大谷磨崖仏とは? わかりやすく解説

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大谷磨崖仏

主名称: 大谷磨崖仏
指定番号 3112
枝番 00
指定年月日 1961.06.30(昭和36.06.30)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数
時代区分 平安鎌倉
年代
検索年代
解説文: 平安鎌倉時代作品

大谷磨崖仏

名称: 大谷磨崖仏
ふりがな おおやまがいぶつ
種別 特別史跡
種別2:
都道府県 栃木県
市区町村 宇都宮市大谷町
管理団体
指定年月日 1926.02.24(大正15.02.24)
指定基準 史3
特別指定年月日 昭和29.03.20
追加指定年月日
解説文: 大谷にあり、御止山称せられる凝灰岩貭の丘陵西南側に存する自然の一大石窟壁面半肉彫されている。
壁面大小四区に分たれ、ほぼ西に面する一区には千手観音像が彫刻されており、現在大谷寺本尊をなすもので、身長4m有する第二区存する像は釈迦像とみなされているもので、千手観音像との中心距離約16.40mの位置にあり、高さ約3.3mの坐像をなし、左右に文珠普賢の二菩薩像配している。第三区の像は薬師といわれるもので、釈迦像との中心距離約6mの位置のやや下方にあり、高さ1.20mの坐像をなし、左右に日光・月光の二菩薩像彫刻されている。第四区の像は阿弥陀像とみなされており、薬師像との中心間隔約6.9mに位し、高さ約3m坐像脇侍として観音勢至の二菩薩像存し上部化仏配され別に観音像の向って右側壁面には数躯の坐像仏体描写され上辺には粘土張りつけ立像仏体一躯が存する
これ等仏像は、粗面の岩貭に施され磨崖仏として優秀な制作示しており且又保存の状態も良好であり、殊に千手観音像・釈迦三尊像岩壁の自然の傾斜面浮彫されて異色ある彫法を示しており、わが国におけるこの種の資料として、臼杵麿崖仏と共に学術上の価値きわめて高い。
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特別史跡:  大坂城跡  大宰府跡  大湯環状列石  大谷磨崖仏  大野城跡  姫路城跡  安土城跡

大谷磨崖仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 02:23 UTC 版)

大谷磨崖仏(おおやまがいぶつ)は、栃木県宇都宮市大谷にある磨崖仏である。千手観音像、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像の4組10体の石心塑像が4区に分かれて彫出されている。このうち千手観音像は、現在大谷寺の本尊である。大谷観音と通称される。


  1. ^ 『図説日本の史跡 5 古代2』(同朋舎出版、1991)、p.285
  2. ^ 昭和36年6月30日文化財保護委員会告示第45号


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