coast Wilderness Railwayアプト式。廃止された鉱山鉄道を2002年に復活。蒸気機関車。 スキーチューブ・アルペン鉄道 en:Skitube Alpine Railwayフォンロール式。最大勾配125‰。1988年開業の新しいラック式鉄道。路線の大半がトンネル内。 オーストリアアッヘンゼー鉄道 de:Achenseebahnリッゲンバッハ式(粘着式併用)、最大勾配160‰。蒸気機関車。 シャーフベルク鉄道 de:Schafbergbahnアプト式、最大勾配255‰。蒸気機関車。 シュネーベルク鉄道 de:Schneebergbahnアプト式、最大勾配200‰。蒸気機関車。 ギリシャディアコフト・カラヴリタ鉄道 en:Diakofto–Kalavryta Railwayアプト式、最大勾配175‰。 フランスシャモニー・モンタンベール鉄道 fr:Chemin de fer Chamonix au Montenversシュトループ式。最大勾配220‰。 モンブラン鉄道 fr:Tramway du Mont-Blancシュトループ式(粘着式併用)。最大勾配250‰。 リューヌ鉄道 fr:Petit train de la Rhuneシュトループ式。最大勾配250‰。古典的電気機関車。 リヨン地下鉄C線 fr:Ligne C du métro de Lyonシュトループ式(粘着式併用)。最大勾配170‰。 ピュイ・ド・ドーム展望鉄道 fr:Panoramique des Dômesシュトループ式。2012年6月28日に開業した新しい登山鉄道で、LRV形の電車が走る。 スイスアッペンツェル鉄道 de:Appenzeller Bahnen旧サンクトガレン・ガイス・アッペンツェル鉄道 de:Elektrische Bahn St. Gallen–Gais–Appenzell区間サンクトガレン - ガイス間:リッゲンバッハ式/フォンロール式(粘着式併用)。最大勾配92‰。 ガイス - アルトシュテッテン間:シュトループ式/フォンロール式(粘着式併用)。最大勾配160‰。 旧ロールシャッハ・ハイデン鉄道 de:Rorschach-Heiden-Bergbahn区間リッゲンバッハ式(粘着式併用)。最大勾配90‰。 旧ライネック・ワルツェンハウゼン鉄道 de:Bergbahn Rheineck-Walzenhausen区間リッゲンバッハ式(粘着式併用)。最大勾配250‰。ケーブルカーとして開業後、1958年に路線延長とともにラック化。 ヴェヴェイ電気鉄道 fr:Chemins de fer électriques Veveysansシュトループ式(粘着式併用)。最大勾配200‰。 ヴェンゲルンアルプ鉄道 de:Wengernalpbahnリッゲンバッハ式。最大勾配250‰。 シャブレ公共交通エーグル-オロン-モンテイ-シャンペリ線 fr:Chemin de fer Aigle-Ollon-Monthey-Champeryシュトループ式(粘着式併用)。最大勾配135‰。 エーグル-レザン線 fr:Chemin de fer Aigle-Leysinアプト式(粘着式併用)。最大勾配230‰。 ベー-ヴィラー-ブルタユ線 fr:Chemin de fer Bex-Villars-Bretayeアプト式(粘着式併用)。最大勾配200‰。 ゴルナーグラート鉄道アプト式。最大勾配200‰。 シーニゲ・プラッテ鉄道リッゲンバッハ式/フォンロール式。最大勾配260‰。 ツェントラル鉄道旧スイス連邦鉄道(スイス国鉄)ブリューニック線区間リッゲンバッハ式(粘着式併用)。最大勾配128‰。スイス国鉄で唯一の狭軌・ラック式の路線であった。 旧ルツェルン・シュタンス・エンゲルベルク鉄道区間リッゲンバッハ式(粘着式併用)。最大勾配261‰。勾配緩和のために新線を建設中。 ドルダー鉄道 de:Dolderbahnフォンロール式。最大勾配196‰。チューリヒ市内の小鉄道。1973年にケーブルカーをラック式鉄道に改修。 マッターホルン・ゴッタルド鉄道旧フルカ・オーバーアルプ鉄道区間(アンデルマット - ゲシェネン間)アプト式(粘着式併用)。最大181‰。 旧ブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道 区間アプト式(粘着式併用)。最大125‰。 マルチニ・シャトラール鉄道シュトループ式。最大勾配200‰。 モンテ・ジェネロッソ鉄道アプト式。最大勾配220‰。 モントルー・グリオン・ロシェドネイ鉄道アプト式。最大勾配220‰。 ピラトゥス鉄道唯一のロッヒャー式。最大勾配480‰。 ブリエンツ・ロートホルン鉄道アプト式。最大勾配250‰。蒸気機関車を使用。 フルカ山岳蒸気鉄道アプト式(粘着式併用)。最大勾配118‰。新フルカトンネルの開業により廃止された旧フルカ・オーバーアルプ鉄道のフルカ峠越え区間を復活した保存鉄道。もとフルカ・オーバーアルプ鉄道の蒸気機関車を復元。 ベルナーオーバーラント鉄道リッゲンバッハ式からフォンロール式に改修(粘着式併用)。最大勾配120‰。 ユングフラウ鉄道シュトループ式。最大勾配250‰。路線の4分の3以上がトンネル内。ユングフラウヨッホ駅はラック式鉄道でヨーロッパ最高所(標高3454m)。 リギ鉄道旧アルト・リギ鉄道区間リッゲンバッハ式。最大勾配200‰。 旧フィッツナウ・リギ鉄道]区間リッゲンバッハ式。最大勾配250‰。ヨーロッパ最初のラック式鉄道。 ドイツde:Wendelsteinbahnヴェンデルシュタイン鉄道シュトループ式(粘着式併用)、最大勾配235‰。 シュトゥットガルトラック式鉄道リッゲンバッハ式。178‰。 ドラッケンフェルス鉄道リッゲンバッハ式。最大勾配200‰。 バイエルン・ツークシュピッツ鉄道リッゲンバッハ式(山麓線は粘着式)、最大勾配250‰。上部はトンネル。ツークシュピッツはドイツ最高峰。 スペインモンセラート鉄道アプト式(粘着式併用)。1957年に廃止された路線を2003年に復活。 ヌリア鉄道アプト式(粘着式併用)。 ハンガリーブダペスト・ラック鉄道リッゲンバッハ式。最大勾配110‰。 スロバキアシュトルバ-シュトルブスケー・プレソ間ラック式鉄道 Ozubnicová železnica Štrba-Štrbské Plesoスロバキア国鉄線。鉄道企業体スロバキア (ZSSK) が列車を運行。最大勾配127‰。 シリア・レバノンベイルート-ダマスカス鉄道アプト式、最大勾配70‰。 日本大井川鐵道井川線アプト式(一部区間のみ)。最大勾配90‰。長島ダム建設に伴う線路の付け替えにより、1990年に開業した新しいラック式鉄道。 ☆足尾銅山観光トロッコ鉄道リッゲンバッハ式(変形)。 ☆シグナス森林鉄道リッゲンバッハ式。最大勾配138‰。 ☆那須りんどう湖 LAKE VIEWスイス鉄道フォンロール式。最大勾配38‰。2019年運行終了、車両は展示されている。 (☆は鉄道事業法等に準拠しない、観光施設内の遊戯施設扱いの遊覧鉄道) パナマパナマ運河にて、船舶をけん引する機関車およびそれが走行する軌道がラック式である。 アメリカ合衆国マニトウ・アンド・パイクスピーク鉄道アプト式、最大勾配250‰。山頂駅はラック式鉄道で世界最高所(標高4300m)。 ワシントン山コグ鉄道マーシュ式、最大勾配364‰。世界最初のラック式鉄道。蒸気運転。 ブラジルコルコバード鉄道リオデジャネイロの名勝コルコバードの丘を登るリッゲンバッハ式の電気鉄道。2両編成のスイス製電車が運用される。 サントス=ジュンジアイ鉄道(ポルトガル語版)アプト式(粘着式併用)。サントスとサンパウロを結ぶ貨物輸送の大動脈。このアプト式は日本企業による設計で、1973年以前はインクラインを使用しワイヤーロープで車両を牽引する方式を採用していた。なお、この方式はアプト式開業後の1981年まで併用。 アルゼンチン・チリロス・アンデス=メンドーサ・アンデス横断鉄道(スペイン語版)アプト式(粘着式併用)。アンデス山脈を越えてアルゼンチンとチリを結ぶ鉄道。アプト式の国境部分は1984年以降休止中。
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