長野原草津口駅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > > 日本国有鉄道の鉄道駅 > 長野原草津口駅の意味・解説 

長野原草津口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 15:06 UTC 版)

長野原草津口駅[* 1]
駅舎(2021年7月)
ながのはらくさつぐち
Naganoharakusatsuguchi
川原湯温泉 (5.0 km)
(2.2 km) 群馬大津
群馬県吾妻郡長野原町大字長野原1276
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 吾妻線
キロ程 42.0 km(渋川起点)
電報略号 ナハ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
668人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1945年昭和20年)1月2日
備考 直営駅管理駅
  1. ^ 1991年に長野原駅から改称。
テンプレートを表示
長野原駅
ながのはら
Naganohara
(5.8 km) 太子
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 吾妻線(太子支線)
キロ程 0.0 km(長野原起点)
廃止年月日 1971年(昭和46年)5月1日
備考 1970年(昭和45年)11月1日休止
テンプレートを表示

長野原草津口駅(ながのはらくさつぐちえき)は、群馬県吾妻郡長野原町大字長野原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線である[1]

概要

特急「草津・四万」の発着駅、および長野原町の中心駅で、草津温泉の最寄り駅となっている。

隣の川原湯温泉駅の東方に建設された八ッ場ダムの本体工事に伴い、2014年平成26年)10月1日から岩島駅 - 当駅間のルートが切り替えられた(旧線は吾妻川の左岸を通っていたが、切替により右岸を通るようになった)。当駅は水没地域に含まれず位置も変わらないが、ダム関連工事が進むにつれて従前から駅前にあった施設(建物)が移転し、現在の駅周辺は水没地域の代替地としての開発段階にある。

なお、八ッ場ダム問題に直面する長野原町の生活再建策の一つとして、群馬県とJR東日本は2011年度から長野原草津口駅を改築する方針を固めた。従来の駅舎の西側に新駅舎が建設され、2013年(平成25年)7月27日に新駅舎の完成式典が行われた後、8月1日から新駅舎で業務が開始となった。1階に改札口とホームが設けられ、バス・タクシー乗り場も駅舎に隣接して設けられている。ホームから改札までは、段差を無くしバリアフリー化した。3年計画で総事業費は14 - 15億円[2]

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]で、駅舎は3階建てである。駅構内には留置線が設けられている。2011年6月25日より、新駅舎の建設のため、1番線を行き止まり方式として通路を新設し、駅舎とホームが直接結ばれ跨線橋は撤去された。このため1番線は折り返し専用ホームとなった[* 1]。旧駅舎の2階にあった改札口・自動券売機・売店は新駅舎の地平部分に移設、2階の自動販売機・待合室・コインロッカー・トイレはそのまま存置され、タクシー会社の事務所が入居したが、旧駅舎は2013年度中に解体された。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として川原湯温泉駅 - 大前駅間の各駅を管理している。改札口には簡易Suica改札機が設置されている。2006年みどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月13日をもって営業終了し撤去された。現在は指定席券売機が設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 吾妻線 上り 渋川高崎上野方面[14] 当駅始発
2  
下り 万座・鹿沢口大前方面[14]  

(出典:JR東日本:駅構内図

付記事項
  • 特急「草津・四万」は基本的に1番線から発車する。以前の万座・鹿沢口駅発着の臨時列車は2番線を使用していた。
  • 高崎方面への当駅始発・折り返し列車も基本的に1番線からの発車だが、1番線に特急が停車中の場合は2番線で高崎方面へ折り返す。
  • 夜間滞泊が設定されている。

利用状況

JR東日本によると、2023年度(令和4年度)の1日平均乗車人員668人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 921 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 923 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 917 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 896 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 869 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 850 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 832 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 792 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 794 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 743 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 691 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 645 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 682 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 684 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 714 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 740 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 760 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 755 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 762 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 741 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 465 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 550 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 680 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 668 [利用客数 1]

駅周辺

吾妻川沿いにある駅の1つで、近隣に集落がある。対岸を結ぶ橋として長野原駅前大橋が架けられており、それを渡ると町役場を経て国道145号に至る。

温泉地・観光地

バス路線

バスターミナル(2015年11月)
備考

バスターミナルは駅舎から連絡通路で直結されていたが(旧駅舎写真の裏手にある)、2011年(平成23年)6月25日に駅舎改築工事が始まり、連絡通路は2階の待合室とトイレ、自販機コーナーを結ぶ通路となった。2階にはタクシー会社の事務所も入居した。同工事を行う前は駅の外へ出る通路よりも幅が広く、バスターミナルとほぼ一体化されていた。これは、鉄道 - バス(志賀草津高原線)の連携体制をサポートするための構造であった。新駅舎は2013年(平成25年)7月に完成し、同年8月1日から供用が開始された。この工事に伴い、バスのりばとタクシーのりばの位置変更が行われた。なお、バスターミナルとタクシーのりばまでは改札から段差を無くしたバリアフリー構造の通路で結ばれている。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
吾妻線
川原湯温泉駅 - 長野原草津口駅 - 群馬大津駅

廃止路線

日本国有鉄道
吾妻線(太子支線)
長野原駅 - 太子駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 同様に単線区間で片方の乗り場が両側に通じているが片方は行き止まりになっているため折り返し専用の駅はほかには、JR東日本横須賀線横須賀駅JR九州大村線ハウステンボス駅近鉄生駒線東山駅の他、かつてのJR北海道札沼線北海道医療大学駅JR西日本片町線同志社前駅南海和歌山港線和歌山港駅などが存在する。

出典

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、24頁。 
  2. ^ 長野原草津口駅を改築へ・県とJR(47NEWS 2011年2月2日)
  3. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、457頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “吾妻線 長野原-大前間が開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1971年3月9日) 
  5. ^ “長野原橋上新駅舎が完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1971年3月31日) 
  6. ^ “吾妻線長野原など2駅改称 JR高崎支社12月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1991年9月21日) 
  7. ^ “JR高崎支社 14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日) 
  8. ^ Kaeruくんが指定席券売機に変更になります。券売機変更のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2014年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
  9. ^ 「長野原草津口駅の新駅舎完成祝う 来月1日に利用開始」『朝日新聞』2013年7月28日33面(群馬)。
  10. ^ 吾妻線にSuicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2014年5月26日。オリジナルの2019年6月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190629084454/https://www.jreast.co.jp/press/2014/20140513.pdf2020年5月24日閲覧 
  11. ^ 「長野原・草津・六合ステーション」 オープン!”. 長野原町. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  12. ^ 長野原・草津・六合ステーションOPEN!”. 草津スカイランドホテル (2015年8月8日). 2023年11月10日閲覧。
  13. ^ 「西吾妻 観光の玄関口 長野原に「ステーション」」『上毛新聞』2015年8月3日。
  14. ^ a b 駅構内図(長野原草津口駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月24日閲覧。
  15. ^ a b 長野原・草津・六合ステーション”. 長野原町. 2023年11月10日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。

関連項目

外部リンク


長野原草津口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 15:27 UTC 版)

志賀草津高原線」の記事における「長野原草津口駅」の解説

長野原支店は長野原草津口駅からおよそ5分のところにあり、支店駅構内バスプールでは臨時便用の車両があらかじめ待機している。また、列車到着した時点で、駅前バスターミナルには既に2 - 3台のバス待機している。 列車到着すると、乗換え客の人数見て駅前待機しているバスだけでは不足していると思われる場合直ち支店続行便の手がされるまた、続行便全て急行便運行されるため、各停便急行便同時発車場合観光客については急行便への誘導が行われる(地元客は誘導しなくても各停便乗りこんでいる)。また、白根火山方面へ行く便の場合草津温泉までの観光客続行便誘導されるこのため白根火山方面続行便並んだバス先頭改札口から遠い位置)に近い乗り場にいる場合が多い。待機しているバス全て乗客埋まった頃には、車庫から臨時便バス到着し乗客乗せることになる。バス乗車待っている観光客がいなくなるまで、続行便手配続けられる長野原草津口のバスホームの通常の使用状況は、改札口に近い順から 【1番線草津温泉各停便JR) 【2番線草津温泉急行便JR) 【3番線草津温泉白根火山急行便JR) 【4番線北軽井沢行(草軽交通) 【5番線花敷温泉野反湖行 ※2007年3月31日廃止され鹿沢線JRバス万座・鹿沢口駅行き学校授業ある日にのみ運行)は3番線使用していた。 となっているが、続行便臨時便増発されるときはこの限りではなく全ての乗り場草津温泉急行便で埋まることも珍しくない。 なお、車内での運賃収受簡素化のため、長野原草津口駅バス乗り場には、草津温泉駅までの専用自動券売機が3台設置されている。

※この「長野原草津口駅」の解説は、「志賀草津高原線」の解説の一部です。
「長野原草津口駅」を含む「志賀草津高原線」の記事については、「志賀草津高原線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「長野原草津口駅」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「長野原草津口駅」の関連用語

長野原草津口駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



長野原草津口駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの長野原草津口駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの志賀草津高原線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS