電気式ディーゼル機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 17:20 UTC 版)
「アメリカン・ロコモティブ」の記事における「電気式ディーゼル機関車」の解説
蒸気機関車の製造で強固な地位を築いていたにもかかわらず、1924年、ゼネラル・エレクトリック(GE。電気機器を供給)とインガソールランド(en:Ingersoll-Rand、ディーゼルエンジンを供給)と提携してアルコは初めて商業的に成功を収めた電気式ディーゼル機関車を生産した。この機関車はセントラル・レールロード・オブ・ニュージャージーへ売られ、類似の機関車がロングアイランド鉄道とシカゴアンドノースウェスタン鉄道を含む多数の鉄道会社へ売られた。 1929年、アルコは、エンジン製造会社のマッキントッシュ・アンド・シーモア・ディーゼル・エンジンを買収。それ以後、エンジンは自社製となったが、電装品は依然、GE製を使用していた。1930年代半ば、アルコはアメリカ国内で突出したディーゼル機関車メーカーであったが、GM-EMDが積極的なマーケティングと親会社(GM)による潤沢な開発資金、そして第二次世界大戦中に政府が幹線用ディーゼル機関車の製造をGM-EMDにのみ許可したというような市場介入により、アルコはその地位から脱落した。その間に、アルコは客貨両用のDL-109を製造した。そして、RS-1が、その堅牢性から米軍に採用された。
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