FP10(F10)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 09:52 UTC 版)
「EMD Fシリーズ」の記事における「FP10(F10)」の解説
マサチューセッツ湾交通局に所属していたF3を主に後年エンジンを改良し、F9と出力を同じにしたものはFP10(F10)と称される。
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FP10(F10)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 04:21 UTC 版)
「EMD F3形ディーゼル機関車」の記事における「FP10(F10)」の解説
元々en:Gulf, Mobile, and Ohio Railroadに納車されたF3を中心とするAユニットの一部がマサチューセッツ湾交通局に譲渡され、さらに1970年代後半にエンジンを1,500馬力から1,750馬力の出力に改良し、後に作られたF9と同等の出力になった形式。 FP10は1100〜1114・1150〜1153の合計19両が存在するが18両がF3からの改造で1104号のみがF7からの改造となっている。 外観も特徴的な丸窓がなくなった他、エアインテークのフィルタ格子が大きくなり設置数も4つから5つに追加された。 ヘッド・エンド・パワー方式に改造等、機器の変更に伴い後ろ側の乗務員扉の後に膨らみが生じる等変化がみられる。 また、F3はフェイズの違いにより側面の形状が異なっているがF3からの改造車は側面上部に金網が使用されているフェイズI〜II前期車からの改造のため、フェイズIV以降に採用されたステンレス鋼製のグリルに交換され、classification lightsと称されるライトは大型のテールライトに交換された。 さらに屋根上に設置された4つのラジエーターファンもフェイズII前期車までの角ばった形状からフェイズII後期車以降丸みを帯びた形状に変更されている。 F10と称されることがあるが機関車自体はFP10と同じ。 そのため、FP7及びFP9はベースとなったF7及びF9より全長が1.2m長いがF10とFP10は車体の長さが同じである。 マサチューセッツ湾交通局の他、後年4両がメトロノース鉄道に譲渡され、非電化区間ではFL9と重連を組む等したこともあったが、FL9と同様にP32AC-DMやBL-20GHの投入によって引退した。(譲渡された4両はすべてF3からの改造車) FP10改造履歴一覧MBTA番号 元形式 元車両番号 フェイズ 備考 FP10 1100 F3 805A I FP10 1101 F3 800A I FP10 1102 F3 806A I FP10 1103 F3 800B I FP10 1104 F7 812A I この車両のみF7から改造 FP10 1105 F3 801B I FP10 1106 F3 803A I FP10 1107 F3 807A II前期 FP10 1108 F3 806B I FP10 1109 F3 807B II前期 MNCRに譲渡後は410 FP10 1110 F3 809B II前期 FP10 1111 F3 810B II前期 FP10 1112 F3 808B II前期 FP10 1113 F3 810A II前期 MNCRに譲渡後は411 FP10 1114 F3 811A II前期 FP10 1150 F3 885A II前期 FP10 1151 F3 884A II前期 MNCRに譲渡後は412 FP10 1152 F3 880A I MNCRに譲渡後は413 FP10 1153 F3 883A II前期
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