ワイヤーロープとは? わかりやすく解説

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ワイヤ‐ロープ【wire rope】

読み方:わいやろーぷ

硬鋼線をより合わせて作ったロープ。ふつう数本をよった小綱をのまわりに6本配してより合わせる鋼索鋼条


ワイヤーロープ wire rope

炭素鋼線を数十本より合わせて子縄(ストランド)とし、その子縄をさらに心縄(心鋼を使わないものもある)のまわり数本より合わせて作ったロープ用途により多種多様である。

ワイヤーロープ

鋼線をより合わせてつくったロープで、樹木石材などの重量物を吊り上げるときに使われる。  油を浸み込ませた麻のロープを心鋼()にして、7~61本の鋼線(素線)をより合わせた子縄(ストランド)を、さらに6本、あるいは8本より合わせて1本のロープしたもの強度大きく柔軟性に富む。  造園工事には、もっぱら玉掛け用のワイヤーロープが使われることが多い。玉掛け用は末端に輪をつくってストランドほぐれないように処理してある。この輪を「蛇口」という。蛇口つくり方には、クリップ使って留める方法や、編み込む方法特殊な金属使った圧縮留めという方法がある。

ワイヤーロープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/16 09:10 UTC 版)

ワイヤーロープ(Wire rope)とは、素線となる金属束をストランド(子綱)となるワイヤでねじりよりあわせてつくられる金属製ロープ


  1. ^ Koetsier,Teun; Ceccarelli, Marc (2012). Explorations in the History of Machines and Mechanisms. Springer Publishing. p. 388. ISBN 9789400741324. オリジナルの31 March 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170331154144/https://books.google.com/books?id=-x9NHOLSnNUC&pg=PA388&dq=wilhelm+albert+inventor+wire+rope&hl=en&sa=X&ei=faREU_W6JcSjtAaFpYHwBQ&ved=0CGcQ6AEwBQ#v=onepage&q=wilhelm%20albert%20inventor%20wire%20rope&f=false 2014年4月9日閲覧。 
  2. ^ Donald Sayenga. “Modern History of Wire Rope”. History of the Atlantic Cable & Submarine Telegraphy (atlantic-cable.com). 2014年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月9日閲覧。
  3. ^ Modern History of Wire Rope - Donald Sayenga Archived 2010-10-27 at the Wayback Machine.


「ワイヤーロープ」の続きの解説一覧

ワイヤーロープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:48 UTC 版)

エレベーター」の記事における「ワイヤーロープ」の解説

ワイヤーロープはトラクションエレベーターなどで用いられる巻上索である。材質炭素鋼用いられ建築基準法によって安全率10以上確保することが義務付けられている。ロープ構造は、まずストランド呼ばれる細い鋼線をより合わせたものがあり、さらにそのストランドを8本ほどより合わせてできている。柔軟性を保つために、ロープ中心部にはマニラアササイザルアサなどの硬質繊維入っている。太さ直径10 mm12 mm16 mmなどがあり、か積載量に応じて使用する本数増えたり、より太いものが使われるトラクション式ではロープ両端にかごとカウンターウェイト吊るされていて、それらの連結部にはソケット呼ばれる器具バビットメタル注入するという末端処理施されていて、連結強度確保している。 高層ビルエレベーターでは使用するワイヤー質量多くそのままの状態では最上下階近辺ではかご側とカウンターウェイト側の重量がワイヤーロープの自重によってアンバランスになり、巻上機シーブから滑り落ちてしまう恐れがある。そのアンバランス解消するために、かご底部カウンターウェイト底部との間には、コンペンセーティングロープあるいはコンペンセーティンチェーンと呼ばれる重量バランス調整用のワイヤーロープやチェーン渡されている。 映画等登場するエレベーターワイヤー切れて高速落下するシーンには誤りが多い。エレベーターのかごを吊り下げるワイヤー強度定員の約10倍の重さに耐えられる強度有することが義務づけられており、ワイヤー使用本数3本以上いるため、その全て切断すること自体極めてまれである。万一切断してかごが落下転じても、調速機ロープ同時に切断されない限りは、定格速度1.4倍で非常止め装置作動して急停止する。つまり、映画『マトリックス』ワンシーンのように爆破されたり、主ロープ調速機ロープ同時に破断されない限り落下事故起き得ない。 なお、2011年7月26日には東京メトロ有楽町線副都心線平和台駅エレベーターワイヤー3本全て切れて数m落下する事故があり、乗っていた50歳代女性が尻や肘に2週間打撲傷を負うという事故が発生している。1945年7月28日エンパイア・ステート・ビルディング航空機激突したことによってエレベーターのかごが300メートル以上落下する事故起こったことがあるが、乗っていた従業員生存していた。 以前は「非常止め装置調速機ロープ切断されるなどして作動しなくても、エレベーターエレベーターシャフト周壁との間隙小さいことにより、かごにかかる空気抵抗大きいため、ある程度減速効果有すると言われていた[要出典]が、東芝エレベーターテスト塔での落下事故で、減速効果ほとんどない証明された。このような効果を得るには、シャフト内の空気量不変なければならない

※この「ワイヤーロープ」の解説は、「エレベーター」の解説の一部です。
「ワイヤーロープ」を含む「エレベーター」の記事については、「エレベーター」の概要を参照ください。


ワイヤーロープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:09 UTC 版)

ロープ」の記事における「ワイヤーロープ」の解説

炭素鋼 : いわゆるワイヤーロープ用として最も多く用いられている。 ステンレス : 美観求められる建築部材、酸や食品を扱う機械類用、接水部原子力用など防食性・耐久性求められるワイヤーロープに用いられている。

※この「ワイヤーロープ」の解説は、「ロープ」の解説の一部です。
「ワイヤーロープ」を含む「ロープ」の記事については、「ロープ」の概要を参照ください。

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