福岡堰
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疏水の概要 |
■疏水の所在 谷和原村を中心とする3,090ha ■所在地域の概要 茨城県南部の利根川水系一級河川小貝川の末流域に位置している、平地農村地帯である。気候は太平洋岸気候に属し、夏期に雨が多く、冬季には通称筑波風と呼ばれる季節風が強く吹き降雪は少ない。地区の大部分は水田地帯である。 地区の中央を常磐自動車道が横断しており、谷和原インターを経て東京まで50km圏内にあり、最近は常磐新線(つくばエクスプレス)の開業もあり、周辺環境の変化は著しい。 ■疏水の概要・特徴 茨城県南部、小貝川下流左岸に広がる水田3,000haのかんがい用施設、福岡堰頭首工から元圦樋管まで1.7kmの導水路は県内でも有数の桜の名所として大勢の観光客が訪れ賑わいをみせている。 この水路は今から380年ほどまえ、関東郡代伊奈半十郎忠治公の手によって、谷原三万石の新田開発に伴い造られた歴史ある水路である。 |
福岡堰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 10:09 UTC 版)

福岡堰(ふくおかぜき)は、つくばみらい市北山にある小貝川にかかる堰。岡堰、豊田堰とともに関東三大堰の一つに数えられる。また、福岡堰さくら公園についてもここで取り上げる。
概要
元和年間の新田開発に伴い、1625年(寛永2年)に関東郡代伊奈忠治により、灌漑用水として建設された堰である。当初は山田沼堰と呼ばれ、1722年(享保7年)に福岡地内(現在の北山)に改設し、福岡堰となった。 1886年(明治19年)に木造、1923年(大正12年)に鉄筋コンクリートに改築し、小貝川の流量増大と老朽化のため、1971年(昭和46年)に再度改築。貯水量は275万tで、現在も下流域の水田の用水源となっている。
小貝川と堰の間を流れる用水の堤には、1.8km、約550本もの桜(ソメイヨシノ)が並び、桜の名所となっており、遊歩道や多目的広場が整備され、2006年(平成18年)3月には「福岡堰さくら公園」も整備されている。 2006年(平成18年)には農林水産省による疏水百選に選ばれた。
福岡堰さくら公園
福岡堰さくら公園 | |
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![]() 福岡堰さくら公園(噴水遊具) | |
分類 | 近隣公園 |
所在地 | |
設備・遊具 |
なかよし橋 水のモニュメント 藤棚の四阿 桜と風のモニュメント 四阿 ジャブジャブ池 展望台 大型遊具 |
駐車場 | 普通60台・大型2台、駐輪場80台 |
福岡堰を中心とした水辺環境整備の一環として、福岡堰周辺の昔ながらの景観を活かしつつ、生態系に配慮した「水と緑のふれあい空間」として、人々が集い、憩うことのできる公園として整備された。桜類が153本、アヤメ類が300m2の植栽がある。
交通
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスみらい平駅より、コミュニティバス「みらい号」北西ルート「福岡寺前」、もしくは「水門」下車、徒歩20分。
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスみどりの駅よりバス、「福岡寺前」もしくは「水門」下車、徒歩20分。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、福岡堰さくら公園に関するカテゴリがあります。
- 福岡堰(つくばみらい市観光協会)
固有名詞の分類
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