イヌタデとは? わかりやすく解説

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いぬ‐たで【犬×蓼】

読み方:いぬたで

タデ科一年草道端などに自生。高さ2040センチ紅紫色を帯びる。細長い楕円形両端がとがり、縁や裏の脈上に毛がある。夏から秋に、紅紫色の小花穂状につける。あかのまま。あかのまんまあかまんま。《 花=秋》「—の花くふ馬の煙/子規

犬蓼の画像

以奴多天

読み方:イヌタデ(inutade)

タデ科一年草園芸植物薬用植物


イヌタデ

作者潮田久子

収載図書コンポジション45―花の浮き橋
出版社日本文学館
刊行年月2007.1


以奴多天

読み方:イヌタデ(inutade)

タデ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Polygonum longisetum


犬蓼

読み方:イヌタデ(inutade)

タデ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Polygonum longisetum


犬蓼

読み方:イヌタデ(inutade)

大毛蓼別称


犬蓼

読み方:イヌタデ(inutade)

いたるところ自生しているタデ科一年草で、花は紅紫色の穂になって咲き花びらのない、だけの花

季節

分類 植物


犬蓼

読み方:イヌタデ(inutade)

作者 斎藤緑雨

初出 明治23年

ジャンル 小説


イヌタデ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 15:42 UTC 版)

イヌタデ
Polygonum longisetum
(2006年11月、和歌山県田辺市
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: タデ科 Polygonaceae
亜科 : ミチヤナギ亜科 Polygonoideae
: Persicarieae
亜連 : Persicariinae
: イヌタデ属 Persicaria
: イヌタデ P. longiseta
学名
Persicaria longiseta
(Bruijn) Kitag.[1]
シノニム
  • Persicaria blumei (Meisn.) H.Gross
  • Polygonum blumei Meisn.
  • Polygonum caespitsum Blume var. longisetum (Bruijn) Steward
  • Polygonum longisetum Bruijn
英名
Creeping Smartweed

イヌタデ(犬蓼、学名: Persicaria longiseta)は、タデ科イヌタデ属一年草道端に普通に見られる雑草である。

和名ヤナギタデに対し、辛味がなくて役に立たないという意味で「イヌタデ」と名付けられた[2]。赤い小さな果実赤飯に見立て、別名アカノマンマともよばれる[3]

形態・生態

アジアの温帯から熱帯に分布し、日本では北海道から、本州四国九州沖縄に分布する[3]。野原や道端、畑などにふつうに生える[2][3]

の基部は横に這い、まっすぐか斜めに傾いて伸び、多く枝分かれして草むらのようになって小さな集団を作る。茎の先はやや立ち、高さは20 - 40cm。茎は円柱形で柔らかくなめらかで、ふつう紅紫色を帯びる[3]

葉は互生で、披針形(ひしんけい)で葉の両端がとがり、葉先に向かってだんだん細くなる。葉縁や裏側の葉脈上に毛が生える[3]。葉がつく茎の周囲には、長さ約8mmの筒状のさやである托葉梢(たくようしょう)があり、さやの縁に緑毛が生える[2]。同じ科のオオイヌタデには葉の根元のさやに毛が生えておらず、見分けることができる[3]

からまでの4月 - 11月にかけて、茎の先端から長さ1 - 5cmの花穂を出し、紅紫色をした小さな花を密につけ、まれに白い花が見られることもある[2][3]。紅紫色の萼片は深く4または5裂し、裂片は倒卵形をしており、花弁はない[2][3]雄しべは8本、花柱は3本ある[3]

花よりも、その後に見られる真っ赤な果実が目立つ。果実は三角状の痩果(そうか)で[3]、果実そのものは卵形で暗褐色をしているが、その外側に赤いをかぶっているので、このように見えるものである[2]

人間との関わり

雑草ではあるが、非常に美しく、画材などとして使われることもある。赤飯を想起させる薄紅色の花「アカノマンマ」は俳句では季語

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Persicaria longiseta (Bruijn) Kitag.” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年10月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 山田孝彦 & 山津京子 2013.
  3. ^ a b c d e f g h i j 内藤俊彦 1995.

参考文献

関連項目

外部リンク


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