気候区分とは? わかりやすく解説

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きこう‐くぶん【気候区分】


気候区分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 14:19 UTC 版)

気候区分のひとつである、ケッペンの気候区分の地図。

気候区分(きこうくぶん、英語: climate classification)とは、気象観測で得られたデータやその土地の自然・風土などの基準に当てはまる地域を1つの気候区として、地球上または限定した地域をいくつかの気候区に分けることである。広域的な気候を考える上での目安となる。

現在最も広く使われている分類は、ウラジミール・ペーター・ケッペン1923年に発表しその後改良されたケッペンの気候区分である。

ケッペン以外の気候区分も考案されている。1879年に公表されたズーパンドイツ語版英語版[1][2]の気候区分は、年平均気温のみで気候を区分していた。1950年以降はケッペンのような結果としての気候ではなく、気候の成因(原因)から分類する試みが続いている。1950年にはヘルマン・フローンが風系(季節風)を加味した区分(フローンの気候区分)を、同年アリソフは気団や前線帯の位置を生かした区分(アリソフの気候区分)を、1960年にはヘンデルが大気の大循環を考慮に入れた気候区分を[要出典]発表した。

さまざまな気候区分

方法論別

気候区分の方法論別に見た区分と、その例を示す。

経験論的区分

植生などの気候によって異なる要素に着目し、その違いによって区分する方法。

動気候学的区分

気候因子の状態や地域的特徴をもとに区分する方法。

静気候学的区分

気候要素ごとに区分を行い最後にそれぞれを重ねあわせ、総合的に判断し区分する方法。

このほか、生気候と呼ばれる要素による区分がある。

脚注

  1. ^ ズーパン』 - コトバンク
  2. ^ アレキサンダー ズーパン』 - コトバンク

関連項目

外部リンク


気候区分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:15 UTC 版)

スペインの地理」の記事における「気候区分」の解説

スペイン大陸部バレアレス諸島温帯属しており、大西洋沿岸部のみは西岸海洋性気候(CfB)に、その他は地中海性気候(Cs)に含まれる南東部アリカンテ県からアルメリア県にかけての地域は、ヨーロッパで珍しく砂漠気候(BW)である。亜熱帯カナリア諸島大陸部中でもエブロ川中流域ステップ気候(BS)に含まれるイベリア半島大部分暑く乾燥した夏季特徴としている。内陸部では冬季気候厳しくカスティーリャ地方気候指して9か月の冬と3か月地獄」と呼ぶことがある

※この「気候区分」の解説は、「スペインの地理」の解説の一部です。
「気候区分」を含む「スペインの地理」の記事については、「スペインの地理」の概要を参照ください。

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