De4/4II形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 09:28 UTC 版)
「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の記事における「De4/4II形」の解説
1986年1月に導入されたHGe4/4II形試作機2機の試用結果に基づいて量産機であるHGe101形の導入が決定し、主にこれらをルツェルン - インターラーケン・オスト間の直通列車に使用して余剰となるDeh4/6形の一部を区間列車の牽引用に転用することが計画された。これに伴い、Deh4/6形を粘着区間専用に改造することが検討され、技術面での検証と、軽量化と保守作業の軽減の効果および粘着区間専用化による運用制限の影響を評価するため、1987年にDeh4/6 913号機を粘着区間専用機とする改造をマイリンゲン工場で実施してDe4/4II形の913号機としている。R3と呼ばれる大規模修繕に併せて実施された改造はラック式台車および関係機器類の撤去を主した以下の内容であり、これにより自重は約54 tから40 tに減少している。ラック式台車を撤去し、従来これを介していた牽引力伝達のために粘着式台車間をリンクとロッドで接続 ラック式台車の撤去に伴う、基礎ブレーキ作動用のブレーキ装置およびブレーキ梁類の変更 不要となる主制御装置のラック式駆動装置および発電ブレーキ関連機機器の撤去 車軸軸受の接地装置の変更
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