フルカ・オーバーアルプ鉄道とは? わかりやすく解説

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フルカ・オーバーアルプ鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 08:13 UTC 版)

フルカ・オーバーアルプ鉄道HG3/4形蒸気機関車」の記事における「フルカ・オーバーアルプ鉄道」の解説

1923年ブリーク-フルカ-ディゼンティス鉄道破産に際して一旦全機運行停止したが、フルカ・オーバーアルプ鉄道に全機引継がれて引続き運行および全線開業向けた建設工事使用されており、1925年ダイヤ当時運行以下の通りであったブリーク発(所要時間約2時間20-40分):7:0511:007、8月の多客時のみ)、13:007月15日以降運転)、16:30 グレッチ発(所要時間約2時間15-30分):6:3011:407月15日以降運転)、15:207、8月の多客時のみ)、17:20 建設工事1925年終了して試運転実施され冬季運休期間を経て1926年7月4日グレッチ - ディセンティス/ミュスター間 (50.7km) が開業して全線での運行開始されディセンティス/ミュスターで接続するレーティッシュ鉄道との直通運転開始されクール - ブリーク間を客車直通するようになったが、レーティッシュ鉄道当時すでに電化されており、ディセンティス/ミュスターで機関車交換がされていた。その後1927年にはBCFm2/2形ラック気動車21及び22号機が導入されローカル運用充当されるようになり、1930年代においてはHG3/4形は10機で年間約140-197千km、BCFm2/2形は2機で約11-17千km走行距離であった一方でおなじく旧フルカ・オーバーアルプ鉄道のシェレネン線は本形式運用されていた当時はシェレネン鉄道のHGe2/2形電気機関車使用して運行されており、客車のみが直通しており本形式は同線では運行されていない。なお、1927年ダイヤのうち、ピーク期の7月1日-9月10日間での運行以下の通りブリーク - ディゼンティス/ミュスター間:3往復いずれも主要駅のみ停車所要4時45-5時間20分)ブリーク発:9:0411:1513:00 ディゼンティス/ミュスター発:9:0512:1015:00 ブリーク - アンデルマット間:2往復所要3時15分-4時40分)ブリーク発:6:4517:00 アンデルマット発:7:4615:55 アンデルマット - ディゼンティス/ミュスター間:1往復所要1時間40分)アンデルマット発:9:00 ディゼンティス/ミュスター発:17:28 セドルン - ディゼンティス/ミュスター間:1往復所要25分)セドルン発:8:10 ディゼンティス/ミュスター発:7:35 1930年6月6日には旧ブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道ブリーク - フィスプ間が開業してレーティッシュ鉄道クールサンモリッツからフルカ・オーバーアルプ鉄道を経由してブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道ツェルマットまで客車直通が行われるようになり、6月22日には現在まで運行の続く氷河急行の運転が開始されてフルカ・オーバーアルプ鉄道内では本形式がこれを牽引しているが、食堂車については本形式では牽引力不足していたことと、使用されていたMITOROPAのDr4ü 10-12形はキッチン調理器具電気暖房用の引通しから電力の供給を受ける全電化式のものであったため、レーティッシュ鉄道内のみの運行となっていた。 フルカ・オーバーアルプ鉄道の本線は1940-42年に両端接続するレーティッシュ鉄道およびフィスプ-ツェルマット鉄道と同じ交流11000V 16 2/3Hzでの電化順次なされて、HGe4/4I形電気機関車とBCFhe2/4形電車とで運行されるようになり、第二次世界大戦の影響による有事の際の予備として8機がしばらくは存置されていたが、その後形式引続き工事列車除雪列車などの事業用入換用もしくは多客時の臨時列車蒸気機関車旧型客車による観光列車牽引用としてHG3/4 3、4、5、10号機の4機が引続き使用されている。特に、標高 2431mのフルカ峠全長1874m、標高最大2162mのフルカトンネルで越え区間豪雪雪崩多発地帯であり、電化後10月半ばから翌6月初めまでの冬季はオーバーヴァルト - レアルプ間を運休し架線架線撤去し、フルカロイス川を越え勾配110パーミル全長36mのシュテッフェンバッハ鉄橋についても両端1/3ずつを陸上引き上げそのうち下流側端部1/3とともに河岸側へ引寄せられた中央部1/3は橋台沿って下方折りたたむことによって雪崩被害回避していたため、春にはこれらや損傷した軌道復旧および除雪行っていたため多く工事列車が必要となっていた。 4号機は1956-59年の間レーティッシュ鉄道貸出されて主にクール駅構内入換用として使用されたほか、工事列車やG4/5形蒸気機関車や同鉄道旧型客車とともに観光列車牽引している。

※この「フルカ・オーバーアルプ鉄道」の解説は、「フルカ・オーバーアルプ鉄道HG3/4形蒸気機関車」の解説の一部です。
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