かがく‐ひりょう〔クワガクヒレウ〕【化学肥料】
化学肥料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 18:29 UTC 版)
矗昶が積極的に電源開発を行った結果、東信電気の発電量が余るようになってしまった。そこで昭和3年(1928年)に東信電気と東京電燈が共同出資で昭和肥料株式会社(資本金1000万円)を設立し、硫安と石灰窒素を製造することになった。会長は東京電燈社長の若尾璋八、社長は鈴木で、矗昶は専務となった。石灰窒素はすぐ安価に大量生産することができたが、当時最大手の電気化学工業が問屋に圧力をかけたため販売は芳しくなかった。たまたま夜行列車で知り合った全国購買組合連合会の千石興太郎と意気投合し、農村の購買組合に直接石灰窒素を卸して値段を安くする契約を結んだ。一方硫安については特許契約の調査のため常務の高橋保らが南満州鉄道のヨーロッパ派遣団に加わったが、その中にいた東京工業試験所の技師から実用化はされていないが国産の特許があることを知らされた。矗昶はそれまでの経験から国産主義者であったので、国産の特許、国産の機械で硫安を製造するという高橋のアイデアを支持してこれを進め、昭和6年(1931年)3月29日に初の国産硫安の製造に成功した。折しも長らく矗昶を信頼し庇護してきた鈴木三郎助が他界した日であった。国産硫安も全国購買組合連合会を通して流通させた。
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「化学肥料」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は化学肥料を芝生に噴霧した
- 化学肥料の使い過ぎで土壌がやせた。
- 過燐酸肥料は有用な化学肥料である。
- それは化学肥料よりも安い。
- 化学肥料や有機肥料を施して肥沃にすること
- 化学肥料
- 化学肥料の上にかけその上に種を蒔くようにした土
- 生で食べられるように化学肥料だけを使用する作物栽培法
- 溶成燐肥という化学肥料
- 化学肥料を多く投与して行う農業
- 有機質農産物という,化学肥料と農薬を最小限にして作った農産物
- 佐渡市の農家は,国の天然記念物であるトキと共生するため,少ない農薬や化学肥料で米を栽培している。
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