常陸川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 14:35 UTC 版)
常陸川(ひたちがわ)は、下総国内を東に流れ香取海[1]に注いでいた河川である。ほぼ現在の利根川の関宿(千葉県野田市)・境町(茨城県猿島郡)より下流部に当たる。
- ^ 香取海は常陸国と下総国の境を成していて、銚子へ向かう現在の利根川下流部に当たる。
- ^ 柏市の布施弁天は、藺沼に南から突き出したほぼ半島状の地形に作られた。
- ^ 長井戸沼のすぐ西の古河市南部の釈迦沼(女沼川)・水海沼も常陸川の流頭部となっていた。それらのすぐ西に大山沼があるが、その間が常陸川と思川(渡良瀬川・中川)、後には利根川、との分水嶺をなしていた(遠藤ほか、「関東平野の沖積層とその基底地形」、日本大学文理学部研究紀要、No. 23、pp. 37-48、1988)。この分水嶺上に北へ向かう鎌倉街道が通っていた。
- ^ 大河原ほか、「利根川・鬼怒川の瀬替えによる利根川中流低地の地形環境変化」、筑波大学水理実験センター報告、No. 16,pp. 79-91、1992。
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