ツェントラル鉄道
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ツェントラル鉄道(ツェントラルてつどう、ドイツ語: zb: Zentralbahn[2])はスイスの鉄道会社で、運転区間はインターラーケン・オストからルツェルンまでのブリューニック線74kmと、途中のヘルギスヴィールから分岐したエンゲルベルクまでの24kmである。
- ^ Stadler Rail AG, Bussang
- ^ "中央鉄道"を意味するものであるが、現在スイス国鉄およびBLS AGの一部となっている旧スイス中央鉄道(Schweizerische Centralbahn(SCB))との関連はない、また、なお、同じスイスの旧チューリッヒベルク鉄道(Zürichbergbahn)も略称はZBとなっている
- ^ Luzern-Stans-Engelberg-Bahn(LSE)
- ^ 1996年に BLSグループのBLS(Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS))とギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道(Gürbetal-Bern-Schwarzenburg-Bahn(GBS))、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道(Spiez- Erlenbach-Zweisimmen-Bahnn(SEZ))、ベルン-ノイエンブルク鉄道(Bern-Neuenburg-Bahn(BN))が統合してBLSレッチュベルク鉄道(BLS LötschbergBahn(BLS))となり、さらに2006年にはミッテルランド地域交通(Regionalverkehr Mittelland(RM))と統合してBLS AGとなる
- ^ Montreux-Berner Oberland-Bahn(MOB)
- ^ Bern-Luzern-Bahn(BLB)
- ^ Jura bernois(JB)
- ^ Jura-Bern-Luzern-Bahn
- ^ Compagnie de la Suisse Occidentale et du Simplon(SOS)
- ^ Pont-Vallorbe-Bahn(PV)
- ^ Jura-Simplon-Bahn(JS)
- ^ Kriens-Luzern-Bahn(KLB)、1998年5月23日にはクップファーハンマー - クリエンス間廃止、以降引込線として残存、2003年8月24日に同区間廃棄、2009年12月31日全線廃止
- ^ Stansstad-Engelberg-Bahn(StEB)
- ^ Jungfraubahn(JB)
- ^ Gornergrat-Bahn(GGB)
- ^ 三相750-850V 33Hz、ユングフラウ鉄道は三相650V 40Hz(現在は1125V 50Hz)、ゴルナーグラート鉄道は三相550V40Hz(現在は750V50Hz)
- ^ Strassenbahn Stansstad-Stans(StSt)、3.5km、1000mm期間、直流550V電化で3両の電車と2両の客車、貨車1両で運行されていた
- ^ 路線の開業年月日、電化年月日は文献により異なる、本項では主に参考文献「Schienennetz Schweiz - Bahnprofil Schweiz CH+」に拠る
- ^ Glasi Hergiswil, HERGISWILER GLAS AG
- ^ Pilatusbahn(PB)
- ^ ブリューニック線は峠の最高地点を掘割で抜けているため最高地点が若干低い
- ^ Kraftwerke Oberhasli(KWO)
- ^ Meiringen-Innertkirchen Bahn(MIB)
- ^ Trambahn Meiringen-Reichenbach-Aareschlucht(MRA)、1912年8月24日開業、2.8km、1000mm軌間の路線で3両の電車と4両の客車で運行していた
- ^ Brienz Rothorn Bahn(BRB)
- ^ Berner Oberland Bahn
- ^ Pilatus Flugzeugwerke AG, Stans
- ^ 7月1日-9月15日
- ^ Furka Oberalp Bahn(FO)
- ^ Brig-Visp-Zermatt-Bahn(BVZ)、2003年にフルカ・オーバーアルプ鉄道と合併してマッターホルン・ゴッタルド鉄道(Matterhorn-Gotthard-Bahn(MGB))となる
- ^ 量産機導入後の1990年にフルカ・オーバーアルプ鉄道へ譲渡されている
- ^ Schindler Waggonfablik, Pratteln
- ^ Flug- und Fahrzeugwerke Altenrhein, Staad
- ^ Schmalspur Panorama Triebzug、ドイツ語でスズメの意
- ^ Schweizerische Industrie-Gesellschaft, Neuhausen
- ^ Schindler Waggon Altenrhein
- ^ ドイツ語で鷲の意
- ^ Flinke, Innovative Niederflur-Komposition、ドイツ語でフィンチの意
- ^ Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik, Winterthur
- ^ Chemin de fer Bière-Apples-Morges(BAM)、2003年にモルジュ-ビエール-コソネイ地域交通(Transports de la région Morges–Bière–Cossonay(MBC))に改称
- ^ Museumsbahn Blonay-Chamby(BC)
- ^ Brünig Nostalgie Bahn(BNB)、他にもDeh4/6形などがアルプナハシュタット駅隣接の同鉄道車庫他で保存されている
- ^ Sommerwagen、取外式の窓を装備することも可能
- 1 ツェントラル鉄道とは
- 2 ツェントラル鉄道の概要
- 3 運行
- 4 車両
- 5 参考文献
ツェントラル鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:38 UTC 版)
「マッターホルン・ゴッタルド鉄道HGe4/4 II形/ツェントラル鉄道HGe101形電気機関車」の記事における「ツェントラル鉄道」の解説
ツェントラル鉄道のブリューニック線は全長74.0km、高度差566m、最急勾配128パーミルでルツェルン-インターラーケン・オスト間を結ぶ山岳路線で、ブリューニック線とBLS AGのインターラーケン・オスト - ツヴァイジンメン間、モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道のツヴァイジンメン - モントルー間を合わせてゴールデンパス・ラインを構成しており、かつてはスイス国鉄の唯一の1m軌間の路線であった。 試作機であるHGe4/4II形1951-1952号機は導入後各種試験を実施したほか、1985年末からは運用に入って主にルツェルンからラック区間でブリューニック峠を超えてスイッチバック式のマイリンゲン間で運行されている。例えば1988年のダイヤでは以下の2運用で使用され、重連総括制御はできないもののDeh4/6形やHGe4/4I形との重連も設定されていた。362運行:マイリンゲン(出庫) - ギスヴィール - マイリンゲン -(Deh4/6形もしくはHGe4/4I形と重連)- ギスヴィール -(Deh4/6形もしくはHGe4/4I形と重連)- マイリンゲン - ルツェルン - マイリンゲン - ギスヴィール -(ギスヴィール - ブリューニック・ハスリベルク間はDeh4/6形もしくはHGe4/4I形と重連)- マイリンゲン - ルツェルン(入庫):231km 363運行:ルツェルン(出庫) - ギスヴィール - ルツェルン - マイリンゲン - ルツェルン - マイリンゲン - ルツェルン - マイリンゲン(入庫):283km その後ブリューニック線では旧Deh4/6形から称号改正されたDeh120形荷物電車とそれを粘着区間専用機に改造したDe110形荷物電車と共に主力として使用され、量産機の製造に伴ってHGe100形(旧HGe4/4I形)を置換えており、同形式は1996年までに廃車となったほか、Deh120形についても歴史的車両として動態保存されている機体と予備機を除いて粘着区間専用のDe110形に改造されるか廃車となっている。 量産機導入後は、ブリューニック線のラック区間では本形式のみが通常の営業列車を牽引できる機体となったため、ルツェルン - インターラーケン・オスト間のインターレギオを中心に運行されており、そのうち数往復は食堂車とパノラマ車を連結したゴールデンパス・パノラミックとなっている。また、2010年12月に旧ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道線のエンゲルベルクトンネルが開通して同線の最急勾配が250パーミルから105パーミルに緩和されたため、本機は更新改造を実施した従来型軽量客車最大4両程度、ABt 941-943形連接、低床式制御客車と編成を組んでルツェルン - エンゲルベルク間のインターレギオとしても運行されるようになってBDeh140形電車が牽引する列車の一部を置き換えており、逆にこの運行に充当する機体を捻出するため、ブリューニック線のインターレギオのメイリンゲン - インターラーケン・オスト間はDe110形による牽引に変更となっている。 2012-13年には主に旧式化した客車の置き換えのために部分低床式で、粘着区間では最高速度120km/hを発揮可能な新しいラック式電車であるABeh150形(7両編成)4編成およびABeh160形(3両編成)6編成が導入され、ルツェルン - インターラーケン・オスト間で主力として運行される予定であるが、それに伴い本形式は主要な運行区間をルツェルン - エンゲルベルク間に移してBDeh140形を完全に置き換えることとなっている。 ブリューニック線では旧来より貨物輸送はあまり多くなく、現在では3線軌条もしくは4線軌条のルツェルン - ボロウ間で標準軌貨車による貨物列車が運行されるほか、2006年までは粘着区間でロールワーゲンによる標準軌貨車輸送が行われていたが、ツェントラル鉄道では工事列車用以外の通常の貨車は保有していない。本形式もあまり貨物列車の運用にはついておらず、近年の短編成の貨物列車もしくは工事列車はDeh120形/De110形やHGm104形電気式ディーゼル機関車による牽引が中心となっており、本形式は粘着区間専用で3車体連接のABe130形電車がラック区間用を超えて回送される際の牽引などで使用されている。
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ツェントラル鉄道
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「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の記事における「ツェントラル鉄道」の解説
ブリューニック線とルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道は、それぞれ単独では実行が困難であった施設および車両に対する大規模な設備投資を可能とするために統合されることとなり、2005年1月1日にツェントラル鉄道が発足している。ツェントラル鉄道発足時の列車種別・運行区間ごと状況は以下の通りであったが、De110形の使用頻度は低かった。ルツェルンSバーン:スイス国鉄が2004-05年にSバーンS5系統およびマイリンゲン - インターラーケン・オスト間の区間列車用に低床式のABe130形(通称SPATZ)3両10編成および同形の低床式制御車であるABt 941-943形3両3編成を導入したが、統合により新たにSバーンのS4系統の運用にもABe130形を使用することとなったため、増結車や予備車はDe110形やBDeh140形など従来の機材を充当していた。 ブリューニック線のインターレギオ:スイス国鉄のHGe101形が牽引する客車列車5運用で運行され、1994年製のパノラマ客車であるA 102-103形と1966-71年製のTyp III系が主に使用されていた。 旧ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道線の直通列車:ルツェルン - エンゲルベルク間の直通列車は1964-80年製の旧ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道BDeh140形がTyp I系、Typ II系もしくはTyp III系の客車、制御客車を牽引する3両編成の列車6運用で運行されていた。 区間列車など:ABe130形のほか、Sバーン化とABe130形の導入で置換えられたDe110形やBDeh140形が在来型の客車を牽引する列車により運行されていた。 2010年12月に旧ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道線の最急勾配261パーミル区間を迂回して最急勾配を110パーミルに緩和し、所要時間短縮と輸送力増強を図ることを目的として建設されていたエンゲルベルクトンネルが開通した。これに伴い、HGe101形ラック式電気機関車およびSバーンで使用されていたABt 941-943形低床式制御客車をエンゲルベルク方面の列車に転用して従来型の客車・制御客車とともに運行することとし、一方でブリューニック線のインターレギオではHGe101形の運用を途中マイリンゲンまでの区間に短縮して同形式の使用機数を6機(予備2機)に抑え、残るマイリンゲン - インターラーケン・オスト間は余剰となっていたDe110形で牽引することとなり、主として状態の良かったDe110 021号機およびDe110 022号機を再整備して運用している。 2011年3月28日時点でDe110形はDe110 001-003, 021-022号機の5機が、Deh120形はDeh120 008号機の1機が保有されて後者はマイリンゲンで留置されており、また、2014年時点ではDe110 021号機がシュタンスシュタッドで留置され、De110 022号機はマイリンゲンで予備車として稼働可能な状態であった。その後、2012-13年に客車列車の置換用に食堂車を含む7両編成のABeh150形(通称ADLER)4編成と、3両編成のABeh160形(通称FINK)6編成が導入され、2013年冬ダイヤでツェントラル鉄道の列車がこの両形式とABe130形、HGe101形と従来型の客車、制御客車によるシャトルトレインに置き換えられ、De110形は2014年頃までに全機が廃車となっている。 インターラーケン・オストからスイッチバック式のマイリンゲンに到着したDe110 002-3号機が牽引する列車、2009年 De110 002-3号機、 ツェントラル鉄道塗装、車体側面の窓配置は左右で若干異なる、インターラーケン・オスト駅、2009年 マイリンゲン駅で部分低床式のABe130形と並ぶDe110 021-3号機、最後まで営業運転に使用された機体のうち1機、2013年
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