ビエール-アプル-モルジュ鉄道G3/4 7形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 08:13 UTC 版)
「フルカ・オーバーアルプ鉄道HG3/4形蒸気機関車」の記事における「ビエール-アプル-モルジュ鉄道G3/4 7形」の解説
ビエール-アプル-モルジュ鉄道はレマン湖北岸の街であり、ヴォー州モルジュのスイス国鉄と接続する標高382mのモルジュ駅から北方へ、途中標高639mのアプルを経由してジュラ山脈の山麓の街である標高692mのビールへ至る19.1kmの路線と、アプルから分岐して標高662mのリスル・モン=ラ=ヴィルに至る10.7kmの路線からなっており、前者は1895年1月7日に開業、後者は1896年9月12日にアプル-リスル鉄道として開業したものが1899年にビエール-アプル-モルジュ鉄道に統合したものである。 この路線は1943年に電化されており、それまではG3/3 1-4および6号機の計5機の蒸気機関車が使用されていたが、電化工事に伴う輸送量増加への対応のために1機を増備することとなり、1940年にフルカ・オーバーアルプ鉄道からHG 3/4 7号機を授受している。同鉄道は通常の粘着式鉄道であるため、ラック式の駆動装置を撤去して粘着式専用のG 3/4 7号機として運行されている。電化工事終了後の1943年以降は使用されておらず、他の機体と同様有事の際の予備として存置された後、1946年には同鉄道のG3/3 1号機や前述の旧HG3/4 6号機とともにフランスのドーフィネ鉄道に譲渡されている。
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