インクライン【incline】
インクライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:06 UTC 版)
高度差を越えて水運を可能にするため、インクラインが日本初の施設として建設された。蹴上と南禅寺の船溜を結ぶ蹴上インクラインは当時世界最長という。下流の伏見にも鴨川運河の建設のときに設置された。蹴上のものは運転休止後に放置され、1978年に山ノ内浄水場の取水管敷設のためレールがはがされたが、地元の運動もあって後に形態が復元され、1996年に水路閣などと共に国の史跡に指定された。伏見のものは国道24号拡幅用地に転用され現存しない。
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インクライン(工事用)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:16 UTC 版)
「桜谷軽便鉄道」の記事における「インクライン(工事用)」の解説
2016年4月完成。南山線より低い位置にある倉庫と南山線の風の峠駅(入線分岐~1番線の間)を結んでいるインクライン。倉庫と南山線の物資輸送に使用される。工事(貨物)用であるため、乗車はできず、一般客は動いているところを見ることもない。こども人車軌道と立体交差しており、インクラインがこども人車軌道の上を越える構造となっている。
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インクライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:52 UTC 版)
インクラインは斜路を使って船を昇降するための装置で車輪付きの台車を使ってレール上を運ぶドライ方式と水を入れたタンクに船を浮かべてレール上を運ぶウェット方式がある。 初期のインクラインは台車を用いるドライ方式だった。台車は引き上げ船台 (marine railway、patent slip)という。 紀元前1000年頃の古代中国には人力あるいは家畜で引っ張って小舟を引き上げる装置が存在した。17世紀にはヨーロッパで車輪付きの台車を使った装置が提案されるようになった。19世紀初頭、運河を航行する船は馬によって曳かれる木造の艀(はしけ)だったため石造の斜路を簡単に移動でき、動力はさらに水力や蒸気機関も使われるようになった。しかし、初期のドライ方式のインクラインは、19世紀後半になるとイギリスでの鉄道の発展による運河時代の終焉で発展がみられなくなり、蒸気船の大型化で運搬も困難となっていたが、水を張ったタンクに船を入れて台車で運ぶウェット方式が使われるようになった。
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インクラインと同じ種類の言葉
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