打設 (だせつ)
打設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 11:58 UTC 版)
打設あるいは打込みとは、実際に型枠内にコンクリートを流し込む作業である。 まず、打設を行う前には 打設計画の確認 型枠・支保工の検査 鉄筋を用いる場合は、配筋のチェック ゴミなどの不純物の清掃 などの準備をしっかりと行う。その後、実際に流し込む際には 鉄筋に直接コンクリートを当てないようにする 落下高さを1.5[m]以内にする 1層40-50[cm]の層を連続して打ち込み続ける 側圧に注意しつつ、時間経過による品質劣化を防ぐため手早く打込みを終える などに注意しつつ打設を行う。 特に、側圧については外気温によって概ね1.0-1.5[m/h]の打設速度になるように注意する。また、側圧の推定にはいくつかの算定式が提案されており、例えば以下のような式が用いられる[要出典]。 P = 7.8 × 10 − 3 + 0.78 R T + 20 {\displaystyle P=7.8\times 10^{-3}+{\frac {0.78R}{T+20}}} ( P {\displaystyle P} :側圧 [N/mm3]、 R {\displaystyle R} :打設速度 [m/h]、 T {\displaystyle T} :コンクリートの温度 [℃]) 積算 コンクリート打設の対象は、 無筋構造物と鉄筋構造物、 小型構造物のごとに大別される。一般的に、無筋構造物には「18-8-40」 と呼ぶ規格のコンクリートを使い、鉄筋構造物には「21-8-25」、「24-8-25」、場合によって「27-8-25」「30-8-25」という規格を使う。 左の数値がコンクリート強度、 真ん中がスランプ値、右が最大骨材粒径を示す。 コンクリートの材料規格「24-8-40」ならば、コンクリートの強度が24N、スランプ値が8cmで、24Nとは圧縮強度であり、橋台や橋脚など、大きな荷重を受ける重要構造物に使う規格。スランプは、生コンと呼ぶレディミクストコンクリートの流動性を示す値で、数値が大きくなるほど流動性が高い。通常は8cmのものがよく使われる。 最大骨材粒径について、国交省の仕様書に書かれているのは40mm以下の骨材を使用する構造物は、一般的に「無筋」の構造物である。 高い圧縮強度を必要とする鉄筋構造物には、最大骨材粒径25mm以下の骨材を使わなければならない。 また、コンクリートの単価は、 粗骨材25mmに比べて40mmの方が同等もしくは安くなるので、留意する必要がある。地域によっては、最大骨材粒径25mm以下の骨材を使うコンクリートしか流通していないこともある。
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