フジバカマ

デジタル大辞泉

ふじ‐ばかま〔ふぢ‐〕【藤^×袴】

読み方：ふじばかま

１ キク科の多年草。川岸などに生え、高さ約1メートル。茎は直立し、葉は三つに裂けていて、対生する。8、9月ごろ、淡紅紫色の頭状花を密につける。秋の七草の一。蘭草。《季 秋》「—吾亦紅(われもこう)など名にめでて／虚子」

２ 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに紫。秋に用いる。

源氏物語第30巻の巻名。光源氏37歳。玉鬘(たまかずら)が尚侍(ないしのかみ)として出仕するといううわさに思い惑う、夕霧・柏木・鬚黒(ひげくろ)大将などのようすを描く。

源氏物語・藤袴の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

難読語辞典

蘭草

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

薬用植物一覧

フジバカマ

科名： キク科 別名： - 生薬名： ランソウ（蘭草） 漢字表記： 藤袴 原産： 日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島 用途： 多年草で、観賞用として植えられています。葉は生乾きのときに芳香があり、秋に淡紫色の花を多くつけます。全草を浴湯料や、利尿・黄疸などに用います。 学名： Eupatorium japonicum Thunb.

植物名辞典

布志波加末

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

布知波加末

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

布知波加麻

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

布知波賀末

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

藤袴

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キクの別称。
キク科キク属の草の総称

藤袴

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

蘭

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

蘭草

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Eupatorium fortunei

季語・季題辞典

藤袴

読み方：フジバカマ（ｆｕｊｉｂａｋａｍａ）

キク科の多年草で、この花色が藤色で、弁の形が筒をなし、袴をはいたようなのでこの名がある

季節 秋

分類 植物

ウィキペディア

フジバカマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/11 04:34 UTC 版)

フジバカマ（藤袴、学名: Eupatorium japonicum）とはキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。秋の七草の1つで、秋に淡紅色の花を咲かせる。中国と朝鮮半島の原産といわれている。他のヒヨドリバナ属と比べると、葉ほとんど無毛でやや光沢があり、縁の鋸歯が深い。