旅客列車の衰退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/08 16:44 UTC 版)
「スーパー・コンチネンタル (列車)」の記事における「旅客列車の衰退」の解説
1960年代になると、新しく建設されたトランスカナダハイウェイを走る自動車や航空機との競合により、カナダの旅客列車は大きく衰退し始めた。しかし、ライバルのカナダ太平洋鉄道が「カナディアン」の運行に関心を失いつつあった時期であっても、カナディアン・ナショナル鉄道は積極的に旅客列車の運行に取り組んだ。カナダ太平洋鉄道のロッキー山脈を貫く路線の方がより景色が良いという世間の認識を変えるために、カナディアン・ナショナル鉄道はミルウォーキー鉄道で「オリンピアン・ハイアワサ」の運行に使われていた6両の「スーパードームカー」(購入後「シーンラミックス」Sceneramicsという名前に変更された)を1964年に購入した。この車両はウィニペグとバンクーバーの間での運行に投入された。しかしカナディアン・ナショナル鉄道の最大限の努力にかかわらず、1970年代を通じて旅客数は減り続け、列車は損失を出しながら運行されていた。
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