レーティッシュ鉄道CFm2/2 150形
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「フルカ・オーバーアルプ鉄道BChm2/2形気動車」の記事における「レーティッシュ鉄道CFm2/2 150形」の解説
フルカ・オーバーアルプ鉄道で廃車となったCFhm2/2 22号機は1947年3月12日に86,000スイス・フランで売却され、ラック式の駆動装置を使用しないため形式名CFhmからCFmに変更となり、CFm2/2 22号機となった。その後ラントクアルト工場でラック式の駆動装置を撤去する改造を行い、1951年3月22日よりCFm2/2 150号機として運用に入っている。なお、駆動装置改造後の自重は16.7tであった。車体塗装は当初フルカ・オーバーアルプ鉄道時と同じ赤色ベースのものであったが、後にレーティッシュ鉄道標準の濃緑色に変更されているが標記類は大きくは変更されていない。なお、本機は事業用であったが形式名は営業用の"CFm"のままであり、車体側面窓下の客室等級表記も残されたままであった。 改造後は事業用として運行されていたが、その後1955年に廃車となったとする文献もあるが現車は1956年の称号改正によりBFm2/2 150号機となっており、最終的には1959-60年に解体されている。なお、1951年の冬季には雪崩によって被害を受けたダヴォス - フィリズール間の仮復旧時に旅客列車として運行されている。
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