日本のロックフィルダム
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「ロックフィルダム」の記事における「日本のロックフィルダム」の解説
日本にあるロックフィルダムについては日本のロックフィルダム一覧を参照 日本では戦後に入って本格的なダム建設が進められた。1947年(昭和22年)の石淵ダム(岩手県・胆沢川)の建設着手が日本におけるロックフィルダム建設の黎明であり、小渕ダム(岐阜県・久々利川)の完成で建設の歴史が始まった。だが当初は洪水処理・設計理論など技術的に安全性(特に地震)への懸念が払拭されていなかったこと、大量の岩石を採取・運搬するノウハウがなかったことなどからあまり高いダムは建設されていなかった。しかし、技術的な進歩やコンクリートダムの建設地点が減少したことなどから1970年代以降盛んに建設されるようになり、日本の全ダムで二番目に高い高瀬ダム(176.0 m 、高瀬川・長野県)のような大ダムが数多く建設された。ダム本体の体積においては、上位3ダム全てがロックフィルダムである。現在でも多くの地点で建設が進められている。 順位所在地水系河川ダム堤高総貯水容量管理者完成年(m)(千m3)1 20長野県 しなの/信濃川 たかせ/高瀬川 たかせ/高瀬ダム 176.0 76,200 (4-電力)東京電力 1979 2 21岐阜県 きそ/木曽川 いび/揖斐川 とくやま/徳山ダム 161.0 660,000 (2-独法)水資源機構 2008 3 10群馬県 とね/利根川 ならまた/楢俣川 ならまた/奈良俣ダム 158.0 90,000 (2-独法)水資源機構 1991 4 17石川県 てどり/手取川 てどり/手取川 てどり/手取川ダム 153.0 231,000 (1-国)国土交通省電源開発石川県 1979 5 20長野県 きそ/木曽川 きそ/木曽川 みそがわ/味噌川ダム 140.0 61,000 (2-独法)水資源機構 1996 6 40福岡県 ちくご/筑後川 こいしわら/小石原川 こいしわら/小石原川ダム 139.0 40,000 (2-独法)水資源機構 2020建設中(2020予定) 7 20長野県 しなの/信濃川 みなみあいき/南相木川 みなみあいき/南相木ダム 136.0 19,170 (4-電力)東京電力 2005 8 03岩手県 きたかみ/北上川 いさわ/胆沢川 いさわ/胆沢ダム 132.0 143,000 (1-国)国土交通省 2013 9 21岐阜県 しょう/庄川 しょう/庄川 みぼろ/御母衣ダム 131.0 370,000 (5-電源開発)電源開発 1961 10(参考) 25滋賀県 よど/淀川 たかとき/高時川 にう/丹生ダム 145.0 150,000 (2-独法)水資源機構 建設中止 徳山ダム(揖斐川)高さ 161 m 奈良俣ダム(楢俣川)高さ 158 m 手取川ダム(手取川)高さ 153 m 味噌川ダム(木曽川)高さ 140 m 南相木ダム(南相木川)高さ 136 m 胆沢ダム(胆沢川)高さ 132 m 御母衣ダム(庄川)高さ 131 m 九頭竜ダム(九頭竜川)高さ 128 m 岩屋ダム(馬瀬川)高さ 127.5 m 七倉ダム(高瀬川)高さ 125 m 高見ダム(静内川)高さ 120 m 三国川ダム(三国川)高さ 119.5 m 玉原ダム(発知川)高さ 116 m 魚梁瀬ダム(奈半利川)高さ 115 m 寒河江ダム(寒河江川)高さ 112 m
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