ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 09:28 UTC 版)
「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の記事における「ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道」の解説
ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道はブリューニック線のルツェルン - ヘルギスヴィル間に乗入れて、ヘルギスヴィルからシュタンスを経て「天使の里」を意味する修道院の村でありスキーリゾートでもあるエンゲルベルクに至る、全長24.78 km、最急勾配50パーミル(粘着区間)もしくは261パーミル(ラック区間)、最急曲線半径70 m(粘着区間)もしくは100 m(ラック区間)、最高高度1002 m、高度差566 mの山岳路線であった。本鉄道のラック区間は最大261パーミルの勾配が連続するものであるため、高速/低速の2段切換式の駆動装置を持つBDeh4/4形が専用で使用されており、同鉄道へ譲渡当初ラック式台車を残していたDeh4/6 122号機も粘着区間専用機として運行されていた。 Deh4/6 122号機は1991年2月から翌1993年5月末までの間はラック式台車を残したまま粘着区間で主に貨物列車、場合によっては旅客列車の牽引用として使用されていた。また、粘着区間専用化・シャトルトレイン対応改造を施工したDe4/4 121号機は1992年10月から、De 4/4 122号機は1994年4月から使用されており、主にルツェルン - シュタンス(-ヴォルフェンシーエッセン)間のルツェルン郊外輸送用のシャトルトレインとして、1964年製のTyp I系、1967--70年製のTyp II系もしくは1980-91年製のTyp III系の制御車1両および客車1-3両からなる旅客列車を牽引したほか、貨物輸送の牽引にも使用されている。
※この「ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道」の解説は、「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の解説の一部です。
「ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道」を含む「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の記事については、「ツェントラル鉄道Deh120形電車」の概要を参照ください。
- ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道のページへのリンク