旅客列車の牽引
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 00:29 UTC 版)
「EMD FT形ディーゼル機関車」の記事における「旅客列車の牽引」の解説
「EMD Fシリーズ#旅客列車の牽引」も参照 前述のとおりFTは貨物輸送用に設計されており、また旅客列車牽引にはEシリーズを用意していたため、FTは暖房用の蒸気発生装置を持っておらず、蒸気発生装置を設置するオプションもなかった。 しかし、Bユニットの後部には空きスペースがあり、いくつかの鉄道会社ではここに蒸気発生装置を設置し山岳路線等にて旅客列車の牽引にも進出した。 例えばロッキー山脈を縦貫するサンタフェ鉄道では1945年に旅客列車牽引に対応したFT-167号の4重連(A+B+B+Aユニット)がエル・キャピタンを牽引したり、同じくロッキー越えの路線を持つデンバー・アンド・リオグランデ鉄道もFTが旅客列車も牽引した。 旅客輸送向けに改造されたFTの事例を参考にGM-EMDでもF3以降の機種では、旅客輸送向けに蒸気発生装置をオプションで取り付け可能とし、Fシリーズは貨客双方の輸送で活躍することとなった。
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旅客列車の牽引
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 04:21 UTC 版)
「EMD F3形ディーゼル機関車」の記事における「旅客列車の牽引」の解説
Fシリーズは本来貨物列車牽引用の機関車であり、最初のFT型は旅客列車の暖房用の蒸気発生装置を持っていなかったものの、Bユニット後部にある空きスペースに蒸気発生装置を設置した事例があったことから、F3では販売時に蒸気発生装置をオプションで取り付け可能とした。 そのため後継のF7とともに旅客列車で牽引する機会も多く、Fシリーズを貨客両方に使用したアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道 ではスーパー・チーフの牽引も行った。 なお、スーパー・チーフは1948年1月25日にロサンゼルス駅構内で車止めを突破して柵をも破壊し、下の通りに転落しかけた事故があったがその際の牽引機もF3であった。(画像) 1両を除きF3から改造されたFP10(F10)も写真の通り、マサチューセッツ湾交通局やメトロノースで通勤列車を牽引していた。
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