姫路城跡とは? わかりやすく解説

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姫路城跡 (兵庫県)


姫路城跡

名称: 姫路城跡
ふりがな ひめじじょうあと
種別 特別史跡
種別2:
都道府県 兵庫県
市区町村 姫路市本町
管理団体 姫路市(昭5・10・6)
指定年月日 1928.09.20(昭和3.09.20)
指定基準 史2
特別指定年月日 昭和31.11.26
追加指定年月日
解説文: 始め羽柴秀吉がここに城郭を営んだが、慶長5年池田輝政播磨国に封ぜられ、同6年修造の工を起し14年竣功姫路城規模はここに成った以後本多松平榊原酒井等の諸氏が更替して明治維新至ったが、その間本多忠政西ノ丸又は多門増築するところがあった。姫山鷺山からなる丘陵據り、これに麓の低地をとり入れて営まれた城で、北、東、西の三面は急崖をなし、南は稍々なだらかで、両山の間に浅く広い谷を開いている。南を大手、東を搦手とし、西麓沿うて南流する船場川城地の西辺を限っている。
姫山頂上部本丸を置き、その南から西にかけて低く二の丸配しその間山腹階段状に小郭を点綴せしめ、鷺山高所には西ノ丸設ける。この一帶は城の中心部であって、谷をその入口にあてての門を構え、内に三国堀を掘る。この中心部守って姫山東麓から鷺山南麓にかけて低く三ノ丸を、これにつづいて背部山麓沿う帶状の勢隠を設けている。この内部を土塁又は石垣めぐらした略々梯形状の広い中郭を以て包み、更にその外部外郭設けている。本丸北東麓に始まる内堀螺旋状にめぐり、内郭囲み、ついで転じて中堀となって中郭を一周しその間外堀派出する。その構想巧妙である而して三棟の小天守從える五重大天守を始めとして数多、門、塀等は、三ノ丸除いて略々旧態その儘伝えて壮観であり、且つ塁々なる石垣は、堅固な郭の配置巧妙な通路堀の布置相俟って防備の厳重さを示すに十分である。これと共に中郭の土塁石垣、堀等もまた概ね旧観とどめていて、車門、埋門、雕門等の如き枡形形態がよく保存されている。
即ち本城その構成が優秀であるばかりでなく、近世における城郭形態伝え遺跡として稀有のものであり、その価値極めて高い。
S54-6-047姫路城跡.txt: 姫路城跡は、昭和3年9月20日史跡指定ののち、2度追加指定し昭和31年11月26日特別史跡指定
 昭和54年国道2号線改良工事の際発見され中ノ門枡形を形づくる若干個所追加指定し土塁・門枡形以南の中濠跡の部分解除するとともに指定地域境界確定する
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特別史跡:  大湯環状列石  大谷磨崖仏  大野城跡  姫路城跡  安土城跡  小石川後楽園  尖石石器時代遺跡

姫路城跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:27 UTC 版)

姫路城」の記事における「姫路城跡」の解説

史蹟1928年昭和3年9月20日指定史蹟名勝天然紀念物保存法による)。

※この「姫路城跡」の解説は、「姫路城」の解説の一部です。
「姫路城跡」を含む「姫路城」の記事については、「姫路城」の概要を参照ください。

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