楢俣川とは? わかりやすく解説

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楢俣川

読み方:ナラマタガワ(naramatagawa)

所在 群馬県

水系 利根川水系

等級 1級


楢俣川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 09:04 UTC 版)

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楢俣川
楢俣川に建設された奈良俣ダム
水系 一級水系 利根川
種別 一級河川
延長 15 km
流域面積 111.9 km²
水源 赤倉岳・スズヶ峰
河口・合流先 利根川(洞元湖
流路 群馬県利根郡みなかみ町
流域 群馬県利根郡みなかみ町
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楢俣川(ならまたがわ)は、群馬県利根郡みなかみ町を流れるで、利根川水系一級河川[1]

地理

みなかみ町にそびえる赤倉岳およびスズヶ岳の面を水源とし、南へと流れ、利根川に合流する[1]。延長15キロメートル流域面積111.9平方キロメートル、そのすべてがみなかみ町に属する[1]。流路の途中には水資源機構奈良俣ダム(ならまた湖)があり、また利根川への合流点は洞元湖と呼ばれる人造湖である[1][2]。洞元湖は東京電力発電用ダムである須田貝ダム(旧称・楢俣ダム)によって形成される人造湖であり、その湖名は洞元の滝にちなむ[3]

治水

奈良俣ダム地点における計画高水流量を370立方メートル毎秒とし、うち360立方メートル毎秒を奈良俣ダムにて洪水調節を行う[2]。また、他の利根川上流ダム群と連携して、利根川の流水の正常な機能の維持を図る[2]

水力発電

多目的ダムである奈良俣ダムでは群馬県企業局による水力発電が行われており、奈良俣発電所にて最大1万2,800キロワット電力を発生する[4]。また、利根川への合流点である須田貝ダムでは、東京電力の須田貝発電所にて最大4万6,200キロワットの電力を発生するほか[5]、同社の揚水発電所・矢木沢発電所の下池としても利用され、上池・矢木沢ダムとの間で水を往来させ、最大24万キロワットの電力を発生する[6][7]

支流

河川施設

利根川水系楢俣川のダム[2][8]
高さはm、総貯水容量は1,000m3
本流
一次支流
二次支流 河川施設 型式 高さ 総貯水容量 事業者 完成年 備考
楢俣川 奈良俣ダム ロックフィル 158 90,000 水資源機構 1991 ダム湖百選
楢俣川 湯ノ小屋沢川 湯ノ小屋沢川取水堰 ゴム引布製起伏堰 - - 水資源機構

並行する交通

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 伊丹宏「楢俣川」『群馬県百科事典』703ページ。
  2. ^ a b c d e 奈良俣ダムパンフレット』より(2015/07/26閲覧)。
  3. ^ ダム便覧 須田貝ダム」より(2015年7月26日閲覧)。
  4. ^ 水力発電所データベース 奈良俣」より(2015年7月26日閲覧)。
  5. ^ 水力発電所データベース 須田貝」より(2015年7月26日閲覧)。
  6. ^ 水力発電所データベース 矢木沢」より(2015年7月26日閲覧)。
  7. ^ ダム便覧 矢木沢ダム」より(2015年7月26日閲覧)。
  8. ^ ダム便覧 奈良俣ダム」より(2015年7月26日閲覧)。

参考文献

外部リンク



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