エーグル-レザン線とは? わかりやすく解説

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エーグル-レザン線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/11 09:31 UTC 版)

エーグル-レザン線
BDeh 4/4形304号、エーグルにて
基本情報
スイス
開業 1900年
運営者 シャブレ公共交通
路線データ
路線距離 6.2 km
軌間 1,000 mm
電化方式 直流1,500V
最大勾配 230 ‰
ラック方式 アプト式
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エーグル-レザン鉄道の歴史的なコンパートメント式客車(旅客・貨物兼用)、CF2形21号、ブロネイ-シャンビー博物館鉄道にて

エーグル-レザン線(エーグル-レザンせん、フランス語: Chemin de fer Aigle-Leysin、通称:AL線)は、スイスヴォー州において、エーグルとレザン=グラン=トテルを結んで運行されている、シャブレ公共交通の鉄道路線である。1999年までエーグル-レザン鉄道として独立した会社であったが、他の3社と合併してシャブレ公共交通の1路線となっている。

歴史

エーグル-レザン線は、狭軌のラック式鉄道(アプト式)で、スイス連邦鉄道(スイス国鉄)のエーグル駅からローヌ川の谷に沿ってレザンまで、6.3 kmを結んでいる。エーグルからエーグル車庫までは路面区間を走る。この区間と、1932年に廃止となったグラン・トテル・エーグルまでの区間は、1900年5月5日に開通した。同年11月6日にレザン=フェイデイまでのラック式区間が開通し、1915年9月8日に終点のレザン=グラン=トテルまで開通した。当初はエーグル車庫まで路面区間を路面電車として走り、そこからラック式の機関車によって運行されていた。また全線直流600 V電化であった。1946年に直流1,500 Vに昇圧され、また粘着式とラック式の共用の電車が使用されるようになった。1986年にはベルヌーズ (Berneuse) の山頂までの延伸が計画され免許も取得したが、計画の承認を得ることができず、また資金の調達もできなかったため、中止された。また現在ベルヌーズまで行くには、ロープウェイを利用すれば行くことができる。ラック式鉄道の区間の長さは5.3 kmで、最急勾配は230 パーミルとなっている。

年表

  • 1900年
    • 5月5日 - エーグル - エーグル車庫間開通
    • 11月6日 - エーグル車庫 - レザン=フェイデイ間開通
  • 1912年 - レザン=ヴィラージュ - レザン=フェイデイ間複線化完了
  • 1915年9月8日 - 現在の終点であるレザン=グラン=トテルまでの延伸完了
  • 1946年 - 直流1,500 Vに昇圧

車両

  • HGe 2/2形12号 SLM/MFO1913年製
  • Arseh 2/4形201号 SLM/BBC1946年製、サロン車に改造されている
  • BDeh 2/4形202 – 203号 SLM/BBC1946年製
  • BDeh 4/4形301 – 302号 / Bt 351 – 352号 SIG/SAAS1966年製
  • BDeh 4/4形311 – 313号 / Bt 361 – 363号 ACMV/SLM/BBC1987年/1993年製

車両の端には、荷物室があり、乗客が自由に荷物を置くことができる。

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